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ノアキ光

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205 黒ずきんちゃんの暗黒童話詩

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赤ずきんちゃんは森の中を歩いていた
おばあさんの家にお菓子を届けるために
でも道に迷ってしまって
夜が来てしまった

赤ずきんちゃんは怖くなって泣いた
狼が出てきて食べられるかもしれないと思った
でも狼は現れなかった
代わりに黒い影が近づいてきた

赤ずきんちゃんは目を見開いて見た
影は黒いマントを着た女の人だった
女の人は優しく微笑んで言った
「大丈夫よ、助けてあげる」

赤ずきんちゃんは女の人を信じて、ついていった
女の人は森の奥にある小さな家に連れて行った
家の中には本や絵画や楽器がたくさんあった
女の人は赤ずきんちゃんに色々なことを教えてくれた

赤ずきんちゃんは女の人に感謝した
女の人は赤ずきんちゃんにプレゼントをくれた
プレゼントは黒いマントだった
女の人は言った

「これを着て私と一緒に暮らそう。私は夜の魔物なのよ。君も、私の仲間になろう」

赤ずきんちゃんは驚いて拒否した
女の人は怒って言った
「君は私に恩義があるのよ。私が助けたのよ」

赤ずきんちゃんは逃げようとした
でも女の人は速くて追いつかれた
女の人は赤ずきんちゃんの首筋に噛みついた
赤ずきんちゃんは痛みと恐怖で叫んだ

赤ずきんちゃんは気を失って倒れた
女の人は血を吸って満足した
女の人は言った

「これで君も私と同じになったわ。さあ、起きて黒ずきんちゃん」
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