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驚きの雑学

演奏に18時間かかる音楽

『ジムノペディ』など、シックで耳に心地よい楽曲を生んだ、フランスの作曲家エリック・サティについてです。
彼は、優れた名曲を多く作り出すとともに、実は変人とも呼ばれる一面もあったといいます。
それはもちろん根も葉もないデマではなく、実際に風変わりとしか言いようのない楽曲も多数作り出したといいます。
その代表作が『ヴェクサシオン』です。
世界一演奏時間の長いピアノ曲として、ギネスにも認定されています。
その演奏にかかる時間は、なんと18時間以上なのです。
しかもその楽譜は、たったの１ページです。
小節線も拍子記号も無く、楽譜に記された52拍分の音を840回繰り返すことになり、しかもテンポの指示は非常に遅くとなっています。
ピアノを１回弾くのに、１分半もかかる長さです。
曲名の『ヴェクサシオン』とは、「嫌がらせ」という意味になります。
演奏者にしてみれば、確かに嫌がらせですよね。
それとも、聴きに来るお客たちに対する嫌がらせにもなりますね。