証なるもの
あれは、我が父と弟だった。天保11年夏、高家旗本の千川家が火付盗賊改方の襲撃を受け、当主と嫡子が殺害された−−。千川家に無実の罪を着せ、取り潰したのは誰の陰謀か?実は千川家庶子であり、わけあって豪商大鳥屋の若き店主となっていた紀堂は、悲嘆の中探索と復讐を密かに決意する。
片腕である大番頭や、許嫁、親友との間に広がる溝に苦しみ、孤独な戦いを続けながら、やがて紀堂は巨大な陰謀の渦中で、己が本当は何者であるのかを知る。
絡み合う過去、愛と葛藤と後悔の果てに、紀堂は何を選択するのか?(性描写はありませんが暴力表現あり)
片腕である大番頭や、許嫁、親友との間に広がる溝に苦しみ、孤独な戦いを続けながら、やがて紀堂は巨大な陰謀の渦中で、己が本当は何者であるのかを知る。
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主人公の名前だけは時代劇らしくなくても勘弁してください。
その他、突っ込まれそうな点は第五章第四話投稿後に近況ノートに書いておきます。
特に花月はブッチギレ!の白だと言われそうですが5章終盤も含め書いたのは2013年です。
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読了しました。
読み応えがあって、ドラマチックで、登場人物に魅力があって…。
大番頭、藤五郎さん、素敵です!
私自身がこっそり物語の中に忍び込んで、お会いしたいと思うくらいかっこいい。
悪役たちも曲者揃い。誰が味方が敵かわからない恐ろしさ、とてもハラハラしました。紀堂さんはとても賢く素敵な方ですが、どんなに素敵で美しくても、一人では人は完全ではない。誰かに助けられ支えられなければ、人は完全にはなれないのだ。そんな当然のことをしみじみ感じました。
今、頭の中で、登場人物たちをどの役者さんを配役したら素敵なドラマになるか、妄想しています。紀堂さんは難しいですね! かっこいい俳優さんはたくさんいますが、美しいとなると、難しいですね!
もう一度、言いますが(何度でも言いたい)藤五郎さん、素敵でした!素敵だと思わせるキャラクターを生み出さることが、本当にすごい。
これは個人的な話なのですが、紀堂さんが夏の暑さの中、行列に並ぶシーンがありますが、私も暑い中、行列に並んでいるときに、そのシーンを外で読んでいました。暑さにうんざりしていたのですが、物語とシンクロしたことが嬉しかったです。楽しく、胸躍る読書体験でした。ありがとうございました!
わぁ、花様!
あたたかいご感想をいただきありがとうございます!(わざわざアカウントまで作ってくださり恐縮です 涙)
藤五郎が好きというご感想を他所でも聞くことが多いのですが、さすが大番頭、出来る男…私も好きなキャラです(^^)。
今回は陰謀コテコテのエンタメに振り切ろうと、美男子あり忍あり巨悪ありチャンバラあり…と書きたいものをこれでもかと詰め込みました。書いている時も大変楽しかったです。
自分とは何か、人との関わりでそれを作り上げていくのだと描きたかったので、花様のご感想をとてもありがたく拝見致しました。じっくり読み込んで下さり、本当にありがとうございます。
実写版を想像するのは楽しいですよね♪
紀堂役は男性は無理そうなので、いっそ宝塚からどなたか…(笑)
小説の場面と同じような場面に遭遇とは、驚きのシンクロですね!
暑さの不快さが少し紛れたら何よりです。
こちらこそ、長い物語にお付き合いいただき心から感謝申し上げます。
退会済ユーザのコメントです
渡瀬様、早速ご感想を下さりありがとうございます!
剣劇シーンをいかに格好良く書くか、いつも四苦八苦しておりますが、渡瀬様の『凛の風』が常に頭に浮かびます。あれを超える戦いの場面はなかなかないな、と密かに目標にしております…(戦い以外の場面ももちろん素晴らしいんですが!)。
どのキャラも書いていて楽しかったので、楽しんでいただけたら何よりに存じます♪
こちらこそ、お読み下さり本当にありがとうございます。
笹目いく子
新作!ありがとうございます!
千田様、大変ご無沙汰申し上げました(遅筆につきやっと出来上がりました…^^;)。
こちらこそ、目に留めていただき大変ありがとうございます。
楽しんでいただけたら幸いです。
笹目いく子
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