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第五章
5-10 ダンジョンに再び 新たな魔物を生み出してみる
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今やれる事は限られているので、ウジウジと悩んでいても仕方がなかったので、早速一番小さな桃色の石を使って新たな魔物を生み出してみることにした私達。
このままの状態では使い物にならないので、他の石はとりあえずまた鞄に戻して桃色の石をキュリッチに託す。
私から石を預かったキュリッチは少しずつ石の状態を確認しながら自分の魔力を流し出す。
すると...地面が淡く光出したと思ったらその光が粒子になって桃色の石の中に入っていくではないか。
これにはキュリッチ自身もかなり驚いていたが、魔力を流す作業の手を止めるよつな事はしなかった。
キュリッチが流し込む魔力と地面から現れた光の粒子、そして石に溜まっていた私の魔力が石の中でゆっくりと混ざりだす。
なんとも言えない色に変化する魔力。
うまくいけば魔物の核となる【魔石】へと変化して、失敗すれば石は耐えきれなくなり爆発するらしいのだが...この石はどう変化するのか...。
私もブルーム兄さんも静かに状況を見守るしかなかったので見守っていると、魔力の色が一段と変化し出し、光も強くなってきているのに気付いた。
『キュ、キュリッチ??これは...大丈夫なの??』
恐る恐る私が確認するとキュリッチは私の声すら届いてないのだろう。
瞬き一つせずに真剣な眼差しで手の中の石を見つめて魔力を込めている。
私とブルーム兄さんはその姿を見て静かに見守ることに徹した。
例え失敗して破裂した場合はキュリッチを必ず助けるよう、直ぐに動けるようにして。
私達が見守る中、キュリッチは微妙な魔力操作をしながら魔力を込めていく。
そして...一瞬強い光が放たれ、私とブルーム兄さんは目を閉じてしまったが、爆音や振動はなかった。
慌てて目を開けるとキュリッチの手の中にあった石の光が"いい感じ"になっていた。
『やりましたよ!魔石!魔石になりました!!』
目を見て大きく見開き、これでもかってほど輝かせながら声をかけてくるキュリッチ。
私もブルーム兄さんも呆然とその光景を見つめてしまった。
『一回で成功するなんて奇跡ですよ!いい感じに魔力が混ざって【魔石】になってます。これなら小型の魔物がうみだせそうですね!』
かなり嬉しそうに話すキュリッチ。
ただ、私とブルーム兄さんは...。
『魔石って...本当に作れるもんなんだな...。』
『み、みたいね...私も初めてみたわ。』
その言葉を捻り出すので精一杯の状況だった。
まさか本当に【魔石】を生み出してしまつなんて。
こんな事が世間に広がってしまったら...色々とやばいことになるのでは?と密かに思うのだった。
このままの状態では使い物にならないので、他の石はとりあえずまた鞄に戻して桃色の石をキュリッチに託す。
私から石を預かったキュリッチは少しずつ石の状態を確認しながら自分の魔力を流し出す。
すると...地面が淡く光出したと思ったらその光が粒子になって桃色の石の中に入っていくではないか。
これにはキュリッチ自身もかなり驚いていたが、魔力を流す作業の手を止めるよつな事はしなかった。
キュリッチが流し込む魔力と地面から現れた光の粒子、そして石に溜まっていた私の魔力が石の中でゆっくりと混ざりだす。
なんとも言えない色に変化する魔力。
うまくいけば魔物の核となる【魔石】へと変化して、失敗すれば石は耐えきれなくなり爆発するらしいのだが...この石はどう変化するのか...。
私もブルーム兄さんも静かに状況を見守るしかなかったので見守っていると、魔力の色が一段と変化し出し、光も強くなってきているのに気付いた。
『キュ、キュリッチ??これは...大丈夫なの??』
恐る恐る私が確認するとキュリッチは私の声すら届いてないのだろう。
瞬き一つせずに真剣な眼差しで手の中の石を見つめて魔力を込めている。
私とブルーム兄さんはその姿を見て静かに見守ることに徹した。
例え失敗して破裂した場合はキュリッチを必ず助けるよう、直ぐに動けるようにして。
私達が見守る中、キュリッチは微妙な魔力操作をしながら魔力を込めていく。
そして...一瞬強い光が放たれ、私とブルーム兄さんは目を閉じてしまったが、爆音や振動はなかった。
慌てて目を開けるとキュリッチの手の中にあった石の光が"いい感じ"になっていた。
『やりましたよ!魔石!魔石になりました!!』
目を見て大きく見開き、これでもかってほど輝かせながら声をかけてくるキュリッチ。
私もブルーム兄さんも呆然とその光景を見つめてしまった。
『一回で成功するなんて奇跡ですよ!いい感じに魔力が混ざって【魔石】になってます。これなら小型の魔物がうみだせそうですね!』
かなり嬉しそうに話すキュリッチ。
ただ、私とブルーム兄さんは...。
『魔石って...本当に作れるもんなんだな...。』
『み、みたいね...私も初めてみたわ。』
その言葉を捻り出すので精一杯の状況だった。
まさか本当に【魔石】を生み出してしまつなんて。
こんな事が世間に広がってしまったら...色々とやばいことになるのでは?と密かに思うのだった。
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