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第四章 新しい国誕生!〜国の設立と同盟〜
4-55 東側の街のギルド一応完成
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翌日からの作業はドムじぃーちゃんの指示の元、皆でいっせいに作業を行っていった。
どうやら、今日中にギルドの外観のみでも完成されるようにするためだった。
その為、朝日が登る前から起床して作業に取り組んでいる。
私とお兄ちゃんは、眠気に負けてドラしゃんお手製の移動式ベッドでお休み中。
その間もドムじぃーちゃん、側近の皆さん、ドラしゃん、【聖獣】達は奮闘していた。
私とお兄ちゃんが目が覚めたのは、朝日も登りきってお空に高く昇るまえだ。
私達が起きる頃にはほぼギルドの外観が完成していた。
あとは、ドームカバーの様に上から屋根という名の壁を付けるだけとなっていた。
私とお兄ちゃんは元気はつらつの代わりに、皆はヘロヘロ。
「おはよう!」
「おはようございます。」
私とお兄ちゃんがそう挨拶をすると、皆は苦笑いを浮かべながら挨拶を返してくれる。
「"おはよう"...と言う時間はとうに過ぎてますね。」
「良く寝たなぁー。」
「寝る子は育つと言いますからね。」
「それにしても、寝過ぎでしょう?」
「あんなに煩い中良く寝れたね。感心するよ。」
『おはようございます。お2人とも。元気そうでなによりです。
今からお昼休憩をします。良かったらご一緒しましょう。』
ドラしゃんは、そう言うとテーブルと椅子を出して、簡単な食事もセットしてくれた。
私とお兄ちゃんはベッドごと移動して、朝昼兼用のご飯をいただくことに。
ご飯はいろんな味のおにぎりとお味噌汁と厚焼き卵。
私とお兄ちゃんは寝起きにも関わらず、ペロリと用意されたものを胃に収める。
ベッドの上に座ったまま、ドラしゃんとドムじぃーちゃんが取り寄せてくれた物を食べていく。
「しかし、最後の仕上げの屋根兼用の壁はどうしますか?」
セバしゃんの言葉に、頭を抱えるドムじぃーちゃん。
どうやら、外観の最後の仕上げに問題があって作業を中断した様だった。
予定しているものを作るには、思ったより重さがかかるようで、このまま作ると下のかまくら風の建物が潰れる事になるというのだ。
予定では、もっと軽いものになるはずだったとドムじぃーちゃんが呟いていた。
だが実際に、一回作ったらかなり重いものになったそうだ。
「作ったやつはどうしたんですか?」
お兄ちゃんが質問すると、サリムさんがドムじぃーちゃんの代わりに答える。
「それは、解体しました。」
サリムさんのその言葉に、お兄ちゃんは何かを考えだす。
そして、思い出したのか私にこそっと耳打ちしてきた。
私はお兄ちゃんの言葉に、驚きつつも賛同する。
そして、食器類をドラしゃんとドムじぃーちゃんに預けるとベッドごと建物の方に移動させる。
そして腕輪に声をかけて、【大聖霊】達を呼び出してお兄ちゃんと2人でコソコソ話をする。
私達の後ろでは、ドムじぃーちゃん達が不思議そうな顔で見つめていた。
ただ1人だけ、ドラしゃんだけ嫌な予感を感じていたみたいで、表情がくもりだす。
私達がコソコソ話が終わると私とお兄ちゃんをその場に残して、【大聖霊】達は上空に上がり建物を囲み出す。
そして、私とお兄ちゃんが合図するかの様に両手を上げると...。
私とお兄ちゃん。そして、【大聖霊】達が光出す。
嫌な予感が的中した、ドラしゃんが止めに入ろうとしたが一足遅かった。
私とお兄ちゃん、【大聖霊】達が光ると同時に建物全体が光を覆い、建物を加工し出す。
私とお兄ちゃんが両手を下げると光が一気に消え、ドムじぃーちゃん達が建てた建物に、屋根兼用の壁が綺麗に造られていた。
それには、ドラしゃんは頭を抱えて、ドムじぃーちゃん達は驚いて椅子から飛び降りてその場にたちすくしていた。
私とお兄ちゃんは、完成した建物見て大喜びして【大聖霊】達に御礼を言う。
【大聖霊】達は、私とお兄ちゃんの言葉を聞くと笑顔になって、またそれぞれの腕輪に戻って行った。
「ドムじぃーちゃん、できたよ。」
「完成しましたよ!」
私とお兄ちゃんの言葉に、ドムじぃーちゃん達は唖然として、ドラしゃんは、何かを言いたそうにしつつも堪えている感じがした。
外観の見た目は、ドムじぃーちゃんが考えた物と同じだが、実際は全く違うものに仕上がった。
ドムじぃーちゃんが造ろうとしていた物より遥かに頑丈かつ、優れた物を作り出したのだ。
「お前さんら...いったい...。」
ドムじぃーちゃんは、なんとかその言葉を絞り出す。
側近さん達は、言葉を出すこともできないぐらい驚いていた。
「あのね、これ少し面白い工夫したんだよ?!」
「おもしろいんだよ。」
私とお兄ちゃんの言葉に、驚きを通り越して凍りついていた。
「ありゃ??」
皆の動きが完全に止まったので、皆が動き出すまでしばらく待つ事にした。
なんとか、皆が動く様になってから完成した建物の中へと入って色々確かめていく。
かまど風建物の一つから入って、カウンター奥へ。
カウンターの奥には扉があり、受付の総まとめ部門の部屋へと繋がるようにつくられていた。
その部屋の中央には、柱のような建物に扉が付いていた。
その扉を開けると螺旋階段があり、それを登っていくと、開けたところへ出る。
少し離れた所に上に上がる階段と幾つかの部屋があった。
この中央の階段部分が、真ん中にそびえ建っていた建物になるのだと、中に入って気付いた。
中央の建物は、下の階を合わせて6階建ての建物となっていた。
2階部分が職員休憩室、3階部分が資料保管室、4階部分が魔石保管室、5階部分が素材保管室、6階部分が重要書類や素材類の保管室となっていた。
それぞれの階から、それぞれの受付に行き来ができる様に、渡り廊下や階段で繋げてあるのだが...。
それを隠す為に、屋根兼用の壁をドーム状に付ける様にしていたが、すでにおかしい事に気付いた一同。
各階の壁は、外の景色が見えない様にしていた。
なのに、丸見え状態だということに。
恐る恐るドムじぃーちゃんが近づいていくと、そこにはちゃんと壁があった。
ドムじぃーちゃんが叩くと、コツコツと音がする。
しかし、何もないかの様に丸見えなのだ。
ドムじぃーちゃんだけでなく、皆が私とお兄ちゃんを見つめる。
私とお兄ちゃんは、照れる。
「なぜ照れるんじゃ?お前さん達を褒めてはないぞ?」
ドムじぃーちゃんがそう言うと、皆が頷く。
少しムッとした表情をしつつも、私とお兄ちゃん...主にお兄ちゃんがこの建物について説明する。
「ドムじぃーちゃんが、悩んでいたので以前見たことある建物を参考にして、【大聖霊】達に協力をお願いしたんです。少しこの建物を改装しました。
ちなみに、この建物は外からは中を見る事ができません。
代わりに、中から外を見る事ができる仕組みです。」
お兄ちゃんの言葉に、驚きを隠せない一同。
「それは本当か?」
「はい!」
今度は、私が答えるとドムじぃーちゃんは一目散に建物の外へ出た。
そして、外から建物を確認してまた戻って来た。
「はーっ、はーっ。確かに、外からは真っ白な建物にしか、見えん...ぞ。」
息を切らしながら話すドムじぃーちゃん。
「あと、廊下もそうです。」
「ろうかのゆかはね、あるくと、いろがね、かわるの。すごいでしょう!」
私がにこやかに話すと、廊下のある扉を開いて歩くセバしゃん。
すると、セバしゃんが歩いた所のみ色が変わる様になっていた。
廊下は、床も壁も手摺りもついており周りの景色が楽しめる様になっていた。
私達がいた世界で言う、ガラス製の建物風にしてあるのだ。
しかし、実際のガラスは一切使用していないのだから凄いとしか言いようがなかった。
リン:
やっちゃったね^ ^
アキラ:
うん^ ^
リン:
でも、素敵な建物になったよね^ ^
アキラ:
そうだね^ ^
リン:
建物作るの楽しいね♪
アキラ:
でも、今後僕たちには造らせてくれない気がするよ
リン:
∑(゚Д゚)
どうやら、今日中にギルドの外観のみでも完成されるようにするためだった。
その為、朝日が登る前から起床して作業に取り組んでいる。
私とお兄ちゃんは、眠気に負けてドラしゃんお手製の移動式ベッドでお休み中。
その間もドムじぃーちゃん、側近の皆さん、ドラしゃん、【聖獣】達は奮闘していた。
私とお兄ちゃんが目が覚めたのは、朝日も登りきってお空に高く昇るまえだ。
私達が起きる頃にはほぼギルドの外観が完成していた。
あとは、ドームカバーの様に上から屋根という名の壁を付けるだけとなっていた。
私とお兄ちゃんは元気はつらつの代わりに、皆はヘロヘロ。
「おはよう!」
「おはようございます。」
私とお兄ちゃんがそう挨拶をすると、皆は苦笑いを浮かべながら挨拶を返してくれる。
「"おはよう"...と言う時間はとうに過ぎてますね。」
「良く寝たなぁー。」
「寝る子は育つと言いますからね。」
「それにしても、寝過ぎでしょう?」
「あんなに煩い中良く寝れたね。感心するよ。」
『おはようございます。お2人とも。元気そうでなによりです。
今からお昼休憩をします。良かったらご一緒しましょう。』
ドラしゃんは、そう言うとテーブルと椅子を出して、簡単な食事もセットしてくれた。
私とお兄ちゃんはベッドごと移動して、朝昼兼用のご飯をいただくことに。
ご飯はいろんな味のおにぎりとお味噌汁と厚焼き卵。
私とお兄ちゃんは寝起きにも関わらず、ペロリと用意されたものを胃に収める。
ベッドの上に座ったまま、ドラしゃんとドムじぃーちゃんが取り寄せてくれた物を食べていく。
「しかし、最後の仕上げの屋根兼用の壁はどうしますか?」
セバしゃんの言葉に、頭を抱えるドムじぃーちゃん。
どうやら、外観の最後の仕上げに問題があって作業を中断した様だった。
予定しているものを作るには、思ったより重さがかかるようで、このまま作ると下のかまくら風の建物が潰れる事になるというのだ。
予定では、もっと軽いものになるはずだったとドムじぃーちゃんが呟いていた。
だが実際に、一回作ったらかなり重いものになったそうだ。
「作ったやつはどうしたんですか?」
お兄ちゃんが質問すると、サリムさんがドムじぃーちゃんの代わりに答える。
「それは、解体しました。」
サリムさんのその言葉に、お兄ちゃんは何かを考えだす。
そして、思い出したのか私にこそっと耳打ちしてきた。
私はお兄ちゃんの言葉に、驚きつつも賛同する。
そして、食器類をドラしゃんとドムじぃーちゃんに預けるとベッドごと建物の方に移動させる。
そして腕輪に声をかけて、【大聖霊】達を呼び出してお兄ちゃんと2人でコソコソ話をする。
私達の後ろでは、ドムじぃーちゃん達が不思議そうな顔で見つめていた。
ただ1人だけ、ドラしゃんだけ嫌な予感を感じていたみたいで、表情がくもりだす。
私達がコソコソ話が終わると私とお兄ちゃんをその場に残して、【大聖霊】達は上空に上がり建物を囲み出す。
そして、私とお兄ちゃんが合図するかの様に両手を上げると...。
私とお兄ちゃん。そして、【大聖霊】達が光出す。
嫌な予感が的中した、ドラしゃんが止めに入ろうとしたが一足遅かった。
私とお兄ちゃん、【大聖霊】達が光ると同時に建物全体が光を覆い、建物を加工し出す。
私とお兄ちゃんが両手を下げると光が一気に消え、ドムじぃーちゃん達が建てた建物に、屋根兼用の壁が綺麗に造られていた。
それには、ドラしゃんは頭を抱えて、ドムじぃーちゃん達は驚いて椅子から飛び降りてその場にたちすくしていた。
私とお兄ちゃんは、完成した建物見て大喜びして【大聖霊】達に御礼を言う。
【大聖霊】達は、私とお兄ちゃんの言葉を聞くと笑顔になって、またそれぞれの腕輪に戻って行った。
「ドムじぃーちゃん、できたよ。」
「完成しましたよ!」
私とお兄ちゃんの言葉に、ドムじぃーちゃん達は唖然として、ドラしゃんは、何かを言いたそうにしつつも堪えている感じがした。
外観の見た目は、ドムじぃーちゃんが考えた物と同じだが、実際は全く違うものに仕上がった。
ドムじぃーちゃんが造ろうとしていた物より遥かに頑丈かつ、優れた物を作り出したのだ。
「お前さんら...いったい...。」
ドムじぃーちゃんは、なんとかその言葉を絞り出す。
側近さん達は、言葉を出すこともできないぐらい驚いていた。
「あのね、これ少し面白い工夫したんだよ?!」
「おもしろいんだよ。」
私とお兄ちゃんの言葉に、驚きを通り越して凍りついていた。
「ありゃ??」
皆の動きが完全に止まったので、皆が動き出すまでしばらく待つ事にした。
なんとか、皆が動く様になってから完成した建物の中へと入って色々確かめていく。
かまど風建物の一つから入って、カウンター奥へ。
カウンターの奥には扉があり、受付の総まとめ部門の部屋へと繋がるようにつくられていた。
その部屋の中央には、柱のような建物に扉が付いていた。
その扉を開けると螺旋階段があり、それを登っていくと、開けたところへ出る。
少し離れた所に上に上がる階段と幾つかの部屋があった。
この中央の階段部分が、真ん中にそびえ建っていた建物になるのだと、中に入って気付いた。
中央の建物は、下の階を合わせて6階建ての建物となっていた。
2階部分が職員休憩室、3階部分が資料保管室、4階部分が魔石保管室、5階部分が素材保管室、6階部分が重要書類や素材類の保管室となっていた。
それぞれの階から、それぞれの受付に行き来ができる様に、渡り廊下や階段で繋げてあるのだが...。
それを隠す為に、屋根兼用の壁をドーム状に付ける様にしていたが、すでにおかしい事に気付いた一同。
各階の壁は、外の景色が見えない様にしていた。
なのに、丸見え状態だということに。
恐る恐るドムじぃーちゃんが近づいていくと、そこにはちゃんと壁があった。
ドムじぃーちゃんが叩くと、コツコツと音がする。
しかし、何もないかの様に丸見えなのだ。
ドムじぃーちゃんだけでなく、皆が私とお兄ちゃんを見つめる。
私とお兄ちゃんは、照れる。
「なぜ照れるんじゃ?お前さん達を褒めてはないぞ?」
ドムじぃーちゃんがそう言うと、皆が頷く。
少しムッとした表情をしつつも、私とお兄ちゃん...主にお兄ちゃんがこの建物について説明する。
「ドムじぃーちゃんが、悩んでいたので以前見たことある建物を参考にして、【大聖霊】達に協力をお願いしたんです。少しこの建物を改装しました。
ちなみに、この建物は外からは中を見る事ができません。
代わりに、中から外を見る事ができる仕組みです。」
お兄ちゃんの言葉に、驚きを隠せない一同。
「それは本当か?」
「はい!」
今度は、私が答えるとドムじぃーちゃんは一目散に建物の外へ出た。
そして、外から建物を確認してまた戻って来た。
「はーっ、はーっ。確かに、外からは真っ白な建物にしか、見えん...ぞ。」
息を切らしながら話すドムじぃーちゃん。
「あと、廊下もそうです。」
「ろうかのゆかはね、あるくと、いろがね、かわるの。すごいでしょう!」
私がにこやかに話すと、廊下のある扉を開いて歩くセバしゃん。
すると、セバしゃんが歩いた所のみ色が変わる様になっていた。
廊下は、床も壁も手摺りもついており周りの景色が楽しめる様になっていた。
私達がいた世界で言う、ガラス製の建物風にしてあるのだ。
しかし、実際のガラスは一切使用していないのだから凄いとしか言いようがなかった。
リン:
やっちゃったね^ ^
アキラ:
うん^ ^
リン:
でも、素敵な建物になったよね^ ^
アキラ:
そうだね^ ^
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建物作るの楽しいね♪
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でも、今後僕たちには造らせてくれない気がするよ
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