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閑話 サブチャンネル開設?
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む、自己紹介をするのか? いったい誰に?
試聴者?
気にするなと言われてもだな⋯⋯
笑顔で? そうか、そういう約束だったな。
流血沙汰で垢バンされた時のためにサブ垢を作るかもしれないから、その練習?
相変わらず何を言っているのか理解出来ないことが多いが、まあいいだろう。
わたしの名前はミリゼットだ。
このチャチャッカレの街から南に馬車で20日程度の場所にあるイミズルという地方の出身のダークエルフだ。
ダークエルフといってもわたしは魔法の素質に恵まれなかった落ちこぼれだがな。
え? 後ろ向きの話題はいらない?
そ、そうか。
とにかく、魔力を持たないわたしが生きるためには魔法に頼らない力を身につける必要があったんだ。
幼い頃から教育を受けていれば商人などの道もあったのかもしれぬが、生憎とわたしは忌み子として扱われていたからな。教育など受けさせてもらえるわけもない。
はじめは武器を持たぬ徒手空拳から始めたな。
ダークエルフの女という種族は自分で言うのもなんだが、まあ見た目はかなり男好きがするからな。
同族からも疎まれているわたしは何かあっても助けてもらえるなどという期待はしていなかったから、それは必死に訓練したものさ。
おかげで女ながらに人属はもちろんダークエルフの男よりも武芸では負けない程度にはなったな。
槍、剣、鞭、弓、斧、罠の扱いに薬の知識も身につけたわたしは成人するとすぐに居心地の悪かった故郷を出て冒険者として生きていくことにしたわけだ。
引き止める者など誰もいなかったさ。
あまりダークエルフの集落の近くで活動するのは避けたかったからな。
ひとりこのチャチャッカレまで歩いて来たわけだが、これがまた大変だった。
馬車ならいちおう粗末ではあるが食事も出るらしいが、わたしはその時は今以上にカネがなかったからな。当然歩きだ。
魔物に気を付けるのは当然だが、女独り身だ。
盗賊や人攫いにも充分に注意を払っておく必要があったわけだ。
幸い大きなトラブルに遭うこともなくこのチャチャッカレに着いたが、さすがに疲れが溜まっていて丸2日は動けなかったな。
だが、その旅で気配を敏感に感じる力は身についたな。
おかげでソロでも危険は避けてある程度の活躍は出来ていたわけだが、それでもやはりパーティーに比べると稼ぎは悪く将来の蓄えも貯まらぬから、頼み込んでパーティーに入れてもらったりしたが、うまくいくことは無かったな。
魔力を持たないわたしは、魔法石を使ったマジックアイテムを使うことが出来ずにいつも他のメンバーに頼ることになってしまう。もちろんその分索敵や戦闘、解体などは力を出し惜しみせず頑張っていたのだが、わたしだけが魔力を持たないという小さな不協和音がパーティーの不和に繋がっていったのは確かだ。
だからわたしは、わたしを追い出したパーティーを恨んだりはしていない。
いざという時に空中分解してしまう危険を孕んだままにしておくのは、一瞬の判断が生死を分ける冒険者としては排除しておくのは当然だからだ。
だからわたしは不協和音などがあっても、わたしが必要だと言われるレベルの力を身につけることを目標に訓練を繰り返した。
結果として、今のわたしに魔法を使わぬ武芸でわたしより秀でている者はこの街にはいないだろうと思えるくらいには強くなった。
そんなある日、中期の契約でとあるパーティーと一緒に行動することになったのだが、久しぶりのパーティー活動でつい張り切りすぎたのか普段ではありえないミスをしでかしてしまった。
それが今回ヒカリ殿たちに会うキッカケになったのだが、あの時は本当に肝が冷えたぞ。
マングーススネークはすぐに他のメンバーが退治したのだがマズいことにわたしは利き腕を噛まれ神経をやられて、その上に毒まで喰らってしまった。
そしてあのギルドでの一件に繋がったというわけさ。
ヒカリ殿とメルル殿にはパーティーに加えてもらっただけではなく、腕の怪我まで治療していただき本当に感謝している。
本当に伽くらい構わないのだから、その気になったらいつでも⋯⋯何? そういう発言も今は厳しく取り締まられるからやめろ?
ふむ、ならこの撮影とやらをしていない時なら構わぬのだな? ふふふ、楽しみだ。
鍛え抜かれたわたしの肉体美で、ヒカリ殿も試聴者とやらも魅了させてみせようではないか。
試聴者?
気にするなと言われてもだな⋯⋯
笑顔で? そうか、そういう約束だったな。
流血沙汰で垢バンされた時のためにサブ垢を作るかもしれないから、その練習?
相変わらず何を言っているのか理解出来ないことが多いが、まあいいだろう。
わたしの名前はミリゼットだ。
このチャチャッカレの街から南に馬車で20日程度の場所にあるイミズルという地方の出身のダークエルフだ。
ダークエルフといってもわたしは魔法の素質に恵まれなかった落ちこぼれだがな。
え? 後ろ向きの話題はいらない?
そ、そうか。
とにかく、魔力を持たないわたしが生きるためには魔法に頼らない力を身につける必要があったんだ。
幼い頃から教育を受けていれば商人などの道もあったのかもしれぬが、生憎とわたしは忌み子として扱われていたからな。教育など受けさせてもらえるわけもない。
はじめは武器を持たぬ徒手空拳から始めたな。
ダークエルフの女という種族は自分で言うのもなんだが、まあ見た目はかなり男好きがするからな。
同族からも疎まれているわたしは何かあっても助けてもらえるなどという期待はしていなかったから、それは必死に訓練したものさ。
おかげで女ながらに人属はもちろんダークエルフの男よりも武芸では負けない程度にはなったな。
槍、剣、鞭、弓、斧、罠の扱いに薬の知識も身につけたわたしは成人するとすぐに居心地の悪かった故郷を出て冒険者として生きていくことにしたわけだ。
引き止める者など誰もいなかったさ。
あまりダークエルフの集落の近くで活動するのは避けたかったからな。
ひとりこのチャチャッカレまで歩いて来たわけだが、これがまた大変だった。
馬車ならいちおう粗末ではあるが食事も出るらしいが、わたしはその時は今以上にカネがなかったからな。当然歩きだ。
魔物に気を付けるのは当然だが、女独り身だ。
盗賊や人攫いにも充分に注意を払っておく必要があったわけだ。
幸い大きなトラブルに遭うこともなくこのチャチャッカレに着いたが、さすがに疲れが溜まっていて丸2日は動けなかったな。
だが、その旅で気配を敏感に感じる力は身についたな。
おかげでソロでも危険は避けてある程度の活躍は出来ていたわけだが、それでもやはりパーティーに比べると稼ぎは悪く将来の蓄えも貯まらぬから、頼み込んでパーティーに入れてもらったりしたが、うまくいくことは無かったな。
魔力を持たないわたしは、魔法石を使ったマジックアイテムを使うことが出来ずにいつも他のメンバーに頼ることになってしまう。もちろんその分索敵や戦闘、解体などは力を出し惜しみせず頑張っていたのだが、わたしだけが魔力を持たないという小さな不協和音がパーティーの不和に繋がっていったのは確かだ。
だからわたしは、わたしを追い出したパーティーを恨んだりはしていない。
いざという時に空中分解してしまう危険を孕んだままにしておくのは、一瞬の判断が生死を分ける冒険者としては排除しておくのは当然だからだ。
だからわたしは不協和音などがあっても、わたしが必要だと言われるレベルの力を身につけることを目標に訓練を繰り返した。
結果として、今のわたしに魔法を使わぬ武芸でわたしより秀でている者はこの街にはいないだろうと思えるくらいには強くなった。
そんなある日、中期の契約でとあるパーティーと一緒に行動することになったのだが、久しぶりのパーティー活動でつい張り切りすぎたのか普段ではありえないミスをしでかしてしまった。
それが今回ヒカリ殿たちに会うキッカケになったのだが、あの時は本当に肝が冷えたぞ。
マングーススネークはすぐに他のメンバーが退治したのだがマズいことにわたしは利き腕を噛まれ神経をやられて、その上に毒まで喰らってしまった。
そしてあのギルドでの一件に繋がったというわけさ。
ヒカリ殿とメルル殿にはパーティーに加えてもらっただけではなく、腕の怪我まで治療していただき本当に感謝している。
本当に伽くらい構わないのだから、その気になったらいつでも⋯⋯何? そういう発言も今は厳しく取り締まられるからやめろ?
ふむ、ならこの撮影とやらをしていない時なら構わぬのだな? ふふふ、楽しみだ。
鍛え抜かれたわたしの肉体美で、ヒカリ殿も試聴者とやらも魅了させてみせようではないか。
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