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三姉妹のせいいっぱい 夏休みの終わり
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今日は8月24日。
夏休みは残すところ一週間になりました。
家族で夕飯のカレーライスを食べているとお父さんが、
「子供たちは夏休みの宿題終わったのか?」
と聞きました。
次女のはなちゃんはほこらしげに
「私、宿題は7月中に終わらせたよ」
と言うとお母さんが
「はなちゃん、すごいわ」
と言いました。
長女のひとみちゃんと三女のまゆちゃんは静かにカレーライスを食べています。
お父さんが
「まゆちゃんはどうなんだ?夏休みの宿題」
と聞くとまゆちゃんは
「私も7月中に終わらせたよ。朝顔の観察日記」
と言うとお母さんが
「まゆちゃんの朝顔は水あげなかったから8月になる前に枯れちゃったもんね」
と言いました。
お父さんが
「他の宿題は?」
と聞くとまゆちゃんは頭を下げて
「ごめんなさい。まだ全然やってません」
と謝りました。
「ひとみちゃんはどうだ?」
と聞くとひとみちゃんは
「あと半分だから大丈夫」
と言いました。
お母さんが
「去年と変わらないわね。二人とも大丈夫なの?」
と言いました。
ひとみちゃんとまゆちゃんは声をそろえて
「大丈夫、、多分」
と下を向いて言いました。
お父さんが少し考え込むと
「じゃあみんなでガオガオ遊園地に行こう」
と言いました。
三姉妹は
「やったー」
と言いましたが、お母さんは
「えーー!どうしてそうなるの?」
と言いました。
お父さんが
「ガオガオ遊園地に行くのは8月31 日な。ひとみちゃんとまゆちゃんはそれまでに宿題を終わらせておくように」
と言うとひとみちゃんとまゆちゃんは声をそろえて
「えー。なんでその日なの?」
と聞くとお父さんは
「8月31 日は子供はみんな宿題やってて出かけないだろ。つまり遊園地が空いてるって事だな」
と言うとはなちゃんは
「なるほど」と言いました。
まゆちゃんが
「宿題終わって無かったらどうなるの?」
と聞くとお父さんが
「家で宿題しなきゃな」
と言うとひとみちゃんとまゆちゃんは頭を抱えて
「どうしよー」
と言いました。
さて、ひとみちゃんとまゆちゃんは宿題を終わらせる事ができるのでしょうか。
そして8月30日の夕食。ひとみちゃんが作ったカレーライスです。
お父さんが
「ひとみちゃんとまゆちゃんは宿題終わったか?」
と聞くとひとみちゃんとまゆちゃんは顔を見合わせてから
「ほとんど終わったんだけど、私達自由研究だけ終わってないの」
と言うとはなちゃんが突然
「あーーー!」
と大声を出しました。
はなちゃんが
「自由研究の事すっかり忘れてた」
と言いました。
お母さんが
「じゃあ3人とも自由研究だけ残ってるのね。明日の遊園地どうしましょう」
と言うとはなちゃんが
「お父さんとお母さんだけで行ってきて」
と元気無く言いました。
お父さんが
「おいおい、子供連れないで遊園地行ってもしょうがないだろ」
と言うとはなちゃんが
「明日中に自由研究やらないといけないから遊園地には行けないわ」
と言いました。
まゆちゃんが
「じゃあ自由研究はガオガオ遊園地にしようよ。3人でガオガオ遊園地のパンフレットを作るの。3人で手分けしてやれば出来るよ」
と言いました。
お父さんが
「面白そうじゃないか。3人ともせいいっぱい頑張れよ。お父さんとお母さんも手伝うぞ」
と言うとひとみちゃんとはなちゃんは納得しました。
そして8月31日。
みんなでガオガオ遊園地に出かけました。
ひとみちゃんとお父さんはアスレチックを回りました。
ひとみちゃんがアスレチックをどんどん進んでいきます。お父さんはそれをカメラで撮りました。
はなちゃんとレストランや屋台を回って料理について調べました。お店の人にお願いして料理の写真を撮らせてもらいました。お昼ご飯は人気メニューをみんなで食べました。
まゆちゃんは一人で乗り物を回って調べました。お父さんの言った通り遊園地は空いていたので並ぶ事なくいろんな乗り物に乗れました。
夕方になりみんな集まりました。
みんな遊ぶよゆうもなく走り回ってくたくたです。
フードコートで椅子に座ってスイーツを食べながらジュースを飲みます。
そこで集めた写真や文章をまゆちゃんがノートパソコンに打ち込みます。
お母さんが
「まゆちゃんはパソコンができてすごいわね」
と言うとまゆちゃんは
「学校で習うからみんな出来るよ」
と言っていますが、ポテトを食べながらものすごい速さで文字を打ち込んでいます。
その後、1時間程でパンフレットが完成しました。
まゆちゃんが
「あ~つかれた」
とテーブルにつっぷします。
お母さんが
「まゆちゃん、がんばったわね。これ食べて」
とりんご飴をくれました。まゆちゃんはりんご飴を食べ
「あ~おいしいっ」
と言ってニコニコしました。
帰りの車の中、三姉妹はつかれてねていました。家に着いてから昨日のカレーを温めてみんなで食べます。
お母さんが
「せっかく家族みんなで遊園地に来たのに、なんだか忙しくてあっという間の1日だったわね」
と言うとお父さんが
「あれはあれで楽しかったんじゃないか。みんながんばってたし何かごほうびあげないとな」
と言いました。
ひとみちゃんとはなちゃんが声をそろえて
「もう一度ガオガオ遊園地行きたい」
と言いました。
ひとみちゃんが
「私はアスレチックしかやってないもん。ジェットコースターとか観覧車とか乗ってみたかった」
と言うとはなちゃんは
「私もレストランとか屋台回ってたから何も乗れてないの」
と言いました。
まゆちゃんは
「私は今日1日でガオガオ遊園地の乗り物全部乗ったから別にいいや」
と言うとひとみちゃんとはなちゃんが
「まゆちゃん、ずるーい」
と言いました。
後日、家族全員で作ったガオガオ遊園地のパンフレットは金賞をとりました。それを知ったガオガオ遊園地からお祝いにチケットが送られてきました。
夏休みは残すところ一週間になりました。
家族で夕飯のカレーライスを食べているとお父さんが、
「子供たちは夏休みの宿題終わったのか?」
と聞きました。
次女のはなちゃんはほこらしげに
「私、宿題は7月中に終わらせたよ」
と言うとお母さんが
「はなちゃん、すごいわ」
と言いました。
長女のひとみちゃんと三女のまゆちゃんは静かにカレーライスを食べています。
お父さんが
「まゆちゃんはどうなんだ?夏休みの宿題」
と聞くとまゆちゃんは
「私も7月中に終わらせたよ。朝顔の観察日記」
と言うとお母さんが
「まゆちゃんの朝顔は水あげなかったから8月になる前に枯れちゃったもんね」
と言いました。
お父さんが
「他の宿題は?」
と聞くとまゆちゃんは頭を下げて
「ごめんなさい。まだ全然やってません」
と謝りました。
「ひとみちゃんはどうだ?」
と聞くとひとみちゃんは
「あと半分だから大丈夫」
と言いました。
お母さんが
「去年と変わらないわね。二人とも大丈夫なの?」
と言いました。
ひとみちゃんとまゆちゃんは声をそろえて
「大丈夫、、多分」
と下を向いて言いました。
お父さんが少し考え込むと
「じゃあみんなでガオガオ遊園地に行こう」
と言いました。
三姉妹は
「やったー」
と言いましたが、お母さんは
「えーー!どうしてそうなるの?」
と言いました。
お父さんが
「ガオガオ遊園地に行くのは8月31 日な。ひとみちゃんとまゆちゃんはそれまでに宿題を終わらせておくように」
と言うとひとみちゃんとまゆちゃんは声をそろえて
「えー。なんでその日なの?」
と聞くとお父さんは
「8月31 日は子供はみんな宿題やってて出かけないだろ。つまり遊園地が空いてるって事だな」
と言うとはなちゃんは
「なるほど」と言いました。
まゆちゃんが
「宿題終わって無かったらどうなるの?」
と聞くとお父さんが
「家で宿題しなきゃな」
と言うとひとみちゃんとまゆちゃんは頭を抱えて
「どうしよー」
と言いました。
さて、ひとみちゃんとまゆちゃんは宿題を終わらせる事ができるのでしょうか。
そして8月30日の夕食。ひとみちゃんが作ったカレーライスです。
お父さんが
「ひとみちゃんとまゆちゃんは宿題終わったか?」
と聞くとひとみちゃんとまゆちゃんは顔を見合わせてから
「ほとんど終わったんだけど、私達自由研究だけ終わってないの」
と言うとはなちゃんが突然
「あーーー!」
と大声を出しました。
はなちゃんが
「自由研究の事すっかり忘れてた」
と言いました。
お母さんが
「じゃあ3人とも自由研究だけ残ってるのね。明日の遊園地どうしましょう」
と言うとはなちゃんが
「お父さんとお母さんだけで行ってきて」
と元気無く言いました。
お父さんが
「おいおい、子供連れないで遊園地行ってもしょうがないだろ」
と言うとはなちゃんが
「明日中に自由研究やらないといけないから遊園地には行けないわ」
と言いました。
まゆちゃんが
「じゃあ自由研究はガオガオ遊園地にしようよ。3人でガオガオ遊園地のパンフレットを作るの。3人で手分けしてやれば出来るよ」
と言いました。
お父さんが
「面白そうじゃないか。3人ともせいいっぱい頑張れよ。お父さんとお母さんも手伝うぞ」
と言うとひとみちゃんとはなちゃんは納得しました。
そして8月31日。
みんなでガオガオ遊園地に出かけました。
ひとみちゃんとお父さんはアスレチックを回りました。
ひとみちゃんがアスレチックをどんどん進んでいきます。お父さんはそれをカメラで撮りました。
はなちゃんとレストランや屋台を回って料理について調べました。お店の人にお願いして料理の写真を撮らせてもらいました。お昼ご飯は人気メニューをみんなで食べました。
まゆちゃんは一人で乗り物を回って調べました。お父さんの言った通り遊園地は空いていたので並ぶ事なくいろんな乗り物に乗れました。
夕方になりみんな集まりました。
みんな遊ぶよゆうもなく走り回ってくたくたです。
フードコートで椅子に座ってスイーツを食べながらジュースを飲みます。
そこで集めた写真や文章をまゆちゃんがノートパソコンに打ち込みます。
お母さんが
「まゆちゃんはパソコンができてすごいわね」
と言うとまゆちゃんは
「学校で習うからみんな出来るよ」
と言っていますが、ポテトを食べながらものすごい速さで文字を打ち込んでいます。
その後、1時間程でパンフレットが完成しました。
まゆちゃんが
「あ~つかれた」
とテーブルにつっぷします。
お母さんが
「まゆちゃん、がんばったわね。これ食べて」
とりんご飴をくれました。まゆちゃんはりんご飴を食べ
「あ~おいしいっ」
と言ってニコニコしました。
帰りの車の中、三姉妹はつかれてねていました。家に着いてから昨日のカレーを温めてみんなで食べます。
お母さんが
「せっかく家族みんなで遊園地に来たのに、なんだか忙しくてあっという間の1日だったわね」
と言うとお父さんが
「あれはあれで楽しかったんじゃないか。みんながんばってたし何かごほうびあげないとな」
と言いました。
ひとみちゃんとはなちゃんが声をそろえて
「もう一度ガオガオ遊園地行きたい」
と言いました。
ひとみちゃんが
「私はアスレチックしかやってないもん。ジェットコースターとか観覧車とか乗ってみたかった」
と言うとはなちゃんは
「私もレストランとか屋台回ってたから何も乗れてないの」
と言いました。
まゆちゃんは
「私は今日1日でガオガオ遊園地の乗り物全部乗ったから別にいいや」
と言うとひとみちゃんとはなちゃんが
「まゆちゃん、ずるーい」
と言いました。
後日、家族全員で作ったガオガオ遊園地のパンフレットは金賞をとりました。それを知ったガオガオ遊園地からお祝いにチケットが送られてきました。
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