婚約者達は悪役ですか!?

夏目

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 寝台の上に転がったジュディは、目隠しされ後ろ手で拘束されていた。
 なだらかな胸を強調するように背中を反らせている。
 淫らにあがる嬌声は獣のように荒々しかった。
 アベルは大きく開かせた股の間に頭を埋め、犬のように舐めていた。

「アベル、もう、いけないよ……」
「だーめ。ジュディが逃げようとしたのが悪いんだよ。お仕置きしなきゃ」
「で、でも、もうつかれた……頭おかしくなっちゃう」
「おかしくなっても構わないって何度も言ってるじゃありませんか」

 やっとこちらに気がついたのか、ジュディの顔がカインの方に向いた。安心したように口の端が笑みをつくる。

「おかえり、カイン」
「ただいま、ジュディ」

 唇を軽く重ねる。さっきまでケーキを食べていたのだろう。クリームの滑らかな感触が口の中に残っていた。

「ケーキを食べていたんですか? お仕置きになっていない」
「太らせて、食べちゃう作戦だよ」
「嘘つけ、ジュディに食べさせるのが好きなだけでしょう」
「だって、食べているジュディってそそるから」

 それは分からなくはない。
 ジュディの食事は怠惰なものに変化していた。彼女は動かず、ただじっと口を開けて、カインやアベルが運ぶのを待っている。
 食事を口に運ぶときの高揚感はたまらない。自分がいなければ、何も出来ないのではないかと思わせる魔力がそこにはあった。

「仕方ないな。罰を与えることにしましょう。張り型はどこだったかな」

 びくりとジュディの肩が跳ねる。双子が執務で席を外すたびに挿入される張り型はジュディのお気に入りだ。一日中咥えて悶え込んでだらだらと愛液をこぼす。

「や、やだあ……」
「嫌だ? あんなに喜んでいるのに。嘘つきだな」
「えぇ、カインのそれは全然罰じゃないじゃん」
「俺もどろどろに甘やかしてぱくりと食べるのが好きだから……ああ、あった」

 張り型はカインとアベルのものそれぞれ一つずつある。
 カインのものは長くて奥までぐりぐりと弄り回すことができる。アベルのものは太くて、膣内をぽっかりと広げることが出来た。感じ過ぎてしまうのか、ジュディはいつも入れるときに抵抗する。だが、咥えこんでしまえばきゅうきゅうと締め付けて離さない。声が枯れるほど善がって高みにのぼりつめてしまう。
 嫌がるジュディの肌に張り型を押し付ける。白い肌は餅のように滑らかに姿を変えて、張り型の形にそうようにへこむ。肌の表面に汗が吹き出し、期待に高揚しているのが分かった。

「もう犬のように舐めるのはいい? ジュディの体のなかに入れたいんですが」

 いつから舐めていたか知らないが、アベルの口に散々虐められたのだろう。ジュディの薄赤い媚肉はだらだらと愛液と唾液でべとべとになっていた。
 陰唇もつねられたのかつんと立ち上がって艶やかに濡れていた。

「ええ……。もっと舐めていたい」

 くすくすと意地の悪い笑みをアベルは浮かべている。

「はいはい、獣姦ごっこはまた今度で」

 アベルをどかせて、すでに期待に濡れた媚肉に張り型を押し当てる。ジュディは、唇を噛みしめ、首を何度も振っていた。

「うーん? どうしたの、ジュディ。気持ちよくなるのは嫌?」

 アベルは意地悪い声で誘惑する悪魔のように尋ねた。

「アベルとカインのがいい」
「張り型ではなく俺達がいいんだ?」
「俺とアベルのどっち?」
「……カイン」

 ええと非難の声が上がったが無視だ。アベルはジュディをいじめ過ぎた。

「じゃあこれはいらないですね」

 見つけ出した張り型を投げ捨てて、目隠ししたままのジュディに覆い被さる。
 歯型が残る唇を啄ばむように口付ける。子供がじゃれるような行為に、ジュディはくすぐったそうに笑った。
 露わになっている胸に手を伸ばして軽くなぞる。すでにぴんと勃った乳首の先を弾くと面白いぐらい体がはねた。

「もういれていい? ぐじゅぐじゅかき混ぜたいです」
「うん……いいよ」

 脚衣を脱いで、反り勃ったものを熟れた場所に押し付ける。ぐっと脚に力を入れて腰を押し進めると、肉襞は容易にカインの陽根を受け入れていく。

「う……あぁ」

 ジュディのなかに入っていく、この瞬間がなによりも好きだ。
 一つに溶け合っているような甘い高揚を生み出す。ジュディの心臓が止まれば、カインの心臓も止まる。そんな結合感がたまらない。

「苦しい?」
「ううん、気持ちいい」
「ならよかった」

 膣内は蕩けそうになるほど熱い。まるで捕食され、胃酸で溶かされているようだった。

 ――ジュディは綺麗だ。

 頭を撫でながら、導かれるまま奥へ奥へと入り込む。快楽に従順になったジュディは誘い込むように腰を擦り付けてくる。吐息を重ね、甘い言葉を囁いて、唇を重ねた。陶然とした唾液塗れの顔で、底なしの欲望を乞う姿にますます昂ぶって肉棒がそりたつ。

「ん、んっ、あぁ……ぁああ、ああぁ」
「ねえ、ジュディどうして外に出ようとなんかしたんですか? 外は危険でいっぱいですよ」
「そうそう。また、騙されて酷い目にあいたくないよね?」

 肩に回された手に力がこもる。手は熱くて、触れているところから溶けてしまいそうだ。
 そのくせ、強情にも、唇からは喘ぎ声だけしか漏れない。
 もっと追い詰めて余裕をなくさせるべきか。

 ――ジュディは変わったのに、根本の部分がまだこちら側に染まりきっていない。

 力を込めて無理やり染めてやりたい気持ちと真綿で絞め殺すように優しく導いてやりたい気持ちがせめぎ合う。柔らかな体をいたぶって、傲慢におし入りかき混ぜたい。けれど、強引にしてしまえば嫌がられてしまうかもしれない。それは嫌だった。

「屋敷の外に愛人でもいるんじゃありませんか?」
「へえ、俺達だけじゃ物足りないってわけだ。ジュディはすきものだなあ」

 ふるふると首を振って否定するが、カインは追及の手を緩めなかった。ガツンと奥に押し入りながら、猫撫で声でいたぶる。

「どんな男ですか? 髪の色は? 目の色は? 俺達の知り合い?」
「ち、ちがぁ……んっ……激しっ」
「早く白状しないと大変なことになっちゃうかもね」

 脅しをかけるとジュディは狼狽え、ぎゅっと心細いのかしがみついて来た。律動をやめて体をぴったりとおしあてる。カインの胸や腰が汗をかいた肌と重なると言いようもない悦楽が迸る。
 縋られている。あのジュディが意地を張らずにカインを頼っている。

「か、鏡が……」
「鏡?」
「服の中にあって、私の顔……酷い顔を……っ」

 いやいやと思い出すことを否定するようにジュディが顔を何度も振る。
 頬に唇をあてながら、カインはジュディが落ち着くのを待った。記憶がフラッシュバックしてパニックになったのか、目隠しの間から涙が零れ落ちてくる。

「大丈夫だからね」

 いつのまにか近付いていたアベルが顔を寄せて涙を吸う。ジュディから滴る何もかもは甘露のように甘い。
 カイン達は花の蜜を吸う蝶のように、しばらく流れ出る体液を啜っていた。

 ーーカドックはやはり危険だ。

 どこをつけば最小の努力で最大の効果を出すのかよく知りすぎている。鏡に映った姿を見たジュディは、良心を呼び覚まされ、不安を駆り立てて、双子の元からさるように誘導されたのだ。
 ジュディとカインとアベルの楽園は、夢に浸ったジュディが目を覚ませば壊れるものだとよく理解しているのだろう。

 ――邪魔なのに、まだ、殺せないなんて。

「鏡はなくしてくれるって言ったのに。顔なんて見たくなかった……!」
「ジュディ」
「本当は聞こえるの。使用人達が私を笑う声。耳障りで、聞かないふりをしてた。でも、顔を見たら……耐えられない! そう思ったら、体が勝手に」

 目隠しを取って、涙を浮かべるジュディの顔を覆うように抱きつく。んっと艶っぽい悲鳴が聞こえた。いれたまま動かしたせいで奥に突き進んでしまったらしい。
 このまま快楽に溺れさせようか。欲望が顔をもたげる。使用人達の言葉が耳に入らなくなるほど堕として、ぐずぐずに頭を蕩けさせればもうカドックの妨害も気にしなくてもいい。
 それはとても魅力的だった。けれど、大切なジュディの心を無視して、自分本位に振る舞えば、カドックがほくそ笑むような気がした。欲望と理性が戦い、理性が勝ち残った。
 ぎゅっと覆う手に力がこもる。ジュディを壊してしまいたいのに、壊してしまったら最期、大切なものまで壊してしまう。

「ジュディは悪くないですよ」
「私は悪いよ……私はダメな子で醜い子なんだよ」
「違うよ、ジュディ。鏡を置いた奴とジュディの陰口を叩いた奴が悪くて、ダメで醜い奴なんだ」
「悪い奴らは俺達が倒してあげます。そうすれば、なにも怖くありません」

 ジュディの目元は火傷跡が特に酷い。数ヶ月経ってもなお肌の色は赤みを帯びて、皺くちゃだ。岩肌のようなでこぼことした表面に気泡のように腫物が出来ていた。
 腫瘍ともニキビともとれる赤い出来物が引き攣り、よれた顔をいっそう痛々しいものへと変えてしまう。
 それでも、カインはジュディのことを美しいと思った。硫酸をかけられても、ジュディに対する想いは変わることがなかった。このまま一生美しいと感嘆を漏らすことになるのか。そう思うと少し愉快だった。

「ジュディ、愛しています」
「俺も、ジュディのことが大好き。全部、愛してる」

 か細い腕がカインの体に縋る。

「カイン……。アベル……」
「ジュディ、今は俺だけを見ていて? ずっと気持ちよくしてあげますから」

 腰の動きを再開すると、甲高い喘ぎ声をこぼし始めた。
 ジュディの足首はぴんと反り返り、足先まで痺れるような快感が走る。

「ん……あ……あ、はああっ……」


 快感にしなる体に覆い被さり、カインは熱い飛沫を奥へと吐き出した。
 ジュディはしばらく、余韻に浸るようにまどろんでいたが、ぷつりと糸が切れるように気絶してしまった。

「えー。次は俺でしょ?」
「疲れていたんだろ。休ませてあげたほうがいい」
「そりゃあ、そっちはいいだろうけど。こっちは欲求不満なんだけど?」

 寝台の上に乗りあがり、ジュディの顔を覗き込む。アベルは口では文句を言うが、そこまで不満そうではなかった。

「ジュディの寝顔で抜いたら、流石に引かれるよね?」
「やってみたらいいんじゃないか。俺は責任持たないけど」
「ひっどい。つうか、口調どうしたのー。敬語じゃないとぞわぞわする」

 一呼吸おいて、アベルとは反対側に寝そべる。ジュディの横顔がよく見えた。

「外に出て疲れた。……そんなに敬語で話してほしいんですか?」
「別に、どうだっていいけど。カインはカインだし。……あのたぬきじじい一筋縄ではいかなさそうだもんね。なんなら、俺が一つ、献策しようか?」
「それはあとで。その前に屋敷の使用人を変えないと。おしゃべり好きの人間は嫌ですね。いっそ俺達で世話した方が早いか」
「というか、カドック君がどう考えても黒幕でしょ。俺、彼以外にジュディに悪行をする人間を知らないんだけど」

 簡潔に、ルクセンブルク公爵との会話の内容を伝える。聞き終わったアベルは苦々しい顔をして吐く真似をした。

「うえー。あの爺様もくせ者だね。カドック君を始末せずに、飼いならせっていうわけだ」
「だから現状、ジュディには我慢してもらうしかないんですよね。流石にあの狸が死ぬのはまずい」
「シャークとマーシャルの兄弟争いが再発しそうだもんね。おっけー。ジュディ、ごめんね」

 小声で呟くと、ジュディが寝返りを打つ。起こしたかと二人で体を固くしたが、杞憂だったようだ。
 ふうと同じタイミングで吐息をこぼす。互いに顔を見合って笑う。
 急に、ジュディの指がなにかを捜し求めるように動く。カインとアベル、片方の手ずつ握ると、ジュディの爛れた顔が引き攣りながら笑った。

「ジュディ、寝てるよね?」
「そう、みたいですね。どんな夢を見てるんだか」
「俺達が出てきたに決まってるよ。起きたら、聞いてみなきゃだ」

 ジュディを挟んで寝台に寝転ぶ。三人の心音が寝台の上で一つになる。

「なんだか、眠くなってきた」
「俺も。おやすみ」

 ゆっくりとカインは目を閉じた。欠けたものがない完璧な空間。
 安心して、目を閉じる。その夜、カインはぐっすり眠れた。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

龍芽以
2018.12.04 龍芽以

続きどうなるか気になります!

夏目
2018.12.05 夏目

ご感想ありがとうございます! 楽しんでいただけるように頑張ります!

解除

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