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百九十四話 お題:漢方薬 縛り:活性炭
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近所に住む女性から聞いた話である。
「あんまり人様に話すことじゃないけど……お祖母ちゃんが死んでくれなくて困ってるのよ」
なんでも彼女の祖母は中々の資産家で、彼女自身はもちろん彼女の両親から兄弟まで全員遺産を狙っているそうなのだが、
「お祖母ちゃん、百歳超えてるのに信じられないくらい元気なのよ。何か特別なことでもしてるのって聞いたら、いつも飲んでる漢方薬のおかげだって。まさかそんなもので、とは思ったんだけど」
もしかしたら本当に特別なものなのかもしれないと、彼女は一度その漢方薬を隠してしまったことがあるという。
「そうしたらまるで計ったみたいなタイミングでその漢方薬のセールスの人が来てね。この漢方薬は活性炭が有害物質を取り除くように飲むと体の中から死につながる要素を取り除いてくれます、奥様もいかがですか、これを飲み続ければそれこそ死にたいと思っても死ねなくなりますよ、だって。馬鹿馬鹿しい」
なお彼女からお金で人を殺してくれる人に心当たりはないかと聞かれたので、そういったことに明るい信頼できる友人を紹介しておいた。
「あんまり人様に話すことじゃないけど……お祖母ちゃんが死んでくれなくて困ってるのよ」
なんでも彼女の祖母は中々の資産家で、彼女自身はもちろん彼女の両親から兄弟まで全員遺産を狙っているそうなのだが、
「お祖母ちゃん、百歳超えてるのに信じられないくらい元気なのよ。何か特別なことでもしてるのって聞いたら、いつも飲んでる漢方薬のおかげだって。まさかそんなもので、とは思ったんだけど」
もしかしたら本当に特別なものなのかもしれないと、彼女は一度その漢方薬を隠してしまったことがあるという。
「そうしたらまるで計ったみたいなタイミングでその漢方薬のセールスの人が来てね。この漢方薬は活性炭が有害物質を取り除くように飲むと体の中から死につながる要素を取り除いてくれます、奥様もいかがですか、これを飲み続ければそれこそ死にたいと思っても死ねなくなりますよ、だって。馬鹿馬鹿しい」
なお彼女からお金で人を殺してくれる人に心当たりはないかと聞かれたので、そういったことに明るい信頼できる友人を紹介しておいた。
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