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アダルトビデオの様な真実の愛

5.アルバイト初日

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「今日から宜しくお願いします」

今日はアダルトDVDショップのアルバイト初日。
何となく場違いに元気に挨拶してしまった。

「いやいや、元気があっていいね、ただね、お客様は隠れて来られる方や、まあおいおい分かると思うけど、色々な方が来られるんで、万引き以外はある程度無関心というか、見てないフリをするようにしてくださいね」

「はあ」

良くわからないのでとりあえずの返事をしてしまった。

新作のDVDは毎週金曜日に届くらしい。
新作は1番目立つ場所にレイアウトして、今までレイアウトしていたものは3ヶ月間新作コーナーに移す。
3か月を超えると、女優別コーナーとジャンル別コーナーに振り分ける。

あと、アプリの会員登録の仕方とレジ周りの仕事を教えてもらった。
比較的に簡単で、ひとりでも難しくないように感じた。

「あっ、いらっしゃいませ、光ちゃんの新作入ってますよ。あとナンパものもいい感じです」 

「ありがとうございます、見てみます」

「あー常連さんで良く話される人には好きそうなDVDを紹介します」

「趣味を覚えてるんですか?」

「うん、性癖くらいまでは覚えてるね、あと新作はPVであらすじくらいは把握してます」

「さすがですね」

変な褒めかたをしてしまった。
だがさすがプロフェッショナルだ。

「いらっしゃいませ」

「あのお客様達ね、露出とか複数の趣味があるのよ。だから店で露出したりすることあるんやけど、他のお客様も意外に楽しんでるから基本見て見ないふりしてね」

店長が小声で囁いた。
僕は軽くうなずくとふたりを見た。
1番奥の通路はカウンターから死角になる。
その辺りにふたりは入って行った。
ただ、万引き監視用のモニターで丸見えである。
男性は女性のスカートを捲り上げさせて、股間を弄り始めた。
下着はつけてない。
下の毛も綺麗に剃っているように見えた。
凄く可愛いく素敵な女性だ。

「刺激的だろうけど、一応監視しといてくださいね。とりあえず必ず買ってはもらえるお客様なんやけどね」

店にはある程度のアダルトグッズや精力剤なども売っていた。
ちなみに僕には精力剤は必要ない。
田舎で中学、高校時代を過ごすと基本楽しみはエッチなのである。
18才にも関わらずエッチ経験は豊富。
1日に9回戦を経験したこともある。
常にギンギン。
これだけは自慢だ。

しかし、都会のエッチは先進的と言うか、刺激的と言うか。
来た日から色々な人と会う。

ただ、嫌ではない。
逆に楽しい。
また、不思議と幸せを感じている。

「どう?ひとりでも出来そうかな?」

「はい、出来そうです」

「そうか良かった」

「じゃあ今日はそろそろいいよ。明日は金曜日やから品出しを教えますね」

「了解しました、ありがとうございました」

僕はタイムカードを押すと街を観察しながら自宅に戻った。
なかなか楽しい街である。

「コンビニでお茶だけ買うかな?」

「あれ?あれはさっきのアブノーマルカップルさん」

何となく他の場所で見るとドキドキするもんだ。
僕はお茶を買うと部屋へ戻った。

部屋へ戻った僕は店での露出を思い出して、オナニーをしてしまった。
コンビニでも下着はないよな?
僕が見てるってわかったらどうするかな?とか考えながら擦ってしまう。
またまた刺激的な夜だ。


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