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春の小川で・・・.
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去年の春、うららかな空気の中。
小川のせせらぎの心地よい、川原にいたとき。
川のカモを撮影するのに、近づけばゆっくり遠ざかり、一気に接近すれば逃げるだろう、どうすれば良いだろうと考えていた。
間もなく、階段状になった少し下にいた女性(座って川を眺めていたと思う)がこちらに気づいた。
そうして睨みだした。
自分は川上や川下を見て、カモが来ないか眺めるも、来ない。
視線を前に戻すと、下の方の女性がまだ横目に睨んでいる。
穏やかな暖かい空気の中にもかかわらず、蛇に睨まれた蛙のように身動きが取れない緊張感に硬直した。
目が逸らせない。前にも後ろにも動けなかった。
そのうち女性は荷物をまとめ、立ち去った。
やっと動けるようになった。ほっとした。
まさかあの女性はカモの化身だった、とでも言うのだろうか。
女性の方がずっとこちらを見ていた。しかも睨んでいた。
カモなどの動物も、じっと見つめるのはいけないのかもしれない。
たとえネットに掲載しないのだとしても、個人用の画像撮影でも、どうにか意思を確認して許可を取らないといけない。
そう(少し)思うようになった経験だった。
それ以来、カモを始め、動物も撮影することはなくなった・・・。
小川のせせらぎの心地よい、川原にいたとき。
川のカモを撮影するのに、近づけばゆっくり遠ざかり、一気に接近すれば逃げるだろう、どうすれば良いだろうと考えていた。
間もなく、階段状になった少し下にいた女性(座って川を眺めていたと思う)がこちらに気づいた。
そうして睨みだした。
自分は川上や川下を見て、カモが来ないか眺めるも、来ない。
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穏やかな暖かい空気の中にもかかわらず、蛇に睨まれた蛙のように身動きが取れない緊張感に硬直した。
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たとえネットに掲載しないのだとしても、個人用の画像撮影でも、どうにか意思を確認して許可を取らないといけない。
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