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第四章 新しい国誕生!〜国の設立と同盟〜
4-12 お城が完成しました?!
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お父さんと【大聖霊】達が奮闘して建て替えた城。
ええ、まさくし"お城"が完成していたのだ。
突如出現した、見慣れない"お城"に街の人達皆は驚いてその場で固まる。
この世界にはない建物で、誰一人としてみた事がなかったからね...。
いや、こんなお城を見たことあるのはもともとが私達と同じ世界で生きていた王様と私達家族ぐらいだろう。
瓦葺きで屋根の上には鯱鉾が毅然とした姿で飾られているしね。
日本伝統の作りで、城壁に石の城壁。
天守閣まで作られている。
「また凄いものを建てたなぁーあいつら...こりゃ~あきがこないなぁー。」
ドムじぃーちゃんは、苦笑いしながらそびえ立つ建物を見上げていた。
その頃私はと言うと...。
ドラしゃんと一緒に【聖獣】達を連れてお父さん達の元へ向かっていた。
聖域の部分が、どうやら一階部分の奥庭にあたる様な構造になっており、歩いていくと、日本庭園が広がっていた。
日本庭園といっても、区間によって色んな表情をしており、見飽きない仕組みとなっている。
【大聖霊】の加護も受けている様で、自動で手入れもされていく仕組みになっているみたいで、特別何かしないといけないとかはないみたい。
しばらく歩いていると、城の中に入れる場所が見つかり、そこから中に入る事にした。
土足だけど...と躊躇したが、ドラしゃんの魔法で汚れない様にしてくれたので、今回は土足で中を歩いていく。
廊下は木の床板で、所々"鶯張"となっているみたいで、ドラしゃんが床板を踏むとキュッキュッと音をたてる。
障子や襖もあり、辺り一面から木や畳のいい匂いが漂ってくる。
ドラしゃんも【聖獣】達も見慣れない建物のため、普段とは違って恐る恐るといった感じで歩みを進めていて、床板が鳴るたびに驚きの表情を浮かべるのが面白かった。
(その姿があまりにも可笑しくって、こっそり笑っちゃった)
しばらく廊下を歩くと、上の階に行く階段が見えて来た。
全て木製で、手すりの部分には木彫りもされていてシンプルなんだけど、おしゃれ感が満載。
私より【聖獣】達の方が興味津々で、誰が先に上がれるか、どんな飾り彫りがあるかを発見できるかの競争まで始まった。
はしゃぐ【聖獣】達の後ろを私とドラしゃんは仲良く手を繋ぎながら登っていった。
2階に上がると、すぐ側にお父さん達が居た。
私は手を振りながら呼ぶと、皆が気付いて寄ってきてくれた。
「リン、ドラしゃん。どうですか?この城。素敵でしょう?」
お父さんは笑顔で尋ねてきたので、ドラしゃんは笑顔で頷き、お父さんを褒める。
『旦那様こんな素晴らしい建物は初めて見ました。【大聖霊】達の力を借りて作ったといっても、素晴らしいものです。
これだけ素晴らしい建物ですと、ここに来られる方もきっと気に入って頂けますよ。
成長されましたね。もう、一人前の建築士としてこの世界で、充分生活できますよ。』
ドラしゃんの言葉に、お父さんはとても嬉しそうな表情を浮かべる。
お兄ちゃんとお母さんは、お父さんの後ろで"やったね!"と言いながらハイタッチをしていた。
そして、【大聖霊】達はと言うと...。
『さすが、主人の御父上。魔力も素晴らしいものでした。
私達の助けもたいしていらないぐらいでしたよ。』
『我らが貸した力は微々たるもの。あとは、御本人殿の力のみ。
御父上殿の力が、この様な感じなので、主人が成長された時がとても楽しみです。』
『目覚めて良かったよ。こんな楽しい事は滅多と体験できないからね。』
ムーン、シャドウ、ボルトの言葉に、他の【大聖霊】達も賛同して、それぞれ感想を私に伝えながら腕輪の中に戻って行った。
「お父さん凄いね!ますます大好きになったよ!リン。大きくなったら、お父さんのおよめさんになるからね。」
私がそう言うと、お父さんは感激して私を力一杯抱きしめてくれた。
「お父さん、くるしいよぉ~。」
私が苦情を言うと、力を緩めてくれた。
「お父さん嬉しいよ。リン。急いで大きくならなくていいからね。
お父さん...リンの..花嫁姿なんか...みたら...ぁーー...。」
何故が泣き出すお父さん。
お母さんとお兄ちゃんとドラしゃんは呆れ顔だった。
「ほら、お父さん。他の皆の手伝いしに行かないとダメでしょ!
リンはまだ、お嫁に行かないから大丈夫よ!
ドラしゃんの許可なくして、行けるわけないでしょう?しっかりしなさい!」
そうお父さんに喝を入れるお母さん。
ドラしゃんとお兄ちゃんは、うんうんと頷いていた。
(えっ?ドラしゃんの許可ないとダメ?)
私が不思議そうにドラしゃんを眺めると、不敵な笑顔が...。
気にしないでおこうと密かに思った。
私は気を取り直してお父さんの腕の中から逃げ出し、ドラしゃんの元へ。
私が近くに来ると、当然かの様に抱っこをしてくれるドラしゃん。
泣きじゃくるお父さんをお母さんは引きずりながら、お兄ちゃんはその後を追いながら、皆で街の方へ向かっていく。
私達がお城から出てくると、門が見えた。
門を開けると木の橋が。
橋の下には立派な堀ができていて、堀の中には川まで流れているではないか?!!
ここまで完璧なお城仕様になっているとは思わなかった。
木の橋を渡り終えるとその先には立派な木の門が聳え立っていた。
どうやら、お城と私達の家の境に石造りの壁と木の門で堺を作っている様だった。
お城を作った時に同時にできた感じだ。
門と門の間は幅広く深めの堀で囲まれていて、堀にはキチンと水が貼ってあって、気のせいかコイが泳いでいる感じが...。
完全に"お城"のつくりとなっていた。
橋を渡って、門を開けると見慣れた風景が広がる。
そして、そこにはドムじぃーちゃんの姿があった。
ドムじぃーちゃんは、私達を見つけると手を振ってくれた。
「おーい。とんだもんを創り上げたなぁー。こりゃ~さすがの俺も驚きものだぜ。」
ドムじぃーちゃんの言葉に、さっきまで泣きじゃくっていたお父さんが、いつのまにか泣き止み、今度ははにかんでいた。
忙しい人だなぁーと、思いながらもあえてそっとした。
そして、私達は今度は街の整備の方をするために街に向かって移動する。
その前に、お父さんとお母さん、ドラしゃんがドムじぃーちゃんに今の所で出来上がったものの報告をする。
私とお兄ちゃんは、指示が出るのをその場で待った。
報告を終えると、ドムじぃーちゃんから次の指示がでた。
「一度休憩を挟んで、今度は菜園と花園館とお前さん達の家の配置を頼むわ。
どうやら、俺達ではうんともすんとも動かす事が出来ないんだわ。」
そう言われ、ドムじぃーちゃんの指示通りに、一度休憩をとってから次の作業に移る事にした。
ユウダイ:
リン。今回お父さん頑張っただろ?
リン:
お父さんは、いつもがんばってるよ!
ユウダイ:
T^Tありがとう。リン。
ドラしゃん:
あの建物は素晴らしいですね。
どの様な建物を参考にされたのですか?
ユウダイ:
おっ!ドラしゃん、気になるかい?
よし!特別に教えてあげよう!
ユイカ:
あっ...。これはまずいわ。
アキラ:
止まらないやつだ。
ドラしゃん:
えっ?
ユイカ:
頑張って!
アキラ:
ガンバです!
ドラしゃん:
えっ?なんなんですか?
ユウダイ:
じぁー教えるよ!ドラしゃん!
ちゃんと聞いてくれよ!
まず、城のベースだ。
あれは...。
リン:
この後、ドラしゃんはお父さんの声が枯れて、出なくなるまで、延々と話を聞かされるハメとなったのだった...。
次回。お父さんの声はでるのか?
または、街の整備は?
さて、どちらでしょう^ ^
ええ、まさくし"お城"が完成していたのだ。
突如出現した、見慣れない"お城"に街の人達皆は驚いてその場で固まる。
この世界にはない建物で、誰一人としてみた事がなかったからね...。
いや、こんなお城を見たことあるのはもともとが私達と同じ世界で生きていた王様と私達家族ぐらいだろう。
瓦葺きで屋根の上には鯱鉾が毅然とした姿で飾られているしね。
日本伝統の作りで、城壁に石の城壁。
天守閣まで作られている。
「また凄いものを建てたなぁーあいつら...こりゃ~あきがこないなぁー。」
ドムじぃーちゃんは、苦笑いしながらそびえ立つ建物を見上げていた。
その頃私はと言うと...。
ドラしゃんと一緒に【聖獣】達を連れてお父さん達の元へ向かっていた。
聖域の部分が、どうやら一階部分の奥庭にあたる様な構造になっており、歩いていくと、日本庭園が広がっていた。
日本庭園といっても、区間によって色んな表情をしており、見飽きない仕組みとなっている。
【大聖霊】の加護も受けている様で、自動で手入れもされていく仕組みになっているみたいで、特別何かしないといけないとかはないみたい。
しばらく歩いていると、城の中に入れる場所が見つかり、そこから中に入る事にした。
土足だけど...と躊躇したが、ドラしゃんの魔法で汚れない様にしてくれたので、今回は土足で中を歩いていく。
廊下は木の床板で、所々"鶯張"となっているみたいで、ドラしゃんが床板を踏むとキュッキュッと音をたてる。
障子や襖もあり、辺り一面から木や畳のいい匂いが漂ってくる。
ドラしゃんも【聖獣】達も見慣れない建物のため、普段とは違って恐る恐るといった感じで歩みを進めていて、床板が鳴るたびに驚きの表情を浮かべるのが面白かった。
(その姿があまりにも可笑しくって、こっそり笑っちゃった)
しばらく廊下を歩くと、上の階に行く階段が見えて来た。
全て木製で、手すりの部分には木彫りもされていてシンプルなんだけど、おしゃれ感が満載。
私より【聖獣】達の方が興味津々で、誰が先に上がれるか、どんな飾り彫りがあるかを発見できるかの競争まで始まった。
はしゃぐ【聖獣】達の後ろを私とドラしゃんは仲良く手を繋ぎながら登っていった。
2階に上がると、すぐ側にお父さん達が居た。
私は手を振りながら呼ぶと、皆が気付いて寄ってきてくれた。
「リン、ドラしゃん。どうですか?この城。素敵でしょう?」
お父さんは笑顔で尋ねてきたので、ドラしゃんは笑顔で頷き、お父さんを褒める。
『旦那様こんな素晴らしい建物は初めて見ました。【大聖霊】達の力を借りて作ったといっても、素晴らしいものです。
これだけ素晴らしい建物ですと、ここに来られる方もきっと気に入って頂けますよ。
成長されましたね。もう、一人前の建築士としてこの世界で、充分生活できますよ。』
ドラしゃんの言葉に、お父さんはとても嬉しそうな表情を浮かべる。
お兄ちゃんとお母さんは、お父さんの後ろで"やったね!"と言いながらハイタッチをしていた。
そして、【大聖霊】達はと言うと...。
『さすが、主人の御父上。魔力も素晴らしいものでした。
私達の助けもたいしていらないぐらいでしたよ。』
『我らが貸した力は微々たるもの。あとは、御本人殿の力のみ。
御父上殿の力が、この様な感じなので、主人が成長された時がとても楽しみです。』
『目覚めて良かったよ。こんな楽しい事は滅多と体験できないからね。』
ムーン、シャドウ、ボルトの言葉に、他の【大聖霊】達も賛同して、それぞれ感想を私に伝えながら腕輪の中に戻って行った。
「お父さん凄いね!ますます大好きになったよ!リン。大きくなったら、お父さんのおよめさんになるからね。」
私がそう言うと、お父さんは感激して私を力一杯抱きしめてくれた。
「お父さん、くるしいよぉ~。」
私が苦情を言うと、力を緩めてくれた。
「お父さん嬉しいよ。リン。急いで大きくならなくていいからね。
お父さん...リンの..花嫁姿なんか...みたら...ぁーー...。」
何故が泣き出すお父さん。
お母さんとお兄ちゃんとドラしゃんは呆れ顔だった。
「ほら、お父さん。他の皆の手伝いしに行かないとダメでしょ!
リンはまだ、お嫁に行かないから大丈夫よ!
ドラしゃんの許可なくして、行けるわけないでしょう?しっかりしなさい!」
そうお父さんに喝を入れるお母さん。
ドラしゃんとお兄ちゃんは、うんうんと頷いていた。
(えっ?ドラしゃんの許可ないとダメ?)
私が不思議そうにドラしゃんを眺めると、不敵な笑顔が...。
気にしないでおこうと密かに思った。
私は気を取り直してお父さんの腕の中から逃げ出し、ドラしゃんの元へ。
私が近くに来ると、当然かの様に抱っこをしてくれるドラしゃん。
泣きじゃくるお父さんをお母さんは引きずりながら、お兄ちゃんはその後を追いながら、皆で街の方へ向かっていく。
私達がお城から出てくると、門が見えた。
門を開けると木の橋が。
橋の下には立派な堀ができていて、堀の中には川まで流れているではないか?!!
ここまで完璧なお城仕様になっているとは思わなかった。
木の橋を渡り終えるとその先には立派な木の門が聳え立っていた。
どうやら、お城と私達の家の境に石造りの壁と木の門で堺を作っている様だった。
お城を作った時に同時にできた感じだ。
門と門の間は幅広く深めの堀で囲まれていて、堀にはキチンと水が貼ってあって、気のせいかコイが泳いでいる感じが...。
完全に"お城"のつくりとなっていた。
橋を渡って、門を開けると見慣れた風景が広がる。
そして、そこにはドムじぃーちゃんの姿があった。
ドムじぃーちゃんは、私達を見つけると手を振ってくれた。
「おーい。とんだもんを創り上げたなぁー。こりゃ~さすがの俺も驚きものだぜ。」
ドムじぃーちゃんの言葉に、さっきまで泣きじゃくっていたお父さんが、いつのまにか泣き止み、今度ははにかんでいた。
忙しい人だなぁーと、思いながらもあえてそっとした。
そして、私達は今度は街の整備の方をするために街に向かって移動する。
その前に、お父さんとお母さん、ドラしゃんがドムじぃーちゃんに今の所で出来上がったものの報告をする。
私とお兄ちゃんは、指示が出るのをその場で待った。
報告を終えると、ドムじぃーちゃんから次の指示がでた。
「一度休憩を挟んで、今度は菜園と花園館とお前さん達の家の配置を頼むわ。
どうやら、俺達ではうんともすんとも動かす事が出来ないんだわ。」
そう言われ、ドムじぃーちゃんの指示通りに、一度休憩をとってから次の作業に移る事にした。
ユウダイ:
リン。今回お父さん頑張っただろ?
リン:
お父さんは、いつもがんばってるよ!
ユウダイ:
T^Tありがとう。リン。
ドラしゃん:
あの建物は素晴らしいですね。
どの様な建物を参考にされたのですか?
ユウダイ:
おっ!ドラしゃん、気になるかい?
よし!特別に教えてあげよう!
ユイカ:
あっ...。これはまずいわ。
アキラ:
止まらないやつだ。
ドラしゃん:
えっ?
ユイカ:
頑張って!
アキラ:
ガンバです!
ドラしゃん:
えっ?なんなんですか?
ユウダイ:
じぁー教えるよ!ドラしゃん!
ちゃんと聞いてくれよ!
まず、城のベースだ。
あれは...。
リン:
この後、ドラしゃんはお父さんの声が枯れて、出なくなるまで、延々と話を聞かされるハメとなったのだった...。
次回。お父さんの声はでるのか?
または、街の整備は?
さて、どちらでしょう^ ^
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