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話のタネになる雑学

日本人も間違えるまぎらわしい日本語!?

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日本語には、日常的に使われる中で誤解や誤用が生じやすい表現が数多く存在します。
これらの表現を正しく理解し、適切に使用することは、円滑なコミュニケーションや文章作成において非常に重要です。
以下に、特に間違いやすい日本語表現を取り上げ、その正しい意味や用法、誤用例などを解説します。


1. 役不足(やくぶそく)と力不足(ちからぶそく)

誤用例:「主役なんて私には役不足です。」

解説:「役不足」は、本来「自分の能力に対して役目が軽すぎる」という意味です。
したがって、上記の例文では「主役なんて私には軽すぎて不満」という逆の意味になってしまいます。
この場合、適切なのは「力不足」であり、「主役なんて私には力不足です」と表現するのが正しいです。「力不足」は、与えられた役目を果たすだけの力量がないことを指します。 


2. 小春日和(こはるびより)

誤用例:「春の陽気で小春日和ですね。」

解説:「小春日和」は、晩秋から初冬(旧暦10月、新暦では11月頃)にかけての、春のように穏やかで暖かい気候を指します。
したがって、春の時期にこの表現を使うのは誤りです。正しくは、秋から冬にかけての暖かい日に使用します。 


3. 煮詰まる(につまる)

誤用例:「アイデアが浮かばず、煮詰まってしまった。」

解説:「煮詰まる」は、本来「議論や検討が十分に行われ、結論が出る段階に近づく」という意味です。
しかし、現代では「行き詰まって先に進めない」という意味で使われることが多くなっています。本来の意味を考慮すると、上記の例文は誤用となります。 


4. 失笑(しっしょう)

誤用例:「彼の発言に皆が失笑した。」(相手を馬鹿にして呆れるという意味で使用)

解説:「失笑」は、本来「思わず笑い出す」「おかしさのあまり噴き出す」という意味です。したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼の発言に皆が思わず笑ってしまった」となります。 


5. 敷居が高い(しきいがたかい)

誤用例:「あのレストランは高級すぎて敷居が高い。」

解説:「敷居が高い」は、本来「不義理や面目のないことがあって、その人の家に行きにくい」という意味です。
しかし、広辞苑第7版では、誤用とされていた「高級だったり格が高かったりして、その家や店に入りにくい」という意味も追加されています。
したがって、現在では両方の意味で使われることがありますが、元々の意味を理解しておくことが重要です。 


6. 檄を飛ばす(げきをとばす)

誤用例:「部下に檄を飛ばして励ました。」

解説:「檄を飛ばす」は、本来「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」を指します。
しかし、現代では「元気のない人に頑張れと励ます」という意味で使われることが多くなっています。本来の意味を考慮すると、上記の例文は誤用となります。 


7. ご自愛(ごじあい)

誤用例:「お体をご自愛ください。」

解説:「ご自愛」は「健康に気をつけ、自分の体を大切にする」という意味です。「お体をご自愛ください」は「体」という意味が重複するため、重ね言葉となり不適切です。正しくは「時節柄、くれぐれもご自愛ください」となります。 


8. 潮時(しおどき)

誤用例:「もう潮時だから、やめよう。」(物事が終わる間際にマイナスの意味で使用)

解説:「潮時」は、本来「物事を行うのに最も良いタイミング」を指します。したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「今が潮時だから、始めよう」となります。


9. 気が置けない(きがおけない)

誤用例:「彼とはまだ知り合ったばかりなので、気が置けない。」

解説:「気が置けない」は、本来「遠慮や気遣いをする必要がなく、親しい関係」を指します。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼とは長年の友人で、気が置けない仲だ」となります。誤用例のように、「気を使う」「遠慮する」という意味で使うのは誤りです。 


10. 斜に構える(しゃにかまえる)

誤用例:「彼はいつも斜に構えていて、真面目だ。」

解説:「斜に構える」は、本来「皮肉や批判的な態度で物事を見る」という意味です。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼はいつも斜に構えていて、素直に受け取らない」となります。誤用例のように、「真面目」や「正直」という意味で使うのは誤りです。 


11. おもむろに

誤用例:「彼はおもむろに部屋に入ってきた。」(「突然に」という意味で使用)

解説:「おもむろに」は、本来「落ち着いてゆっくりと」という意味です。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼はおもむろに話し始めた」となります。誤用例のように、「突然に」や「急に」という意味で使うのは誤りです。 

12. 奇特(きとく)

誤用例:「彼の行動は奇特だ。」(「奇妙」や「特異」という意味で使用)

解説:「奇特」は、本来「行いが優れていて感心できるさま」を指します。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼の慈善活動は奇特だ」となります。誤用例のように、「奇妙」や「特異」という意味で使うのは誤りです。 


13. 破天荒(はてんこう)

誤用例:「彼の行動は破天荒だ。」(「豪快」や「大胆」という意味で使用)

解説:「破天荒」は、本来「今まで誰も成し得なかったことを初めて行う」という意味です。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼の新発明は破天荒だ」となります。誤用例のように、「豪快」や「大胆」という意味で使うのは誤りです。 


14. 割愛(かつあい)

誤用例:「この部分は重要なので割愛します。」

解説:「割愛」は、本来「惜しいと思いながら省略する」という意味です。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「時間の都合上、この部分は割愛します」となります。誤用例のように、「重要だから省略しない」という意味で使うのは誤りです。 


15. 話のさわり

誤用例:「映画のさわりだけ教えてください。」(「冒頭部分」という意味で使用)

解説:「さわり」は、本来「物語や音楽の最も盛り上がる部分」を指します。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「映画の要点だけ教えてください」となります。誤用例のように、「冒頭部分」という意味で使うのは誤りです。 


16. 流れに掉さす(ながれにさおさす)

誤用例:「彼の意見は流れに掉さすものだ。」(「流れに逆らう」という意味で使用)

解説:「流れに掉さす」は、本来「物事が順調に進むように助力する」という意味です。
したがって、上記の例文は誤用であり、正しくは「彼の提案は計画の成功に流れに掉さすものだ」となります。
誤用例のように、「流れに逆らう」という意味で使用するのは誤りです。


17. 情けは人のためならず(なさけはひとのためならず)

誤用例:「困っている人を助けると、その人のためにならない。」

解説:「情けは人のためならず」は「他人に親切にすると、巡り巡って自分にも良いことが返ってくる」という意味です。
誤用例のように「他人を甘やかすと、その人のためにならない」という意味ではありません。
正しい使用例:「困っている人には手を差し伸べるべきだ。情けは人のためならずというからね。」


 18.琴線(きんせん)に触れる
 
正しい意味:「深く感動すること」や「心の奥底に響くこと」を指します。「琴線」とは、琴の弦のことで、比喩的に人の感情や感性を表しています。

誤用例:「彼の発言が彼女の琴線に触れ、怒らせてしまった。」
この場合、「琴線に触れる」を「怒りを引き起こす」という意味で使用していますが、これは誤りです。

解説:「琴線に触れる」は、本来、感動や共感といったポジティブな感情に対して使われる表現です。
しかし、「逆鱗に触れる」(目上の人の怒りを買う)や「癪に障る」(不快に感じる)と混同され、「怒りを引き起こす」という意味で誤用されることがあります。 

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