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ノアキ光

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話のタネになる雑学

海水の塩分の出どころはどこか

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海水には、塩素、ナトリウム、硫黄、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが溶けています。その中でも、塩素とナトリウムだけで85%にもなります。これらの塩分は、地球の歴史とともに形成されてきました。

地球は、現在から見て46億年前に誕生しました。その当時は、非常に高温だったため、水は液体ではなく空気中に蒸発した状態で存在していました。やがて、地球が冷えてくると、その水蒸気は雨となって地上に降り注ぎます。また、大気中の塩素ガスが溶け込んだ結果、地上には強い酸性の水がたまりました。こうして、38億年前には海が誕生したと考えられています。

さらにこの酸性の海には、岩石から溶け出したナトリウムが流れ込み、徐々に中和されるとともに、塩化ナトリウムを含む水となっていったのです。塩化ナトリウムとは、要するに塩のことです。そうして現在まで、その塩分の濃度は、ほとんど変わりのない塩辛さであるといわれています。

しかし、海水の塩分濃度は一様ではなく場所により異なります。大体3.1~3.8%の範囲にあり、平均すると約3.5%です。日本海やオホーツク海などの日本近海の塩分濃度は3.3~ 3.4%と平均値に比べてやや低めです。この塩分濃度は、海面から深さ200mまでの表層と呼ばれる海域での濃度です。

海水の表層での塩分濃度は、大まかには海面における蒸発量と降雨量の差で決まっています。蒸発量が多いほど水分が減り、塩分濃度が高くなります。降雨量が多いほど水分が増加するので、塩分濃度は低くなります。北回帰線 (北緯23度27分)と南回帰線 (南緯23度27分)付近の塩分濃度が最も高くなっています。これらの地域では、日射量が多くて海水の蒸発量が多いわりに降水量が少ないためです。

また、風や気温だけでなく、海流や地形も塩分濃度に影響を与えます。例えば日本近海では黒潮や対馬海流などの暖流と親潮や千島海流などの寒流が交わっています。暖流は温度が高く塩分濃度も高い傾向にあります。寒流は温度が低く塩分濃度も低い傾向にあります。このように海流が混ざることで表層の塩分濃度も変化します。また、地形が海水の流れを妨げたり、深層の水を引き上げたりすることもあります。

海水の塩分濃度は、地球の歴史や自然環境によって形成されてきたものです。海水の塩分濃度は、生物の生存や気候にも影響を与えます。海水の塩分濃度を知ることで、地球の姿や働きについても理解が深まるでしょう。

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