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第三章 発展〜街から小さな国へ〜
3-13 季節もの 大人の正月
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こちらは大人達のお正月の様子をどうぞ^ ^
~大人達のお正月~
子供達が寝静まったら、そこからは大人達の時間が始まる。
朝からお酒を飲む人もいれば、夕食時のみ飲む人もいる。
"お正月"と言う特別な日と言うのもあり、普段より色んな面が緩くなるのが大人達のわるい面だった。
今回のお正月も、勿論それが当てはまるのだった。
新年より、飲んだくれて2日酔いになったのにも懲りずに、2日目も飲み。
正月最終日の3日目の晩も飲んたくれていたのだった。
元旦は、お父さんとお母さんが用意した、私達の世界の新米で作られた"新米酒"を振る舞った。
それでも飽き足らず、家に残っていたお酒をちゃんぽんしたのだった。
2日目は、お互いの好きなお酒を飲み明かしたのだった。
さぁー、3日目は...と言うと。
モッケしゃんが送ってくれた、とある街の特産品の果実酒を飲む事にした。
種類も豊富で、数も多めに送ってくれたのだった。
と言うか、ドラしゃんの伝言ドラゴン集が取りにいったのが正しいのだけどね。
初めて見る果実酒もあるので、大人達はそれぞれ楽しみで仕方がなかった。
正月の最終日は、私とお兄ちゃんは早めに寝かされた。
私達が寝静まったのを確認してから、1階では酒盛りが開始されたのだった。
ユウ:
リン達は眠りました?
ドラ:
ええ。ぐずられしたが、眠られましたよ。
ユイ:
ほら言ったじゃない。
いつもの時間より早いから、難しいわよって。
ユウ:
だって気になるじゃないかぁー。
ロド:
おっ?父親としては、情けない発言だなぁ~。
ユウ:
ぐっ。_:(´ཀ`」 ∠):
ドム:
仕方がないぜ。あの酒見たら、酒好きには堪らんだろうなぁ~♪
ムキ:
アレは、アルコールが高いのから、低いのまであるから、酒が苦手な奴でも飲みやすいからなぁー。
ワシも昔は、親父からあの酒で慣らされたからなぁーʅ(◞‿◟)ʃ
ルミ:
確かにそうだね。酒が苦手な私ですらアレは、たまに飲むからね^ ^
ユイ:
気になるわ♪
ドラ:
以前奥様達が飲ませて下さった、"チューハイ"と言うのに近い味わいだと思いますよ。
ユイ:
なら飲みやすそうだわ^ ^
ラミ:
似たようなお酒があったんですか?
ユイ:
また今度機会があったら用意しますね^ ^
ラミ:
では、楽しみは後に取っておいて、今回は果実酒をいただきましょうか?
ムキ:
アテは...。
ドラ:
用意してありますよ。コナッツ(カシュナッツのような木のみ)の塩漬けと、バイのみ(梅のような果実)の塩漬け。
キュウリを用意してます。
そう言うと、ドラしゃんは鞄から用意していたおつまみと、預かっていた果実酒をテーブルの上に出したのだった。
アルコールが低いのから高いのまで、全部で35種類の果実酒が並べられた。
全て、専用の器に入れられていた。
一見ガラスのような器に見えるが、薄く加工された鉱石の一種だそうだ。
果実酒を作るのに最適な器で、果実の鮮度を最後まで保つのだそうだ。
その為、何回蓋を開けても果実のいい香りがするのだった。
ドラ:
皆さんから向かって左手側からアルコールの低いものです。
奥様の前にあるのが1番低いです。で、右に行く程高い物になります。
ムキファーの前にあるのが1番高い物です。
飲みたいのを言って下さい。
私がおつぎしますので^ ^
ムキ:
慣れてないのが触ると、味が落ちるんだよなぁ~。
美味いのが飲みたいから頼むわ。
どうやら、この果実酒は扱い方が難しいそうだ。
普通に扱っても、そこそこ美味しいモノが飲めるそうだが、扱いの上手い人が入れた方が、また味わいが格別な物になるそうだ。
それを知っている為、誰もドラしゃんやムキじぃーちゃんの提案に反対をしなかったのだった。
ロド:
女性人から先にどうぞ^ ^
ルミ:
それはどうも^ ^
ユイカ、アンタが先に選びな。
ユイ:
ありがとうございます^ ^
じゃぁ~御言葉に甘えて、目の前のから頂きます♪
ドラ:
はい^ ^
こちらですね。こちらは、皆様の世界にもあるイチゴの果実酒となります^ ^
ユイ:
ありがとうございます^ ^
わぁ~いい匂い♪
ルミ:
私はこれを貰おうかね。
ドラ:
こちらですね。
こちらは、イチゴより少しアルコールが高くなります。
こちらの果物、ラティーの実の果実酒になります。
ルミ:
これは蜜と一緒に煮ても美味しいんだよね。
今度ラティーの実が手に入ったら作ってみるかい?
チビ達も喜ぶと思うよ。
ユイ:
本当に^ ^
是非お願いします^ ^
ロド:
よし!女性人に行き渡ったな。次は、ユウダイとラミィーだな。
ユウ:
えっ?いいんですか?
じぁー、これでお願いします。
ロド:
良いのを選ぶじゃないかぁー♪
ユウ:
??そうですか?
ドラ:
こちらは、アルコールはまずます高めです。
普段旦那様が飲まれている、ビールと同じぐらいのモノですね。
こちらの世界の果実で、コリッチの実を使った果実酒です。
少し、酸味があるのが特徴です^ ^
ユウ:
ヘェ~。なんかレモンみないな香りがするよ。うん?ライムにも近いかも?
楽しみだなぁ~♪
ラミ:
でしたら、私はこちらを。
ロド:
げっ?!お前、いきなりそれかよ。
ドラ:
こちらは、1番アルコールが高いモノですね。
こちらの世界の果物、ラムムネの実を使った果実酒です。
香りも、味も絶品なモノです。
ただ、アルコールが高いので一口で潰れる方が多い品です。
ラミ:
私は、この酒が1番好きなんだよね^ ^
ロド:
意外だなぁー(^_^;)
じゃー次は、ドムとムキファー選べ。
俺は、最後でいいからよ。
ドム:
そうか?なら、俺はこれだな。
ドラ:
こちらは、旦那様が選ばれたモノより少しアルコールが高いモノですね。
旦那様の世界でもあるリンゴを使った果実酒となります^ ^
喉越しがさっぱりしたものとなります。
ドム:
一杯目は、これだな♪
ムキ:
ワシは、コレだな♪
ドラ:
こちらは、アルコールがドムのより数段高めになります。
こちらの世界の果物で、コパムの皆と言うモノを使った果実酒です。
独特の味わいがありますね。
お酒の上級者向けですね。
ロド:
じゃー俺の番だな。
俺は、コレとコレを2:8の割合で混ぜてくれ!
ムキ:
あっ!お前ずりーぞ!
ロド:
別にいいじゃねぇーかぁ~!
最後まで待ってたんだからよ!
ルミ:
最初からコレが狙いだったんだね。
ドラ:
では、ご要望にお応えしまして、奥様が選んだイチゴ飲まれて果実酒を2。ドムが選んだコポムの果実酒を8。
で割らせて頂きます^ ^
香りも味わいも、増して美味しく頂けるかと思います。
ただ、慣れてない人がやるのはお勧め致しません。
ロド:
で?お前はどうするだ?
ドラ:
私は、こちらを。
ムキ:
お前!えげつない事するな!
ドラ:
こちらは、ラミィーが選んだラムムネの果実酒を新米酒で割ったものです^ ^
割合は、秘密です^ ^
ユイ:
香りが1番良い!
でも、私は飲めなさそう(^_^;)
ドラ:
では、皆さん行き渡りましたね。
では、乾杯をしましょう♪
全員:
モッケロンに感謝して、乾杯!!
一口飲んだ、それぞれの果実酒は、香りも味わいもとても良いものだった。
一口飲んだら、そこから先はお酒が進むのはそれぞれ早かった。
お酒をつぐドラしゃん以外の人達は、飲むわ食べるわ、それはそれは楽しそうな光景だったそうだ。
作者より~
この後、どうなったかは皆さんの想像にお任せします^ ^
皆さんも、お酒を嗜まれる方もいらしゃると思います。
節度あるお酒の飲み方をされる事を祈りますね^ ^
決して、彼らの様なお酒の飲み方をしないようにお願いします^ ^
~大人達のお正月~
子供達が寝静まったら、そこからは大人達の時間が始まる。
朝からお酒を飲む人もいれば、夕食時のみ飲む人もいる。
"お正月"と言う特別な日と言うのもあり、普段より色んな面が緩くなるのが大人達のわるい面だった。
今回のお正月も、勿論それが当てはまるのだった。
新年より、飲んだくれて2日酔いになったのにも懲りずに、2日目も飲み。
正月最終日の3日目の晩も飲んたくれていたのだった。
元旦は、お父さんとお母さんが用意した、私達の世界の新米で作られた"新米酒"を振る舞った。
それでも飽き足らず、家に残っていたお酒をちゃんぽんしたのだった。
2日目は、お互いの好きなお酒を飲み明かしたのだった。
さぁー、3日目は...と言うと。
モッケしゃんが送ってくれた、とある街の特産品の果実酒を飲む事にした。
種類も豊富で、数も多めに送ってくれたのだった。
と言うか、ドラしゃんの伝言ドラゴン集が取りにいったのが正しいのだけどね。
初めて見る果実酒もあるので、大人達はそれぞれ楽しみで仕方がなかった。
正月の最終日は、私とお兄ちゃんは早めに寝かされた。
私達が寝静まったのを確認してから、1階では酒盛りが開始されたのだった。
ユウ:
リン達は眠りました?
ドラ:
ええ。ぐずられしたが、眠られましたよ。
ユイ:
ほら言ったじゃない。
いつもの時間より早いから、難しいわよって。
ユウ:
だって気になるじゃないかぁー。
ロド:
おっ?父親としては、情けない発言だなぁ~。
ユウ:
ぐっ。_:(´ཀ`」 ∠):
ドム:
仕方がないぜ。あの酒見たら、酒好きには堪らんだろうなぁ~♪
ムキ:
アレは、アルコールが高いのから、低いのまであるから、酒が苦手な奴でも飲みやすいからなぁー。
ワシも昔は、親父からあの酒で慣らされたからなぁーʅ(◞‿◟)ʃ
ルミ:
確かにそうだね。酒が苦手な私ですらアレは、たまに飲むからね^ ^
ユイ:
気になるわ♪
ドラ:
以前奥様達が飲ませて下さった、"チューハイ"と言うのに近い味わいだと思いますよ。
ユイ:
なら飲みやすそうだわ^ ^
ラミ:
似たようなお酒があったんですか?
ユイ:
また今度機会があったら用意しますね^ ^
ラミ:
では、楽しみは後に取っておいて、今回は果実酒をいただきましょうか?
ムキ:
アテは...。
ドラ:
用意してありますよ。コナッツ(カシュナッツのような木のみ)の塩漬けと、バイのみ(梅のような果実)の塩漬け。
キュウリを用意してます。
そう言うと、ドラしゃんは鞄から用意していたおつまみと、預かっていた果実酒をテーブルの上に出したのだった。
アルコールが低いのから高いのまで、全部で35種類の果実酒が並べられた。
全て、専用の器に入れられていた。
一見ガラスのような器に見えるが、薄く加工された鉱石の一種だそうだ。
果実酒を作るのに最適な器で、果実の鮮度を最後まで保つのだそうだ。
その為、何回蓋を開けても果実のいい香りがするのだった。
ドラ:
皆さんから向かって左手側からアルコールの低いものです。
奥様の前にあるのが1番低いです。で、右に行く程高い物になります。
ムキファーの前にあるのが1番高い物です。
飲みたいのを言って下さい。
私がおつぎしますので^ ^
ムキ:
慣れてないのが触ると、味が落ちるんだよなぁ~。
美味いのが飲みたいから頼むわ。
どうやら、この果実酒は扱い方が難しいそうだ。
普通に扱っても、そこそこ美味しいモノが飲めるそうだが、扱いの上手い人が入れた方が、また味わいが格別な物になるそうだ。
それを知っている為、誰もドラしゃんやムキじぃーちゃんの提案に反対をしなかったのだった。
ロド:
女性人から先にどうぞ^ ^
ルミ:
それはどうも^ ^
ユイカ、アンタが先に選びな。
ユイ:
ありがとうございます^ ^
じゃぁ~御言葉に甘えて、目の前のから頂きます♪
ドラ:
はい^ ^
こちらですね。こちらは、皆様の世界にもあるイチゴの果実酒となります^ ^
ユイ:
ありがとうございます^ ^
わぁ~いい匂い♪
ルミ:
私はこれを貰おうかね。
ドラ:
こちらですね。
こちらは、イチゴより少しアルコールが高くなります。
こちらの果物、ラティーの実の果実酒になります。
ルミ:
これは蜜と一緒に煮ても美味しいんだよね。
今度ラティーの実が手に入ったら作ってみるかい?
チビ達も喜ぶと思うよ。
ユイ:
本当に^ ^
是非お願いします^ ^
ロド:
よし!女性人に行き渡ったな。次は、ユウダイとラミィーだな。
ユウ:
えっ?いいんですか?
じぁー、これでお願いします。
ロド:
良いのを選ぶじゃないかぁー♪
ユウ:
??そうですか?
ドラ:
こちらは、アルコールはまずます高めです。
普段旦那様が飲まれている、ビールと同じぐらいのモノですね。
こちらの世界の果実で、コリッチの実を使った果実酒です。
少し、酸味があるのが特徴です^ ^
ユウ:
ヘェ~。なんかレモンみないな香りがするよ。うん?ライムにも近いかも?
楽しみだなぁ~♪
ラミ:
でしたら、私はこちらを。
ロド:
げっ?!お前、いきなりそれかよ。
ドラ:
こちらは、1番アルコールが高いモノですね。
こちらの世界の果物、ラムムネの実を使った果実酒です。
香りも、味も絶品なモノです。
ただ、アルコールが高いので一口で潰れる方が多い品です。
ラミ:
私は、この酒が1番好きなんだよね^ ^
ロド:
意外だなぁー(^_^;)
じゃー次は、ドムとムキファー選べ。
俺は、最後でいいからよ。
ドム:
そうか?なら、俺はこれだな。
ドラ:
こちらは、旦那様が選ばれたモノより少しアルコールが高いモノですね。
旦那様の世界でもあるリンゴを使った果実酒となります^ ^
喉越しがさっぱりしたものとなります。
ドム:
一杯目は、これだな♪
ムキ:
ワシは、コレだな♪
ドラ:
こちらは、アルコールがドムのより数段高めになります。
こちらの世界の果物で、コパムの皆と言うモノを使った果実酒です。
独特の味わいがありますね。
お酒の上級者向けですね。
ロド:
じゃー俺の番だな。
俺は、コレとコレを2:8の割合で混ぜてくれ!
ムキ:
あっ!お前ずりーぞ!
ロド:
別にいいじゃねぇーかぁ~!
最後まで待ってたんだからよ!
ルミ:
最初からコレが狙いだったんだね。
ドラ:
では、ご要望にお応えしまして、奥様が選んだイチゴ飲まれて果実酒を2。ドムが選んだコポムの果実酒を8。
で割らせて頂きます^ ^
香りも味わいも、増して美味しく頂けるかと思います。
ただ、慣れてない人がやるのはお勧め致しません。
ロド:
で?お前はどうするだ?
ドラ:
私は、こちらを。
ムキ:
お前!えげつない事するな!
ドラ:
こちらは、ラミィーが選んだラムムネの果実酒を新米酒で割ったものです^ ^
割合は、秘密です^ ^
ユイ:
香りが1番良い!
でも、私は飲めなさそう(^_^;)
ドラ:
では、皆さん行き渡りましたね。
では、乾杯をしましょう♪
全員:
モッケロンに感謝して、乾杯!!
一口飲んだ、それぞれの果実酒は、香りも味わいもとても良いものだった。
一口飲んだら、そこから先はお酒が進むのはそれぞれ早かった。
お酒をつぐドラしゃん以外の人達は、飲むわ食べるわ、それはそれは楽しそうな光景だったそうだ。
作者より~
この後、どうなったかは皆さんの想像にお任せします^ ^
皆さんも、お酒を嗜まれる方もいらしゃると思います。
節度あるお酒の飲み方をされる事を祈りますね^ ^
決して、彼らの様なお酒の飲み方をしないようにお願いします^ ^
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