647 / 664
第五章
5-4 今度の対応にあたって②
しおりを挟む
ギルマスの必死な訴えに負けた私は、キュリッチが提案して来た内容を実践してみることにした。
『とりあえず本当に成功するかは分からないけど、やれるだけやってみるわ。
だからギルマス、街に戻るのは待ってもらう事は可能かしら?』
私がそう伝えるとギルマスはもちろんと満面の笑みを浮かべて頷く。
私の話を聞いて兄弟達がようやく口を挟んできた。
『スノー、じゃーそれは"いつ"やるんだ?』
『できたら明日していただけたら助かるんですけどいいでしょうか?』
『うん!僕もせめて今日ぐらいはゆっくり寝たいから明日からがいいなぁー。』
「確かに。」
どうやら彼らも、もう一度あの場所へ一緒に行く気でいるのだ。
私は慌てて彼らの言葉に返事をする。
『えっ?!ちょっと!兄さん達も来るつもりなの?!』
私の言葉にブルーム兄さん達はギョッとした表情を浮かべる。
そんな兄弟達の反応に私は困惑しているとラース兄さんが私の側に来て話をし出す。
『スノー?もしかして、貴女とキュリッチだけであの場所に行く気でしたか?』
ラース兄さんの言葉に私は素直に頷くと兄弟達は深い溜息を吐き、首を横に振る。
『あのなぁー、確かに二人でもあの場所は楽勝かもしれませんが、今回は新たな魔物を生み出して、ソレがダンジョン外でも活動可能かを確かめるなら二手に分かれて行動する必要があるでしょうが??
それに、あなたとキュリッチが魔法使っている時周囲を警戒する役割を担う人がいるでしょう。』
ラース兄さんの言葉に普通に"あーそっかー"と納得する私を見てラース兄さんは呆れた顔をする。
『じゃーどの組み合わせで明日動くことにするの?』
私がそう伝えると今度はブルーム兄さんが話出す。
『俺とローダンがお前とキュリッチについて行く。そして、ラースとフレアとギルマスがここに残って確認作業をするでどうだ?』
ブルーム兄さんがそういうと他の兄弟達はそれで大丈夫と言わんばかりに頷く。
『それでいいと思いますよ。何かあれば直ぐに我々もダンジョンに入りますからその段取りで明日動きましょう。』
ラース兄さんもそう言うとその段取りで動くことが決まったので、今日はゆっくり休むことにした。
兄弟達はそれぞれ自分の事をしだす。
私はラース兄さんと一緒に明日からの段取りについて、調査員達に話をしておくほうがいいと言うこととなり話に出かける。
ギルマスはテントに残っていたキュリッチの方を向いて質問をしだした。
「なぁー、お前は...あのダンジョンで生まれた...魔物であってるのか?」
ギルマスの唐突の質問にキュリッチは素直に答える。
『はい!そうですよ。元々この辺りにあった地下ダンジョンの主をしていました。あの戦いで地下ダンジョンは崩壊して、私も一度核だけ残して消滅してます。"主"の魔力のおかげで新たな核と体を得てこの姿でいます。』
キュリッチの言葉にギルマスは関心して更に気になる事を私とラース兄さんが帰ってくるまで質問攻めしていたのだった。
『とりあえず本当に成功するかは分からないけど、やれるだけやってみるわ。
だからギルマス、街に戻るのは待ってもらう事は可能かしら?』
私がそう伝えるとギルマスはもちろんと満面の笑みを浮かべて頷く。
私の話を聞いて兄弟達がようやく口を挟んできた。
『スノー、じゃーそれは"いつ"やるんだ?』
『できたら明日していただけたら助かるんですけどいいでしょうか?』
『うん!僕もせめて今日ぐらいはゆっくり寝たいから明日からがいいなぁー。』
「確かに。」
どうやら彼らも、もう一度あの場所へ一緒に行く気でいるのだ。
私は慌てて彼らの言葉に返事をする。
『えっ?!ちょっと!兄さん達も来るつもりなの?!』
私の言葉にブルーム兄さん達はギョッとした表情を浮かべる。
そんな兄弟達の反応に私は困惑しているとラース兄さんが私の側に来て話をし出す。
『スノー?もしかして、貴女とキュリッチだけであの場所に行く気でしたか?』
ラース兄さんの言葉に私は素直に頷くと兄弟達は深い溜息を吐き、首を横に振る。
『あのなぁー、確かに二人でもあの場所は楽勝かもしれませんが、今回は新たな魔物を生み出して、ソレがダンジョン外でも活動可能かを確かめるなら二手に分かれて行動する必要があるでしょうが??
それに、あなたとキュリッチが魔法使っている時周囲を警戒する役割を担う人がいるでしょう。』
ラース兄さんの言葉に普通に"あーそっかー"と納得する私を見てラース兄さんは呆れた顔をする。
『じゃーどの組み合わせで明日動くことにするの?』
私がそう伝えると今度はブルーム兄さんが話出す。
『俺とローダンがお前とキュリッチについて行く。そして、ラースとフレアとギルマスがここに残って確認作業をするでどうだ?』
ブルーム兄さんがそういうと他の兄弟達はそれで大丈夫と言わんばかりに頷く。
『それでいいと思いますよ。何かあれば直ぐに我々もダンジョンに入りますからその段取りで明日動きましょう。』
ラース兄さんもそう言うとその段取りで動くことが決まったので、今日はゆっくり休むことにした。
兄弟達はそれぞれ自分の事をしだす。
私はラース兄さんと一緒に明日からの段取りについて、調査員達に話をしておくほうがいいと言うこととなり話に出かける。
ギルマスはテントに残っていたキュリッチの方を向いて質問をしだした。
「なぁー、お前は...あのダンジョンで生まれた...魔物であってるのか?」
ギルマスの唐突の質問にキュリッチは素直に答える。
『はい!そうですよ。元々この辺りにあった地下ダンジョンの主をしていました。あの戦いで地下ダンジョンは崩壊して、私も一度核だけ残して消滅してます。"主"の魔力のおかげで新たな核と体を得てこの姿でいます。』
キュリッチの言葉にギルマスは関心して更に気になる事を私とラース兄さんが帰ってくるまで質問攻めしていたのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
573
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる