あがつま ゆい

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あとがき

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 ……いかがでしたでしょうか。

 私は飲むにしろ今のところは適量を守っている(はず)のですが「酔ってる自分が何よりも嫌になる」と加速度的に飲酒量が増えそうだな、とは思います。
 冒頭に星の王子さまの「酒飲み」の話を載せましたが、あそこに出てきた酒飲みと同じ状態になるのは誰にでもあり得ます。



 星の王子さまに出てくる酒飲みのように「酔ってる自分が嫌いで恥ずかしい」だから「酔ってる自分すら忘れよう」として酒の量が増えるわけなんです。

「直視したくない自分」を忘れようと飲み始めた酒が、今度は「現実を直視できずに酔っ払ってごまかしているだけの自分」を突き付けてきて、
 それすら忘れようとして酒に溺れるようになってしまうわけなんです。その行き着く果ては「連続飲酒」つまりは
「起きたら気絶するように眠るまで酒を飲み続けて、曜日や時間の感覚すら分からなくなる」という境地なのでしょう。

 星の王子さまに出てきた酒飲みは「酒を飲むのが恥ずかしいからそれを忘れるために酒を飲む」という境地に至り、
 赤の他人からすれば矛盾の塊みたいなものですが、当事者である酒飲みにとっては切実な問題ですし、実際私は「わかる! その気持ち!」と心の底から思っています。



「わかる!」と書きましたが、私はそこまで酷い飲み方はしていません。ただ直感、もしくはそんな酷い飲み方をしてしまった人からの証言で理解できる部分はあります。
 推計では世界で今でも年間300万人もの人がアルコールが原因で亡くなっているそうですので、できるなら飲むな。飲んでも決して飲み過ぎないようにご注意を。
 特にロシア人はウオッカによるアル中で現在進行形でガンガン死んでいるらしいので、彼らの真似はしなくていい。
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