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話のタネになる雑学
小次郎にとどめを刺した本当の人物は
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二刀流を生み出した宮本武蔵と、燕返しの使い手の佐々木小次郎の両者は、江戸時代でも傑出した剣豪です。
彼らが対決した、巌流島の決闘は有名ですね。
江戸時代は慶長17年、武蔵は約束の刻限に遅れてやって来ました。
しかし彼は、鞘を海に投げ捨てた小次郎に、抜いた刀を戻すところが無いのは、勝つ意思が無いと皮肉ったと言います。
そうして武蔵は、小次郎を死に至らしめ、巌流島を後にしました。
こうしたイメージの流布があるのですが、実はこの描写は吉川英治の小説「宮本武蔵」に由来します。
この小説の元となった伝記の「二天記」ですが、近年、巌流島の決闘を許可した細川家家老の業績を記した「沼田家記」が見つかったというのです。
これは、沼田延元の人物を、その子孫がまとめ上げたものだということです。
それによると、武蔵にやられた小次郎は脳震とうを起こして気を失っていたといいます。
やがて、息を吹き返したことに気付いた武蔵の弟子たちがすぐに駆け付け、小次郎に止めを刺したというのですから驚きです。
それが真相なのかどうか、未だ明らかになっていません。
ただ、吉川英治の小説以外にも、巌流島の決闘は、様々な劇、小説、漫画、さらには、江戸時代にも歌舞伎や浄瑠璃としても演じられてきたといいます。
いずれも小説と大筋は同じとういことです。
もしもクライマックスが違ったなら、大ごとですね。
ただし、「小倉碑文」には小次郎が一撃でやられたと書かれているらしいですし、剣豪の武蔵が、弟子を巌流島に引き連れていたとも考えにくいこともあるそうですし、真相は、やぶの中です。
彼らが対決した、巌流島の決闘は有名ですね。
江戸時代は慶長17年、武蔵は約束の刻限に遅れてやって来ました。
しかし彼は、鞘を海に投げ捨てた小次郎に、抜いた刀を戻すところが無いのは、勝つ意思が無いと皮肉ったと言います。
そうして武蔵は、小次郎を死に至らしめ、巌流島を後にしました。
こうしたイメージの流布があるのですが、実はこの描写は吉川英治の小説「宮本武蔵」に由来します。
この小説の元となった伝記の「二天記」ですが、近年、巌流島の決闘を許可した細川家家老の業績を記した「沼田家記」が見つかったというのです。
これは、沼田延元の人物を、その子孫がまとめ上げたものだということです。
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やがて、息を吹き返したことに気付いた武蔵の弟子たちがすぐに駆け付け、小次郎に止めを刺したというのですから驚きです。
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