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二百七十五話 お題:聾学校 縛り:不信、聴導犬
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従妹の話である。彼女は耳が不自由で聾学校に通っているのだが、最近聾学校の教師達に不信の念を抱いているのだという。
「私、聴導犬と一緒に聾学校に通ってるんですけど、先生達が私の聴導犬のことを変だって言うんです」
どういった点が変なのだろう、と私が聞くと、
「鳴き声が人の喋ってる声に聞こえる、らしいんです。しかも、私の悪口を言ってるみたいに聞こえるらしくて」
彼女は教師達に、聴導犬の鳴き声がなんと言っているように聞こえるのか教えてほしいと頼んだのだが、あまりにもひどい内容なのでとても教えられないと断られたという。
「私の家族は聴導犬のことを変だなんて一度も言いませんでしたし、もしかしたら先生達が私のことをからかってるんじゃないかって疑ってしまって……私、どうしたらいいでしょうか?」
なお、その聴導犬の鳴き声を聞いてみたところ、確かに、
「鬱陶しい人間のガキめ、いつか喉笛を噛み千切ってやるからな」
と言っているように聞こえたので、別の聴導犬を飼った方がいいよ、とアドバイスしておいた。
「私、聴導犬と一緒に聾学校に通ってるんですけど、先生達が私の聴導犬のことを変だって言うんです」
どういった点が変なのだろう、と私が聞くと、
「鳴き声が人の喋ってる声に聞こえる、らしいんです。しかも、私の悪口を言ってるみたいに聞こえるらしくて」
彼女は教師達に、聴導犬の鳴き声がなんと言っているように聞こえるのか教えてほしいと頼んだのだが、あまりにもひどい内容なのでとても教えられないと断られたという。
「私の家族は聴導犬のことを変だなんて一度も言いませんでしたし、もしかしたら先生達が私のことをからかってるんじゃないかって疑ってしまって……私、どうしたらいいでしょうか?」
なお、その聴導犬の鳴き声を聞いてみたところ、確かに、
「鬱陶しい人間のガキめ、いつか喉笛を噛み千切ってやるからな」
と言っているように聞こえたので、別の聴導犬を飼った方がいいよ、とアドバイスしておいた。
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