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第1章真実の中身
夢の中でのプロポーズ
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彼女が控え室を去った後、自分は、5時間目が自習なので
サボって保健室のベットで横になっていた
時計の針の刺す音が心地よく、眠気を誘い、いつのまにか、また、公園で見知らぬ女子高校生とキャッチボールをしている夢を見ていた、
しかし今回の夢は少し違っていた、
いつも通り、キャッチボールをしながら、会話をする夢だったが、女子高生が投げたボールが小学生の
自分の真上に通過し、公園のすぐ側にある、
草村まで転がった、それを自分は、「おねぇちゃんしっかり投げてよ」と言い残し、探しに行った、それに対し、女子高生は、「ごめんね、」
申し訳無さそうに謝り、自分と一緒にボールを探しに行った…
「せっかくの買ったばかりのボールなのになぁ~古いやつを使えば良かった」
「本当にごめんね、弁償しようか?」
「いや…そこまでしなくてもいいよ」
「ダメだよ…私が100%悪いんだから」
彼女は本当に申し訳ない表情で言った
「弁償しなくてもいいよ.....その代わり、もしボールが見つからなった代わりにお願いがあるんだ」
「え?なに?.....」
自分は、彼女にある条件を提示しようとしていた、それは、…「もし僕がプロ野球選手になったら、お嫁さんになってほしい」
「え?.....」
いきなりのプロポーズ.....まさか小学生が高校生に告白されるとは思ってなかったらだろう
当然相手にされてないこともわかっている、しかし、彼女に、この思いを伝えずにはいられない、
ダメ元でつい口に出してしまった.....
夢の中の自分は相当な、おませさんだ。だが、彼女の存在はひと際輝いており、顔こそはっきりは見えないが
すべてを包む、包容力、体から湧き出る透明感を見ているうちに、惹かれていったのかもしれない.....
「香川君、それ本気でいってるの?」
彼女は真剣な眼差しで自分に問いかえた
「本気だよ...」
自分は後にも先にも引けず彼女の質問に答えた
「そうだろうね、顔が真っ赤だし」
「うるさい.....からかってるだろ」
恥ずかしさで喋るのが精一杯だったが彼女は僕の顔をずっと見てくることに耐え切れず
下を向いて、なんとかこの場から逃げたい気持ちだったが、
まるですべて筒抜けと言わんばかりに、自分を見つめてくる
「でもよく言おうとおもったね、告白されたことは、あるけどプロポーズはされたことは、ないからびっくりした
よく言えたね、えらいえらい、よしよし」とまるで担任の先生みたいに褒め、自分の頭を撫でた
「じゃあ、勇気を出して私にプロポーズしてくれた才君にご褒美をあげる」
そういって彼女はほっぺたにキスをし、そのまま自分を抱き寄せて、つぶやくように言った
「ねぇ、もう一回聞くけど本当に好きなの?」
夏の暑さに負けず自分の体内の温度はみるみる上がっていき、制御できない状態だった
おもけに心臓もいつ破裂しそうで、脈拍数が段々と早くなるのが伝わってくる、
野球に例えると9回裏、ツウアウト、満塁の場面より、緊張しているのかもしれない、
自分は「うん」としか言えず.....どうすればいいかわからなかった
そうして夢は、ここで終了し、自分は現実世界に戻され、
ふと目を覚ますと、保健室の職員である、南が自分を起こす声が聞こえた
「ねえ香川君、チャイムなったよ、6時間目は、普通の授業なんでしょ?」
「あ.....そうか、じゃぁ、そろそろいきますか」
そう言って自分は、ベットから起き上がった
「またあの夢か…」少し呟いた
「え?どうかした?」南は聴きしてくるが
説明するのがめんどくさかったので「いや、なんでもない…ありがとうね南ちゃん、寝かしてもらって」
「別にいいけど…香川君の寝言が大きくて
笑ちゃった」
「まじで?どんなこと言ってた?」
「お嫁さんになってくださいって言ってた」
ゲラゲラ笑いながら言った
「うゎぁーくそ恥ずかしいんだけど」
「でしょうね、内緒しててあげるから安心して、」
「俺そんなこと言ってたんだ…」
「どんな夢を見てたの?」
「忘れた…」
「ふーんそうなんだ…でもいい夢には違いないね」
「そうだね、すごい気持ちよく寝れたし、
なんか懐かしかった」
「懐かしい夢ねぇ~」
「うん…覚えてないけどね、でもまぁよく寝れたし、なんかわからんけどやる気湧いてきた、ほんじゃ、また来るわ南ちゃん」
「うん、あんまり無理しないようにね」
「わかった、ありがとう…」
そう言って勢いよく6時間目に向かった、
夢から覚めた瞬間から内容覚えない、
しかし、懐かしさとキュンとした思いが微かに残っていた…
サボって保健室のベットで横になっていた
時計の針の刺す音が心地よく、眠気を誘い、いつのまにか、また、公園で見知らぬ女子高校生とキャッチボールをしている夢を見ていた、
しかし今回の夢は少し違っていた、
いつも通り、キャッチボールをしながら、会話をする夢だったが、女子高生が投げたボールが小学生の
自分の真上に通過し、公園のすぐ側にある、
草村まで転がった、それを自分は、「おねぇちゃんしっかり投げてよ」と言い残し、探しに行った、それに対し、女子高生は、「ごめんね、」
申し訳無さそうに謝り、自分と一緒にボールを探しに行った…
「せっかくの買ったばかりのボールなのになぁ~古いやつを使えば良かった」
「本当にごめんね、弁償しようか?」
「いや…そこまでしなくてもいいよ」
「ダメだよ…私が100%悪いんだから」
彼女は本当に申し訳ない表情で言った
「弁償しなくてもいいよ.....その代わり、もしボールが見つからなった代わりにお願いがあるんだ」
「え?なに?.....」
自分は、彼女にある条件を提示しようとしていた、それは、…「もし僕がプロ野球選手になったら、お嫁さんになってほしい」
「え?.....」
いきなりのプロポーズ.....まさか小学生が高校生に告白されるとは思ってなかったらだろう
当然相手にされてないこともわかっている、しかし、彼女に、この思いを伝えずにはいられない、
ダメ元でつい口に出してしまった.....
夢の中の自分は相当な、おませさんだ。だが、彼女の存在はひと際輝いており、顔こそはっきりは見えないが
すべてを包む、包容力、体から湧き出る透明感を見ているうちに、惹かれていったのかもしれない.....
「香川君、それ本気でいってるの?」
彼女は真剣な眼差しで自分に問いかえた
「本気だよ...」
自分は後にも先にも引けず彼女の質問に答えた
「そうだろうね、顔が真っ赤だし」
「うるさい.....からかってるだろ」
恥ずかしさで喋るのが精一杯だったが彼女は僕の顔をずっと見てくることに耐え切れず
下を向いて、なんとかこの場から逃げたい気持ちだったが、
まるですべて筒抜けと言わんばかりに、自分を見つめてくる
「でもよく言おうとおもったね、告白されたことは、あるけどプロポーズはされたことは、ないからびっくりした
よく言えたね、えらいえらい、よしよし」とまるで担任の先生みたいに褒め、自分の頭を撫でた
「じゃあ、勇気を出して私にプロポーズしてくれた才君にご褒美をあげる」
そういって彼女はほっぺたにキスをし、そのまま自分を抱き寄せて、つぶやくように言った
「ねぇ、もう一回聞くけど本当に好きなの?」
夏の暑さに負けず自分の体内の温度はみるみる上がっていき、制御できない状態だった
おもけに心臓もいつ破裂しそうで、脈拍数が段々と早くなるのが伝わってくる、
野球に例えると9回裏、ツウアウト、満塁の場面より、緊張しているのかもしれない、
自分は「うん」としか言えず.....どうすればいいかわからなかった
そうして夢は、ここで終了し、自分は現実世界に戻され、
ふと目を覚ますと、保健室の職員である、南が自分を起こす声が聞こえた
「ねえ香川君、チャイムなったよ、6時間目は、普通の授業なんでしょ?」
「あ.....そうか、じゃぁ、そろそろいきますか」
そう言って自分は、ベットから起き上がった
「またあの夢か…」少し呟いた
「え?どうかした?」南は聴きしてくるが
説明するのがめんどくさかったので「いや、なんでもない…ありがとうね南ちゃん、寝かしてもらって」
「別にいいけど…香川君の寝言が大きくて
笑ちゃった」
「まじで?どんなこと言ってた?」
「お嫁さんになってくださいって言ってた」
ゲラゲラ笑いながら言った
「うゎぁーくそ恥ずかしいんだけど」
「でしょうね、内緒しててあげるから安心して、」
「俺そんなこと言ってたんだ…」
「どんな夢を見てたの?」
「忘れた…」
「ふーんそうなんだ…でもいい夢には違いないね」
「そうだね、すごい気持ちよく寝れたし、
なんか懐かしかった」
「懐かしい夢ねぇ~」
「うん…覚えてないけどね、でもまぁよく寝れたし、なんかわからんけどやる気湧いてきた、ほんじゃ、また来るわ南ちゃん」
「うん、あんまり無理しないようにね」
「わかった、ありがとう…」
そう言って勢いよく6時間目に向かった、
夢から覚めた瞬間から内容覚えない、
しかし、懐かしさとキュンとした思いが微かに残っていた…
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