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最後の一週間

過去と向き合う時

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およそ40分で到着したポツダム。
1945年のポツダム会談が行われた、ユングフェルン湖のほとりの緑の中に建つツェツィーリエンホーフ宮殿。
後期バロック様式の堂々とした外観が特徴で、迎賓館として使われたという、18世紀に建築された新宮殿には、貝殻の部屋、大理石の間など400もの部屋があった。
古都に広がる美しい庭園と、点在する歴史的な美しい建造物の数々は、確かに見応えのあるものだった。でも、出がけのことが気になって、観光に集中することが出来ず、いろんな説明を聞いてもどこか上の空になってしまう。
丁寧に歴史のことや建造物に関する謂れを説明してくれるアントーニオに申し訳ないと思いながらも、どうしても落ち着いて話に耳を傾ける事が出来なかった。
ポツダムで一番人気のあるという、Restaurant Arlecchinで昼食。私はワイルドサーモンとニョッキ、アントーニオはカレイのパプリカソース添えを注文し、デザートも勧められたがコーヒーだけをいただいた。本当はせめて自分の分くらいは払いたかったのだが、案の定、カードで支払われてしまって、奢ってもらう結果になる。心の中でそれを激しく後悔したものの、この状況ではどうしようもないと諦め、お礼を述べておく。
食後は、フリードリヒ大王の愛したという、世界遺産に登録されたサンスーシー宮殿を見た。目の前に広がる葡萄の段々畑の庭園は、広さ約290万平方米ととてつもない広さを誇る。しばらくその広大な庭を散策しながら、アントーニオの仕事の話などを聞いた。
3時過ぎて、大体見尽くした感じになったなと思った時、アントーニオが、これから他の所へ案内したいので、夕食まで一緒にどうかと聞いたが、もう歩き疲れたということを理由に断る。
実際、連日のイベントで疲れが溜まっていたのは事実だし、思ったより歩いたので体力も消耗していた。
アントーニオは残念そうだったが、紳士らしく、ごり押しすることはなく、車は帰路につく。そして、私が車を降りる時も、助手席のドアを開けてくれてエスコートしてくれる。別れ際に軽く肩を抱かれ、彼は、次の東京出張の際に連絡をするからと一言残し、静かに私の前を去って行った。


ポルシェを見送った後、私はほっとした思いで柵を開け、アパートの敷地内に入った。
後で、今日のことを蓮美ちゃんに報告しなくてはならないのだが、一体どういう風に説明したらいいのだろう。
私の中で、もう、答えは出ている。
いや、多分、ポツダムへ出発する時点で心は決まっていた。
東京出張に来る時は連絡をよこすと言われたけれど、きっと、二度と会うことはない。
彼は本物の紳士みたいだったし、知的で大人っぽく、凡人の私なんかがケチをつけるに値しない、社会的にも認められた立派な人だろう。でも、私が居心地がいい相手ではなかった。付き合うなら、まずは居心地の良さだろう。常に緊張してしまうような相手では、本当の自分をさらけ出すことも出来ないし。
それに、やっぱりヴィクターが私を止めようとしたくらいだから、何かしら他にも彼と関わらないほうがいい理由があるはずだ。
そんな簡単に他人の判断を信じていいのかと言われそうな気もするが、会って数時間のアントーニオより、ヴィクターのほうが実際に友人として共有した時間が長い。例え、そのヴィクターのことさえ1週間も知らないとはいえ、彼とアントーニオのどちらを信用するか決めるとしたら、当然、前者のほうだろう。
それに、ヴィクターにはすでに何回も、危ない所を助けてもらっている。
そんなことを考えながら階段を上って行くと、部屋の扉に、白いポストイットが貼付けてあったので、手に取って読んでみる。それは、ヴィクターからのメモ書きで、夕方までは近くのカフェに居るということと、拾ったストールのことを書いてあった。
私はそのメモをポケットに突っ込むと、手に持っていた鍵をもう一度バッグに戻し、今、上って来たばかりの階段を下り始める。
私も、ヴィクターには聞きたいことがある。
弁護士を辞めた理由。
それは、私には全く無関係なことだけど……
そして、どうしてアントーニオに対してあれほどネガティブなのか。
気になる事は早めに回答を聞いておきたい。
知らず知らずの間に何故か早足で歩いている自分に気がついた。別に、一刻一秒を争うことでもないのに、と自分に言い聞かせ、歩調を元に戻す。
カフェに入ると、いつものおじさんが私を見て笑顔で手をあげた。
「こんにちは」
私はカウンターに近寄りながら、辺りをぐるりと見渡し、ヴィクターの姿を探してみる。日曜日の午後のせいか、今日は割と込んでおり、殆どの席が埋まっていて、ぱっと見た所、ヴィクターの姿は見当たらない。
おかしいなと思って目を凝らしてもう一度、辺りを見渡していると、おじさんが奥のほうを指差した。
「ヴィクターは、一番奥の隅にいるよ」
「あ、そうですか」
やっぱり居たのかとほっとして、早速また、ハイス・シトローネを注文する。
「気に入ってくれたんだね」
おじさんが嬉しそうにウインクしながら、熱々の湯気が立つ、ガラスのカップを白いソーサーに乗せ、そっと私のほうへ寄せてくれた。とろりとした奇麗な淡いレモン色が美しい。
そっとソーサーを持ち上げて、私は笑顔でおじさんに答えた。
「体も心も温まって、毎日飲みたいくらい」
「それは、ありがとう」
おじさんが嬉しそうに微笑むと、カウンターの側にあったクッキーの陳列ケースから、1枚のチョコレートクッキーを取り出すと、私の持っているソーサーの上に置いた。
「特別な子には、特別扱いするのがここのポリシーなんだよ」
お茶目にそう言って、しーっと指で声を潜めたおじさんに、嬉しくなって、小さい声でお礼を言った。
熱々の飲み物をこぼさないように、ゆっくりと気をつけて歩きながら、急に寂しくなってくる。この街の人は、いつでもこうして行きつけのお気に入りのカフェに行ける。でも、私は、あと1週間でこの街から離れてしまう。
また、旅行で来ればいいことだけど、せっかく見つけたお気に入りのカフェが、地球の反対側になってしまうなんて残念でならない。
おじさんに言われたように、席の合間を縫って奥のほうへ行くと、大きなプランターの鉢植えの影に隠れたところに、ワインレッドのストールが目についた。私のストールがかけてあるカウチの反対側にヴィクターの姿が見えて、声をかけようとしてふと、立ち止まる。
ヴィクターはラップトップを開いて何かすごいスピードでタイピングしていて、テーブルの上には何冊か分厚い本が置いてあった。なにか、重要な仕事をしているような殺気立った雰囲気を感じ、近づくのを躊躇いしばらく立っていると、ヴィクターの指が止まり、彼が表をあげ私を見た。
「リオ、こっち」
いつもの笑顔で手を挙げたので、ほっとして頷き、私のストールがかけてある席の前に飲み物を置いた。私がカウチに腰掛けるのと同時に、ヴィクターはラップトップを閉じる。
「仕事?」
ごく自然な質問をしたつもりだったけれど、ヴィクターの顔が少し曇ったので、変な事を聞いたのかと思い、私も黙る。彼が何かを考えている様子でじっと私の飲み物を見ているので、私も自然と、同じく自分のグラスを見下ろした。
「……アントーニオに、聞いた?」
その質問に、私は顔をあげて、ヴィクターを眺めた。
その質問は、やっぱり、弁護士の仕事をしていたということだろう。
私は、ゆっくり頷いた。
「聞いたよ。貴方が勝ったって話」
「俺が?いや、俺じゃなくって、俺のクライアントが、ね」
若干冗談ぽくそう言ったヴィクターはもう、さっきのような暗い表情はしていなかった。ヴィクターは何かを思い出すかのように遠くを見つめる。
「アントーニオは、婚約者に暴力を振るっていたんだ。あいつには、かなり凄腕の弁護士がついていて、裁判自体は泥沼化したんだけど、結果的には俺達が勝利を勝ち取ったってわけ」
「俺達って、ヴィクターとクライアント?」
「それもあるけど、俺を雇っていた事務所のオーナー」
「そうなんだ!でも、アントーニオが暴力を振るう人だったなんて……」
私は信じられない思いで呟いた。あんなに紳士的な人が、女性を殴ったりするなんて、人は見かけによらないものだ。
「それで、なんで君があいつを知ってたわけ?」
「アントーニオは、昨日のBBQに来てた人なんだよね。たまに、東京に出張するから、連絡先を交換しようと言われて、ついでに、今日は空いているから観光に連れて行ってくれるって言ったから」
「そうだったんだ」
「でも……」
私はふぅ、と息をついて苦笑した。
「暴力振るうなんて想像も出来なかった。今聞いて、よかったよ」
そう言うと、ヴィクターが小さく頷いて笑いながら、フロアに置いてあったリュックサックを膝に乗せ、テーブルの上にあった分厚い数冊の本を片付けた。
「俺さ」
ヴィクターはそのリュックサックをもう一度フロアに置くと、閉じていたラップトップを開き、デニムジャケットの胸ポケットから、メモリースティックを取り出した。
「弁護士の仕事に疲れて、2年くらい、しばらく他のことをやってたんだ」
「そう……裁判とか、精神的にキツい仕事だよね。恨みとか悲しみとか、負の感情だけが渦巻く修羅場、って感じだもんね」
そう言うと、ヴィクターは苦笑いして私を見た。
「そうそう。人間の汚いところばっかり見るの、飽きてさ」
飽きて、という言い方がいかにもヴィクターらしくて思わず笑ってしまった。
メモリースティックをラップトップに差し込み、何かのデータのコピーを始めると、ヴィクターは誰かを探すかのように私の後方へ目を向けた。
「誰か来るの?」
私もつい後ろを振り返りながら聞いた。
「事務所のオーナーがね」
「事務所?辞めた、弁護士事務所?」
なんでだろうと思ってヴィクターを見ると、彼はメモリースティックを抜きながら私を見た。
「辞めた、はずだったんだけどね。年明けから、戻る、みたいな感じになっててさ」
「え、そうなの?また、戦場に戻る気になったんだ」
「全然」
その言葉に目が丸くなる。
全然、戻りたくないのに戻るとはどう言うことなんだ。
あまりにも私が驚いて固まっているので、彼は可笑しそうに笑いながらラップトップを閉じ、同じくリュックサックへ入れる。
「でもさ、今のクレーム処理も充分、戦場だし、あまり長く現場を離れて、もうこの仕事に戻れなくなるのも困るだろ」
「ふうん……確かに、一理あるけど、大丈夫なの?それって、やりたい仕事なの?」
「勿論、やりたくて資格を取ったんだけどね。2年前の俺はまだ、こういう世界には若すぎた。今は、以前よりはマシになったかも」
「……クレーム処理で、毎日鍛えられたって感じ?」
そう聞くと、ヴィクターは笑いながら頷いた。
スケールは全く違うだろうけど、クレーム処理も、裁判も、人間同士の争いや問題を扱うという意味では似た様な分野に属しているに違いない。
「ヴィクター」
背後から低い声が聞こえて振り返ると、鋭い視線の男性が立っていた。ヴィクターがすぐ立ち上がり、彼等は軽く肩を抱いて一言、二言、言葉を交わす。この男性がその事務所のオーナーらしい。彼は立ったまま、私を見下ろすと少しだけ微笑み、それから二人は、私の全くわからない言語でしばらく会話をして、やがてヴィクターが差し出したメモリースティックをその男性が受け取る。
「ごめん、リオ。こっちは、イヴァン。ロシア人弁護士」
英語に切り替えたヴィクターが私に彼を紹介してくれたので、私は立ち上がってイヴァンと握手をした。
「イヴァン、彼女はリオ」
イヴァンはいかにも弁護士っぽい、一筋縄でいかなそうな厳しい光を持つ目で私を一瞥すると、何かに気がついたかのように目を開き、面白そうに微笑んだ。
「まさかとは思うが、君は日本人か」
そう言われて笑いながら頷くと、彼は首をすくめ、ヴィクターに目を向けた。
「ついさっきまで、別の日本人とビザ申請の件で会ってたところなのに、ここでまたもや日本人とはな。今晩は、久しぶりに寿司でも食べに行くとしよう」
そう冗談ぽく私に言うと、彼はもう一度、ヴィクターを振り返った。
「明日は、事務所に来るんだ。調停内容の最終確認に参加しろ」
「わかったよ」
少し面倒くさそうにヴィクターがそう言うと、イヴァンは苦々しく微笑んで私を振り返った。
「こいつの腕が鈍らないように、たまに資料作成をまかせていたんだ。今日もデータの引取に来たんだが……そろそろこいつに現役復帰してもらわないと正直、俺もキツい」
「イヴァン、おまえなら1人でも平気だろ。不死身のくせに」
横からヴィクターが口を挟むと、イヴァンは横目でじろっと彼を睨んだ。
「おまえは、裁判では同情心で女々しく鈍るくせに、俺に対しては随分と冷たくないか」
「同情に値する人間と、そうじゃないヤツがいるさ。おまえは鋼鉄で出来ているから何があってもつぶれはしない。そんなセリフは、一度入院してから言えよ」
意外にも荒っぽい、攻撃的な言葉を発するヴィクターに驚いたが、二人は友人付き合いが長い様子なので、気心知れた間柄なのだろう。こういう辛辣な言い合いも、それだけ親しいからだ。これが、彼等のコミュニケーションスタイルなのだろう。
そう思うと、二人の様子が微笑ましくなり、自然と微笑みが溢れた。
「仲がいいんだね」
そう言うと、二人が一瞬私を見た後、顔を見合わせて苦笑した。
「腐れ縁ってやつだろう」
イヴァンがそう言うと、ヴィクターも頷いた。
「ロースクールのカフェテリアで一度、相席したのが運の尽き、もう10年以上の付き合いなんだ」
「すごいなぁ、10年もだなんて!」
私にとって蓮美ちゃんみたいな親友ということなんだろうか。
やがてイヴァンはメモリースティックをスーツの内ポケットに入れると、私とヴィクターと順番に握手を交わした。
「そろそろ行く。日曜日だと言うのに、ゆっくり座る時間もない」
「大変だね。倒れたりしないように、たまには休みを取ったほうがいいよ」
気の毒に思ってそう言うと、イヴァンがにやっと不敵な笑みを浮かべてヴィクターを見た。
「勿論だ。こいつが戻って来たら全部まかせて、俺は久々のロング・バケーションに行かせてもらう」
「おい、調子に乗るなよ!」
ヴィクターが声をあげると、イヴァンは肩をすくめ、片手を挙げすぐに背を向けその場を立ち去った。本当に忙しくて、分刻みのスケジュールで動いているらしい。
弁護士の仕事なんて私にはよくわからないけれど、ものすごく頭を使うことは確かだろう。
私は空になった自分のグラスの隣にあったクッキーを取り、半分に割ると、片方をヴィクターに差し出した。
「頭を使ったら、糖分補給、だよね?」
そう言うと、ヴィクターがクスッと笑ってそれを受け取り、一口で食べる。
「イヴァンって、本当に鋼鉄って感じだね。法廷で、あの人とは対峙したくないって感じ。絶対敵に回したくないなぁ」
「そうだろ?あいつは、生まれながらの弁護士ってやつ。いずれ裁判官に任命されるの、間違いなしだろうな」
「ふうん」
頭の中で想像してみる。
裁判官の服を着たイヴァンに、映画に出て来るバッハみたいなカツラ。
思わず、頬が緩む。
ドイツであんなカツラを被るのかは知らないけれど、想像しただけでかなり面白い。
笑いを堪えてうつむくと、ヴィクターが怪訝な顔をして尋ねた。
「なんで笑ってんの」
「え、ほら、あのカツラ……裁判官の」
「あぁ、あれ。もう、カツラ着用が義務だったUKでも、少し前に廃止されたよ」
「なーんだ、残念。イヴァン、絶対に似合うのに」
そう言うと、ヴィクターもイヴァンのカツラ姿を想像したのか、プッと吹き出す。
半端ない目力で強面のイヴァンに、音楽家バッハのカツラ。
最高の組み合わせだ。
しばらくツボにハマって笑った後、ようやく落ち着いて深呼吸をする。
今は何時くらいだろうかと思って時計を見ると、6時前になっていた。これからどうしようかなと思って、ふと外のほうを見ると、ヴィクターがテーブルにあった私のグラスと自分のコーヒーカップを持って立ち上がった。
「また、どこか行く?ちなみに、今日はどこでも買い物出来る日曜日」
「えっ、お店、開いてるの?」
「月に1、2回は開いてる」
「それなら……おみやげ、買いに行こうかな。まだまだ時間に余裕があると思ってたら、もう、滞在が半分終っちゃってるし」
私はお土産をひとつも買っていないことを思い出し、立ち上がった。
「それじゃ、ショッピングモールに行くか」
「でも、貴方は疲れてるんじゃないの?無理しなくていいよ。1人でも行けるし」
そう言うと、ヴィクターは首を振って笑った。
「普段しないことも、気分転換になるだろ?スーパーくらいしかいつも行かないから、たまにはって感じ」
「そう?」
カウンターのほうに、カップとグラスを持って行ったヴィクターは、おじさんに自分のリュックサックも渡した。おじさんは慣れた様子で、カウンターの下のほうへリュックサックを仕舞うと、笑顔で私達を見送る。
そのまま駅のほうへ歩いて、電車に乗り、前回は祝日でデパートもモールも全部閉まっていた、アレクサンダープラッツに向かう。
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