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苺パフェ
苺パフェ 5
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その後は、お菓子の話が盛り上がり1時間位、話していた頃
歩乃華「あ!ケーキ…」
湊「あ」
茜「あ」
みんなはまるで実習をした事を忘れていたかのように驚いた顔を見合わせて、笑った。
「いつも通りじゃない」この日を私は楽しかったと言えるのが嬉しかった。
湊「そろそろ帰ろっか」
歩乃華「ケーキどうなってるかなードロドロだったりして」
3人はカフェを出て、湊くんが言った。
「ケーキ取ってくるから待っててー」
相変わらず、さり気ないなと思った。モテるんだろうなー。
健とは大違い。いや、比べてはダメだ。
逆に、悪い所が見えない方が怖いものだと思うから。
なにかきっととてつもない闇を抱えているに違いない、と極端に言い聞かせた。
湊「おまたせー!」
歩乃華「ありがとー!」
茜 「ありがとー!」
湊くんが3つの保冷バッグを持って走って来る所を見ていたら、さっき考えていたことは
綿菓子に水がかかったかのように、スーと消えた。
消えてしまった。
なんでそんなに謙虚というかそんなに気が使えるのかとそればかり考えていた。
湊「じゃあ学校ら辺まで歩こうか」
茜「え、学校まで歩くの!?」
歩乃華「私は歩けるよー」
湊「じゃあ行こっか」
まぁ、いいかと歩き始めた。インドアだからこんなに歩くのが久しぶりで、学校までたどり着けるかなとヒヤヒヤしていた。
けれど、歩乃華も湊くんもまだ知り合ってあんまり経ってないから、私の体調面など話す程の距離感でもないしなんとかなるかと自分を誤魔化した。
歩乃華と湊くんは相変わらず盛り上がっていたので、私はやっぱり笑顔の仮面のせいで、2人のテンションについて行こうと
体力を削るような思いで必死に笑った。
やっと学校ら辺までは着いたが、ここから駅まで行かなきゃいけないのだった。
私は夏が特に苦手で暑いと気分が悪くなって冷房がある場所に行かないと気分が治らない、普通の人には耐えられるであろうことが耐えられないという事実が悔しくて人には滅多に言えなかった。
そんな時は決まっていつも誤魔化す。それが私の手法だった。
茜「わ、私ちょっと別の道だからここで!」
歩乃華「え?でも花隈駅でしょ?」
湊「阪急?近いし送るよ?」
私は内心そうじゃないと思いつつも、どんどん気分は悪くなるので焦った私は、じゃあ!と振り切った。
私は近くのカフェに入り、ダウンした。
疲れたー。
帰れないかも、どうしよ。
これは私の中でいつものパターンなのだった。
こういう事で、私はどんなに楽しく遊んだとしても最後がこうなっては後味が悪くて、結果楽しくなかったと思う気持ちになるのだ。
歩乃華「あ!ケーキ…」
湊「あ」
茜「あ」
みんなはまるで実習をした事を忘れていたかのように驚いた顔を見合わせて、笑った。
「いつも通りじゃない」この日を私は楽しかったと言えるのが嬉しかった。
湊「そろそろ帰ろっか」
歩乃華「ケーキどうなってるかなードロドロだったりして」
3人はカフェを出て、湊くんが言った。
「ケーキ取ってくるから待っててー」
相変わらず、さり気ないなと思った。モテるんだろうなー。
健とは大違い。いや、比べてはダメだ。
逆に、悪い所が見えない方が怖いものだと思うから。
なにかきっととてつもない闇を抱えているに違いない、と極端に言い聞かせた。
湊「おまたせー!」
歩乃華「ありがとー!」
茜 「ありがとー!」
湊くんが3つの保冷バッグを持って走って来る所を見ていたら、さっき考えていたことは
綿菓子に水がかかったかのように、スーと消えた。
消えてしまった。
なんでそんなに謙虚というかそんなに気が使えるのかとそればかり考えていた。
湊「じゃあ学校ら辺まで歩こうか」
茜「え、学校まで歩くの!?」
歩乃華「私は歩けるよー」
湊「じゃあ行こっか」
まぁ、いいかと歩き始めた。インドアだからこんなに歩くのが久しぶりで、学校までたどり着けるかなとヒヤヒヤしていた。
けれど、歩乃華も湊くんもまだ知り合ってあんまり経ってないから、私の体調面など話す程の距離感でもないしなんとかなるかと自分を誤魔化した。
歩乃華と湊くんは相変わらず盛り上がっていたので、私はやっぱり笑顔の仮面のせいで、2人のテンションについて行こうと
体力を削るような思いで必死に笑った。
やっと学校ら辺までは着いたが、ここから駅まで行かなきゃいけないのだった。
私は夏が特に苦手で暑いと気分が悪くなって冷房がある場所に行かないと気分が治らない、普通の人には耐えられるであろうことが耐えられないという事実が悔しくて人には滅多に言えなかった。
そんな時は決まっていつも誤魔化す。それが私の手法だった。
茜「わ、私ちょっと別の道だからここで!」
歩乃華「え?でも花隈駅でしょ?」
湊「阪急?近いし送るよ?」
私は内心そうじゃないと思いつつも、どんどん気分は悪くなるので焦った私は、じゃあ!と振り切った。
私は近くのカフェに入り、ダウンした。
疲れたー。
帰れないかも、どうしよ。
これは私の中でいつものパターンなのだった。
こういう事で、私はどんなに楽しく遊んだとしても最後がこうなっては後味が悪くて、結果楽しくなかったと思う気持ちになるのだ。
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