出雲屋の客

笹目いく子

文字の大きさ
上 下
12 / 12

花を過ぎて

しおりを挟む
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(6件)

ラベンダー
2024.08.01 ラベンダー

拝読しました。
私も佐和さんのような経験をしました、息子達を母乳で育てていて長男の時、乳腺炎になり高い熱がでて難儀しました。夜中母乳をしぼるのが面倒でそのままにしていたのですね。佐和さんの痛さがものすごく良く分かりました。
それにしても江戸の町には母乳奉公というお仕事もあったのですね、かゆい所に手が届くというのは素晴らしいですね。
佐和さんが幸せになって良かったなあと思ったりしています。
とてもジーンと来る物語ですね。

笹目いく子
2024.08.02 笹目いく子

ラベンダー様、ご感想まことにありがとうございます!
お楽しみくださりとても嬉しく光栄です。
乳腺炎、辛いですよね。大変だったことと存じます。
私の姉がやはり詰まりやすい性質で、よく高熱を出して苦しんでいたのが強烈に印象に残っております(私は逆に母乳が出なくて困ったのですが…)。
詰まりを解すマッサージも壮絶な痛みだそうですね。女性は大変だとつくづく思います。
きっと江戸時代にも同じように苦しんだ女性がいたに違いない、と思い佐和のようなキャラクターになりました。
江戸時代には思わぬ商売がありまして、創意工夫に溢れているなぁと感心します。
人工母乳もない時代のこと、乳母はひっぱりだこだったでしょうね。それだけ命を落とす妊婦も多かったわけですけれど。

あたたかいお言葉、心より感謝申し上げます。
お読みいただきほんとうにありがとうございます。

笹目いく子

解除
いわのり
2024.03.09 いわのり

こんにちは、序盤の悲しみから怒り……そして最後まで、じっくりと読ませていただきました。

佐和さんが心から優しく気持ちの良い主人公で、その健気さにまたじんわりと涙がでました。
最後まで、どうなるのだろう、大丈夫だろうかーー、読ませていただきました。

私はやはりハッピーエンドが好きなので、ラストはとても心にくるものがありました。
とても素敵な作品を、ありがとうございました。

笹目いく子
2024.03.10 笹目いく子

岩野りこ様、ご感想をありがとうございます!
お話はハッピーエンドがいいですよね、わかります(^^)
佐和の幸せとはなんだろうなぁ…とあれこれ考えつつ至ったラストなので、
そうおっしゃっていただけると嬉しいです。

こちらこそ、お時間を頂戴して恐縮です!
あたたかいご感想、本当にありがとうございます。

解除
やまの龍
2022.09.18 やまの龍

途中、何度も怒りに震え、号泣し、あれこれ気を揉んではホッとし、大いに楽しませていただきました。そして見事なラストとタイトルの妙。お染さんの言葉が胸に沁みました。素晴らしい作品を本当に有難うございました。また次回作も楽しみにしています!

笹目いく子
2022.09.18 笹目いく子

やまの龍様、ご感想をありがとうございます!どういうラストにすべきかとあれこれ考えた末の結末でしたが、楽しんでいただけて幸せです(^^)
タイトルを考えるのが苦手なんですが(毎回悶絶)、ぴったりはまると嬉しいですね♪
やまの様のご連載も楽しみに拝読させていただきます!
                         笹目いく子

解除

あなたにおすすめの小説

戦国ニート~さくは弥三郎の天下一統の志を信じるか~

ちんぽまんこのお年頃
歴史・時代
戦国時代にもニートがいた!駄目人間・甲斐性無しの若殿・弥三郎の教育係に抜擢されたさく。ところが弥三郎は性的な欲求をさくにぶつけ・・・・。叱咤激励しながら弥三郎を鍛え上げるさく。廃嫡の話が持ち上がる中、迎える初陣。敵はこちらの2倍の大軍勢。絶体絶命の危機をさくと弥三郎は如何に乗り越えるのか。実在した戦国ニートのサクセスストーリー開幕。

魔斬

夢酔藤山
歴史・時代
深淵なる江戸の闇には、怨霊や妖魔の類が巣食い、昼と対なす穢土があった。 その魔を斬り払う闇の稼業、魔斬。 坊主や神主の手に負えぬ退魔を金銭で請け負う江戸の元締は関東長吏頭・浅草弾左衛門。忌むべき身分を統べる弾左衛門が最後に頼るのが、武家で唯一の魔斬人・山田浅右衛門である。昼は罪人の首を斬り、夜は怨霊を斬る因果の男。 幕末。 深い闇の奥に、今日もあやかしを斬る男がいる。 2023年オール讀物中間発表止まりの作品。その先の連作を含めて、いよいよ御開帳。

炎花

ginsui
歴史・時代
ふたつの身体にひとつの魂

王を恨んだ妃 第1章~復讐~

木継 槐
歴史・時代
ある暴れ馬に蹴られ燦は双子の妹謝那を亡くしてしまう。 そしてその暴れ馬の上にいたこの国の世子煌に復讐を誓い、王宮に煌の妃として迎えられる。

【完結】蘭方医の診療録

藍上イオタ
歴史・時代
【「第9回歴史・時代小説大賞」特別賞受賞作】 ときは文化文政。 正義感が強く真っ直ぐな青年「犬飼誠吾」は、与力見習いとして日々励んでいた。 悩みを抱えるたび誠吾は、親友である蘭方医「根古屋冲有」のもとを甘味を持って訪れる。 奇人変人と恐れられているひねくれ者の根古屋だが、推理と医術の腕はたしかだからだ。 ふたりは力を合わせて、江戸の罪を暴いていく。 身分を超えた友情と、下町の義理人情。 江戸の風俗を織り交ぜた、医療ミステリーの短編連作。  2023.7.22「小説家になろう」ジャンル別日間ランキング 推理にて1位  2023.7.25「小説家になろう」ジャンル別週間ランキング 推理にて2位  2023.8.13「小説家になろう」ジャンル月週間ランキング 推理にて3位  2023.8.07「アルファポリス」歴史・時代ジャンルにて1位 になりました。  ありがとうございます!

証なるもの

笹目いく子
歴史・時代
 あれは、我が父と弟だった。天保11年夏、高家旗本の千川家が火付盗賊改方の襲撃を受け、当主と嫡子が殺害された−−。千川家に無実の罪を着せ、取り潰したのは誰の陰謀か?実は千川家庶子であり、わけあって豪商大鳥屋の若き店主となっていた紀堂は、悲嘆の中探索と復讐を密かに決意する。  片腕である大番頭や、許嫁、親友との間に広がる溝に苦しみ、孤独な戦いを続けながら、やがて紀堂は巨大な陰謀の渦中で、己が本当は何者であるのかを知る。  絡み合う過去、愛と葛藤と後悔の果てに、紀堂は何を選択するのか?(性描写はありませんが暴力表現あり)  

【完結】絵師の嫁取り

かずえ
歴史・時代
長屋シリーズ二作目。 第八回歴史・時代小説大賞で奨励賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 小鉢料理の店の看板娘、おふくは、背は低めで少しふくふくとした体格の十六歳。元気で明るい人気者。 ある日、昼も夜もご飯を食べに来ていた常連の客が、三日も姿を見せないことを心配して住んでいると聞いた長屋に様子を見に行ってみれば……?

源氏物語異聞~或いは頭中将の優雅な日常

朱童章絵
歴史・時代
桐壺帝の御代。左大臣の嫡男として生まれ、恵まれた人生を謳歌する、若き日の頭中将こと藤原喬顕は、宴の松原で起こった猟奇殺人事件への関与を疑われる。自らの名誉の回復をかけて、調査に乗り出した頭中将が出会ったのは、一人の少年だった――。 あらゆる才能に恵まれながら、『源氏物語』の作中人物として、この世に生み出された瞬間から「永遠のナンバー2」を宿命づけられた男の、世に知られざる冒険譚。 ※この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。 ※第10回歴史・時代小説大賞で奨励賞をいただきました☆ ※源氏物語に詳しくなくても大丈夫!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。