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meeting again
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撮影スタジオで写真を撮ったあと、インタビュー用の小さな部屋に案内され、そこで二十分休憩だと言われた。
お茶を出されたけれど、カメラや録音機器、それ以外にもたぶんいろいろ、一回りも年上の方達が忙しそうに準備しているなかに座っているのがいたたまれなくて、僕は思わず席を立った。
(……ど、どうしよう)
なんとなく出てきちゃったけど、トイレを済ませたあとはやることがなくなった。かといって、中途半端な時間にあの部屋に戻るのも気まずい気がずる。
遠くに行って時間内に戻って来れなくなるのも困るよね……、うーん。あたりを見渡していると、向かいの扉が開いて。
「あれ、UOHさん?」
「あ、竹松さん」
出てきた人の名前を呼べば、竹松さんはにこっと微笑んだ。
「おはようございます。偶然会うのは二回目ですねー」
「そ、そうですね!」
彼女の顔を見てホッとしている自分がいる。一人の仕事はもう何度目かになるけれど、やっぱり心細かったみたいで、知り合いに会えたことで安心した。
「今日もお一人なんですか?」
「優士も皐月も、別の撮影が……」
竹松さんは優士のファンだからがっかりしたかな、と思って様子をうかがったけど、笑顔に特別変わりはなかった。良かった。
「竹松さんは、仕事終わりですか?」
いろいろ大荷物だからそうたずねてみたら、うなずかれる。
「マネージャーを待ってるんです。それで今度は別の取材に」
「お疲れ様です」
「UOHさんも。新連載のコラム読みましたよ」
「その、二回目の撮影してたんです」
僕の連載のことを知ってくれていたことに驚きながらそう言う。それから、なんとなく間をあけたくなくて、「今は休憩中なんです」なんてどうでもいいことまで話してしまった。竹松さんはいつも笑っていて、優しそうな雰囲気だから話しかけやすくて。つい。
そのまま竹松さんと一緒に自動販売機前の椅子まで移動して、マネージャーさんが来るまで取り留めもない話をする。緊張したけど楽しかった。だからかな。
「またよろしくお願いします」
「はい、まっ、また!」
またね、という未来の約束がとても嬉しかった。
お茶を出されたけれど、カメラや録音機器、それ以外にもたぶんいろいろ、一回りも年上の方達が忙しそうに準備しているなかに座っているのがいたたまれなくて、僕は思わず席を立った。
(……ど、どうしよう)
なんとなく出てきちゃったけど、トイレを済ませたあとはやることがなくなった。かといって、中途半端な時間にあの部屋に戻るのも気まずい気がずる。
遠くに行って時間内に戻って来れなくなるのも困るよね……、うーん。あたりを見渡していると、向かいの扉が開いて。
「あれ、UOHさん?」
「あ、竹松さん」
出てきた人の名前を呼べば、竹松さんはにこっと微笑んだ。
「おはようございます。偶然会うのは二回目ですねー」
「そ、そうですね!」
彼女の顔を見てホッとしている自分がいる。一人の仕事はもう何度目かになるけれど、やっぱり心細かったみたいで、知り合いに会えたことで安心した。
「今日もお一人なんですか?」
「優士も皐月も、別の撮影が……」
竹松さんは優士のファンだからがっかりしたかな、と思って様子をうかがったけど、笑顔に特別変わりはなかった。良かった。
「竹松さんは、仕事終わりですか?」
いろいろ大荷物だからそうたずねてみたら、うなずかれる。
「マネージャーを待ってるんです。それで今度は別の取材に」
「お疲れ様です」
「UOHさんも。新連載のコラム読みましたよ」
「その、二回目の撮影してたんです」
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そのまま竹松さんと一緒に自動販売機前の椅子まで移動して、マネージャーさんが来るまで取り留めもない話をする。緊張したけど楽しかった。だからかな。
「またよろしくお願いします」
「はい、まっ、また!」
またね、という未来の約束がとても嬉しかった。
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