どうやら私はバッドエンドに辿りつくようです。

夏目

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第二章 王子殿下の悪徳

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 長い睫毛が震え、鼻先に皺が寄る。ゆっくりと、瞼を開いていく。紫色の綺麗な瞳が私を映した。

「カルディア姫?」
「おはよう、ギスラン」
「……? ここは、どこですか? 天国?」
「生きているわよ。少なくとも、今は」

 起き上がろうとしたギスランを制して、手を貸す。人払いはしてある。ヴィクターも別の部屋で待機してもらっていた。イルは……まあ、どこかにいるのだろう。気が付いたら、消えていた。

「サガル兄様に撃たれたことは覚えている?」
「ええ、致命傷だと思ったのですが、どうして生きているのでしょうか。やはり、夢?」

 淡々とした口調に苛立った。なにが、致命傷よ。死にそうになったくせに軽すぎる。
 頬に手を置いて、軽く叩く。ギスランはおかしそうに首を捻る。

「痛覚があります。夢にしてはよくできている」
「夢ではないとさっきから何度言えばいいのよ」

 まだ夢見心地なのか、首を触ったり、髪を手櫛で直している。
 白いガウンが肩からずり落ちそうになっていたので、慌てて戻してやる。猫のように喉が鳴った。

「カルディア姫が私に尽くして下さるなんて、怪我もいいものですね」
「……死にかけたのよ。怪我どころの話ではないでしょう」
「ですが、傷口は塞がっているようです。女神の加護でしょうか。私は幸運な男のようだ」

 どうして傷が治っているのか、ギスランにも分からないのだろうか。
 表情や態度からは読めない。はぐらかしているようにも、知らないから不思議がっているようにも。どちらともとれた。
 昏睡状態だったにしては喉の渇きはないようだ。水が入ったグラスをすすめても一瞥で終わらせてしまう。

「カルディア姫がいるということは逃げおおせたということでしょうか? 事情が知りたいです。イルはまだ生きている?」
「ええ、元気よ。逃げ出せたわけではないわ。サガル兄様に囚われているところをイルが迎えに来てくれた。ここにいるのはあいつのおかげね。それとリストにも話を聞いた方がいいわ。事後処理で、しばらくは忙しいらしいけれど」

 リストは、ギスランが起きる一時間前に合間を縫って顔を見せてくれたが、すぐに戻ってしまった。詳しい事情は話せなかったが、ギスランの余命と結婚するということを告げるとひどく戸惑っていた。

「リスト様……? 面倒事の臭いがしますね。サラザーヌ公爵領にいたのではなかったのですか」
「国王陛下が暗躍したと言っていたような気がするけれど、よくは分からないわ。私も詳しい話はまだ聞いていないの。でも、それよりも、お前の話よ。いまも死にかけている」
「どういった意味でしょうか?」

 ギスランはよくない雰囲気を私の様子から感じ取ったはずなのに、顔色ひとつ変えなかった。

「お前の余命はもともと二十歳には届かないと聞いたわ」
「イルですか? あの虚言癖は治りませんね。剣奴のいうことを鵜呑みにするのですか。あれは泥塗れな貧民の生まれだ。嘘をつくのは息をつくのと同じですよ」
「ヴィクターも近くにいたわ。清族が短命だという話も、余命をきくのが慣例だということも聞いた」
「……この国を代表する科学者が暇人のようで嬉しい限りです」

 やはりギスランの顔色は変わらない。腹芸でこいつに勝てるわけがない。畳み込んでしまったほうがいい。そうすれば、ギスランも言葉を重ねて、ぼろを出す。

「ヴィクターに協力してもらって、私がギスランの余命を妖精に尋ねたわ。なんて答えが返ってきたと思う?」
「カルディア姫は妖精が見えないはずでは? 私から、動揺を引き出そうとなされるなんて、悪い方だ」
「そうね、言い方が足りなかった。正確には私がある者にやらせたの。そいつはお前があと五ヵ月は持たないと言った」
「……どうせ、私が持っている清族の一人にやらせたのでしょうが、彼らが本当のことを口にするとお思いなのですか? 私には政敵も多く、部下とて真実、忠実であるか分からぬものですのに」
「契約したのはミミズクよ。喋るミミズク。お前も見たことがあるでしょう? あいつが謀ったと言いたいの?」
「…………意地の悪いお方だ。私の失言を待っておられたの?」
「ひどいのは、私に打ち明けようとしなかったお前でしょう!?」

 荒らげた声にギスランはぴしゃりと口を閉じた。考え込むように上を向くと、唇に手をあてる。艶美で計算尽くされたような完璧な仕草に苛立ちがふきだす。
 ここまで来てなお、誤魔化すつもりなのか。

「イルに教えてもらった私の気持ちが分かる? 驚いて、じわじわと自覚して、しばらくして、強烈に腹立たしくなった。お前は私のものなのに、何も知らなかったのよ」
「人の寿命を知るのは妖精達だけで十分ではないでしょうか」
「けれど、イルには言ったのでしょう?」
「あれは家具ですよ、カルディア姫。道具は普通喋りません」

 階級の線を引くように、冷酷な声でギスランは断言した。
 イルは人間ではない。少なくともギスランはイルを人間扱いしない。イルもそれを容認していた。おかしな主従だ。

「……それで、カルディア姫は何をなさりたいの? 寿命が尽きようとしている私と婚約を破棄されたいんですか」
「その逆よ。私は、お前と結婚するの」

 鼻で笑うように、ギスランは吐息を漏らした。

「結婚? ははっ、意外です。貴女様がそのようなことを言うだなんて」
「冗談じゃないわよ。真剣に言っているの」
「そうですか、ならば、私も真剣に答えて差し上げる。結婚は嫌です」
「ん!?」

 はあ!?
 ギスランは私と結婚したくないのか!?
 そういうとは心にも思わなかったので、用意した言葉も、話の展開も、すべて無茶苦茶になってしまう。拒否された。結婚は嫌? こ、こいつ私のこと、嫌いなのか?
 挑むように睨みつける。きちんとした理由がなければ、納得できない。
 ギスランは皮肉気な笑みを浮かべた。

「ミミズクが言った余命の話はおそらく事実でしょう。自分の体ですので、ガタが来ているのが分かる。臓腑が燃えるように痛むし、心臓が変な音を立てている。その音が逆に面白いぐらいだ。五ヵ月という言葉も好意的な見方です。すぐ、死んでしまってもおかしくないぐらいに、弱っている」
「――そんなに悪いの」
「ええ」

 ギスランは寝台から出て立ち上がろうとした。止めようとしたが、手を払いのけて、立ち上がった。立った瞬間、ギスランの体がふらりと揺らいだ。寝台に倒れこむ。

「ああ、まだ駄目ですね。歩く練習しなくては」

 銀色の髪を耳にかけて、ギスランが悲しげな声で言った。

「何をしているの。さっき起きたばかりなのよ?」
「そうですね。……ねえ、カルディア姫。私は、看病されるのは嫌です。部屋を出て行って下さる? 使用人達に頼りますので」
「看病されたくないから、結婚したくないの」

 まだ、きちんとした理由を聞いていない。
 ギスランの顔にはめんどくさいと書いてある。苛つく顔だ。

「いいえ。ですが、看病をされたくないのは本当です」
「理由を言わないなら、勝手にすすめるわよ」
「そもそも、現実的に不可能でしょう。結婚には事前準備が肝要だ。しかも、私とカルディア姫の結婚ですよ。王族が、家臣の家に降嫁となれば、それなりの用意が必要だ。ロイスタ―家が主体となり王家と密になって動く必要がある。ですが、我らは今、コリン領の疫病騒ぎで忙しい。災厄を解決しなくては着手もできない」
「そこは……無理矢理ねじ込むのよ。こういう時に濫用するのが、権力というものでしょう」

 厄を祝い事で圧し潰す。暗い話題ばかりになるを恐れ、領民の意識を逸らして暴動を避けるために結婚するというのも珍しい話ではない。

「権力はなにもかもを解決する魔法の道具ではありません。使い方を誤れば、もう二度と振るえなくなる」
「そうだとしても、使うべきだわ。ギスランは私と結婚したくないというの?」

 ギスランは微笑むだけで不平不満を口に出したりはしなかった。

「結婚したとしても、問題が。残念ながら、私は子供を残す名誉に恵まれなかったのです。呪いを治す薬は私に二つの副作用を負わせたのです。ひとつは寿命。もう一つは高熱です。知っていらっしゃるかもしれませんが、精子は熱に弱い。子供を成すのはまず不可能だと」
「……初めて聞いた」
「言うつもりはなかったので当然です」

 こんこんと説教してやりたい。私にひた隠しにしていたことが多すぎる。

「父以外、知らないことなので。あの人は、私に子供を作る必要はないと言っていました。ロイスタ―家は私を最後に衰退する。それが国王陛下との約束だと」
「どういうこと? ロイスタ―公爵は家をおとり潰しにするつもり? それとも国王がそう命令を?」
「国王陛下と協議の末決めたそうですよ。貴族と清族の混血児はそれだけ禁忌だということです。階級制度が崩壊しかねない。本来ならば同じ階級で結婚するべきで、例外は作るべきではありませんから。私に子を作る能力がなくてよかったとさえ言っていた」
「でも、お前と私は婚約者だったじゃない」
「私も、カルディア姫も、出自が少々特殊ですので。それに、お母様は大四公爵家の出身だ。歴史はあちらの方が上等だとしても、階級は同等です」

 むっと顔を顰める。
 大四公爵家は革命の時に王家側につき、立身出世を遂げ、取り立てられた人々だ。母の実家は革命前、子爵だったか、男爵だったかで他の公爵家の人々よりは位は高かった。まあ、今ではそんなことはどうでもいいことだ。太古の昔から貴族だった人間など、聖書の中にしか存在しない。
 それにしても、どの大四公爵家のどの家も判でも押したように、危機的状況に陥っているのは偶然か?
 ロイスタ―家やサラザーヌ家は言わずもがなだが、トデルフィ家もザルゴ公爵の死後、勢力を弱めつつある。ザルゴ公爵は結婚していないし、遊び人でもなかった。子供はいない。私の叔父も堅物が高じてか独身だ。
 国王陛下は、大四公爵家を無くしてしまうつもりなのか。それとも、権力の座から落としてしまいたいのか。いや、子宝に恵まれない世代が集まってしまった悲劇を呪うべきなのか?
 それにしては、出来過ぎなような気もするが。

「子供が出来なければ、カルディア姫は王族としての義務を果たすために再婚されることになるかと。ならば、最初から結婚しないほうが合理的ではないでしょうか」
「合理的……ね。そういうことで結婚するものではないでしょう」

 頭の痛みをこらえながら、ギスランの言葉に反論する。

「では、私のことを愛しているとでも?」

 起きて初めて、ギスランの顔から表情が抜け落ちる。アメジストのようにきらきら光る瞳が、急に光を反射することをやめてしまった。

「結婚は、家同士の結びつきを強固にするものです。そこに愛だの恋だの入り込む余地はない」
「頑なになっているわ。お前は本当はそう思っていない」
「……そうですね。白状しますと、私は馬鹿な男なので、結婚に夢を見ています。永遠の愛や、恋を信じている。幸せな未来というのを夢想していました。子供は作れませんが、それはいい。どうせろくな親にはなれない。けれど、大好きな人ならば幸せにして差し上げることができる。いえ、違いますね。カルディア姫と一緒に居れば私が幸せだから、結婚したかった」

 口のなかが渇く。ギスランの疑心が、すっと心臓を破って入り込んでくるようだ。

「いつか、恋して下さると思っていました。愛していると、心の底から言って下さるのだと。けれど、カルディア姫は私に同情しているだけだ。それは、苦しい。心が引き裂かれるようです。死ぬときまで、自分は愛される価値がなかったのだと思って死にたくありません」
「私は……」
「幸せはいちごタルトの味をしています。さくさくしていて、甘くて、胸がいっぱいになる。それを知っているのに、虚しいまま妖精に食われたくない」

 腕が私に向って伸びる。けれど、届かない。目を細めて、ギスランが笑う。泣きそうなのを我慢するような、ひどい顔だった。
 胸に熱いものがせりあがってくる。ああ、だめだ。もう、冷静ではいられない。

「お前のこと、好きに決まってるでしょ!? じゃなきゃ、サガル兄様も振り切ってくるわけない!」

 マグマのように噴き出した思いが、唇に乗る。

「たしかに、後ろ髪を引かれる思いだったし、全然納得なんかしていないわよ! 今からだって、戻って無事を確かめたい気持ちはあるわ! でも、私はここにいる。お前の目の前にいる。これってどういうことだか分かる? 私はお前を一番に思っているということなのよ」
「え、えっと」
「一番だから、お前と結婚したいの。こういうのは、本当はお前から言うものでしょう!? どうして、私が言わなくてはならないのよ!」
「慎みがないのはあまり褒められたことではないかと……」

 照れながら、批判するな! この先が言いづらくなる。

「子供なんて欲しくない。私は、お前の妻になりたいの。お前が死ぬって時に、婚約者なんて中途半端な立場でいたくない。同情ですって? そりゃあしているわよ。していて、悪い? 同情していても、愛することはできるし、恋することもできるのよ」
「あ、う、う」
「私は、お前のことを愛しているの。お前の笑顔が一番美しいと思うくらいには」

 寝台に近付いて、俯いた顔を持ち上げる。潤んだ瞳。真っ赤に染まった頬。私よりも、乙女らしく振舞うのがうますぎる。こっちまで、顔が熱くなってきた。
 慎みが足りなさ過ぎた? でも、きちんと口に出した方がいいと思った。
 心を見せることができないなら、せめて、言葉だけでも心を現したい。

「結婚してくれないの?」
「……そ、それでも、駄目です」
「どうして?」

 瞳を見つめたまま尋ねる。今にも潤んだ瞳から宝石がこぼれ落ちてきそうだった。

「結婚を急がせるのが、難しいから? 現実不可能だと思っているの?」
「――だから」
「なんですって?」

 掠れた声は聴き取りづらかった。聞き返すと、口から大切なものをこぼすように一言一言力をこめて唇を動かす。

「歯止めが利かなくなって、カルディア姫を害してしまいそうだから」

 正確な意味が汲み取れなかった。
 結婚が私を傷付ける結果になると言っているのか?

「カルディア姫、私は死にます。痛みで頭が狂って、もがき苦しんで。人格が壊れ、呪詛を撒き散らす」
「ヴィクターからそれとなく聞いているわ。ライが、そうだったみたいね」
「ああ、ライが。噂ではもう少し残っていたと聞いていましたが。やはり、噂は信用できませんね。……私もそういう風になります。清族の死に様は無様だ」
「ギスランはそのことを心配しているの? 私も、覚悟しているとは言いづらいけれど、なってみなければ、分からないと思うわ」
「心配しているのはそのことだけではないのです」

 ギスランの顔は心なしか青ざめていた。

「自制心がなくなり、使用人達にどんな命令をしてしまうのか、分からない。彼らは従順です。恐ろしいほどに。私がやれと命じれば、必ず従う」

 盲目的なものが多いことは知っている。イルなんて、それの典型例だ。

「イルが私を殺すって言いたいの?」
「カルディア姫にとってはもっとおぞましいことかもしれません。だが、困ったことに、私にとって悪いことではない。――腕を捥げと、言うかもしれない」

 うっと腹を殴られたような声が口からこぼれた。
 私の腕を?

「足を斬って、立ち上がれなくなってしまえ。死ぬ前はこう嘆願するかもしれません。後生だから、姫の目をくりぬいて、耳をそいでくれ。鼻を削って、舌を抜いて欲しい。最期に唇を縫い付けてくれれば、完璧だ」
「お前、そんな猟奇的な趣味があったの?!」
「ええ、あるようで。……だって、そんな姿の女、王女でも、誰も娶りたいとは思わないでしょう?」

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