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苺パフェ
苺パフェ 1
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「じゃあ、苺のパフェで!」
あの日、あの場所でそう言った
瞬間から全ては始まった。
いつものように実習を終えて
いつものように電車で1時間かけ
自宅に帰る。
そんないつものように、という
状況に呆れ果てていた。
「なんにも楽しくない」
茜は呟いた。
電車のホームについて、本当にこのまま帰ろうか悩み暇つぶしに
インスタを開いた。
「みんなは友達と遊んで楽しそうでいいなぁ」
余計にガッカリした気持ちになり
茜は電車に乗り込む。
茜は、女子が苦手だ。
いや、もっと言うなら極度なくらい女子に好かれたい。
だから、気を使って、疲れて、笑顔を振りまいて女子が苦手になる。
しかし、製菓学生の8割は女子だ。しかも、お菓子を作る実習の時は4人で班を作る。だから、
仲良くせざるを得ないのだ。
というか、仲良くする振りをせざるを得ない。
そんなことを鬱々と考えながら茜は、高校3年生から付き合っている彼氏の健にラインをする。
18時03分
茜 なにしてるのー?
18時32分
健 ゲーム
18時33分
茜 ふーん。明日神戸のカフェ行かない?
19時30分
健 めんどくさい
茜は、はぁと深いため息をついた。いつも通り。
私はいつも通りが大嫌いだ。
なんの変化もない。
日常になんの刺激もない。
生きている心地がしないのだ。
良い事でも悪い事でも、何か刺激になるような事起きないかなぁ。
といつもの様に考えながら茜は眠りについた。
あの日、あの場所でそう言った
瞬間から全ては始まった。
いつものように実習を終えて
いつものように電車で1時間かけ
自宅に帰る。
そんないつものように、という
状況に呆れ果てていた。
「なんにも楽しくない」
茜は呟いた。
電車のホームについて、本当にこのまま帰ろうか悩み暇つぶしに
インスタを開いた。
「みんなは友達と遊んで楽しそうでいいなぁ」
余計にガッカリした気持ちになり
茜は電車に乗り込む。
茜は、女子が苦手だ。
いや、もっと言うなら極度なくらい女子に好かれたい。
だから、気を使って、疲れて、笑顔を振りまいて女子が苦手になる。
しかし、製菓学生の8割は女子だ。しかも、お菓子を作る実習の時は4人で班を作る。だから、
仲良くせざるを得ないのだ。
というか、仲良くする振りをせざるを得ない。
そんなことを鬱々と考えながら茜は、高校3年生から付き合っている彼氏の健にラインをする。
18時03分
茜 なにしてるのー?
18時32分
健 ゲーム
18時33分
茜 ふーん。明日神戸のカフェ行かない?
19時30分
健 めんどくさい
茜は、はぁと深いため息をついた。いつも通り。
私はいつも通りが大嫌いだ。
なんの変化もない。
日常になんの刺激もない。
生きている心地がしないのだ。
良い事でも悪い事でも、何か刺激になるような事起きないかなぁ。
といつもの様に考えながら茜は眠りについた。
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