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第四章
4-173 ギルマスを連れて森のダンジョンの再調査〜スライムエリア⑥〜
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私達は滅びかけてるスライム達を救うべく、ラース兄さんが提案した方法を試す事にした。
それは...エリアボスと一部のスライム達を残して全てのスライムを消滅させること。
食料となるものの再生と敵となる魔物を生み出すことだ。
弱体化してしまっているスライムを全て消滅させて、弱体化してないスライムのみ残し再生を図ることにしたのだ。
スライム達を消滅させつつ、食料となるものを再生と増殖させ、ある程度の環境を整えることもする。
また、同じことが起きないようにある程度のスライム達が揃ったら敵となる魔物を生み出すというラース兄さんの提案を実行することにしたのだ。
そのためにもまず弱体化したスライム達を全て消滅させて、このエリアの環境を整え、変化させることが優先となる。
そうと決まれば私達の行動は早かった。
キュリッチと私とで、このエリア内にいるスライム全てを瞬時に鑑定して、問題がないスライム達に協力な保護結界をはる。
もちろんスライムの木とエリアボスは無条件で結果を張り、保護する。
それが完了したら兄弟全員でエリア全体に衝撃波を放つ。
弱体化しているスライム達は微弱な衝撃波を喰らったら簡単に消滅するので、一気に殲滅するにはそれが手っ取り早い方法だったのだ。
『よし!問題ないスライム達に保護結界張ったわ!』
私がそう言うと兄弟達は陣形を整える。
ギルマスは今回今の所は役に立たないので、私達兄弟の邪魔にならないように円の中心に控えてもらう。
ギルマスを囲うようにして私達兄弟は円陣を組み、ギルマスに背中を預ける形で立つ。
陣形が整うと一斉に魔力を練りだす。
そして...ラース兄さんが私達の周りに張っていた保護結界を解くのと同時に私達はエリア全体に向けて衝撃波を放った。
私達が放った衝撃波は思ったより強め??だったようで、周囲の木々や草花も綺麗に消滅して、辺り一面地面しか残らなかった。
『ありゃ??こりゃーやりすぎた??』
ローダンがそう呟く。
私とキュリッチは慌てて結界を張っているスライム達の生存を確認する。
すると...
『よかった!無事よ!スライムの木も、ボスも残っているスライム達も無事!』
私がそう言うと兄弟達、ギルマスはホッとした表情を浮かべる。
『じゃー、今から環境を例えますか?綺麗になりすぎたので、しやすいでしょう。』
苦笑いを浮かべながらラース兄さんが呟く。
確かに、今視界に入るのは...地面と...石と...岩...ぐらいかなぁ??
『まぁー、やりやすくていいんじゃないですか?今回はどんな風にします?今なら地形もいじり放題ですよ?』
キュリッチの言葉にラース兄さんがいち早く反応する。
『では、敵とスライム達の生活区域を分ける事は可能ですか?基本異なる場所で生活してもらい、狩りに出向く形の方がいいのかなぁ??
それとも...一緒の方が...どうなんだろう??』
ラース兄さんの言葉にギルマスがアドバイスを送る。
「敵も安息の地がある方が繁殖しやすいだろうから、ある程度の環境を作ってやる方がいいだろうよ。だけど、そこまではっきりと区切らなくても本能で近寄らないように互いが動くから明確にはしなくてもいいんじゃないか?」
ギルマスはそう言いながら地面にナイフを使って絵を描きながら説明する。
それを元にキュリッチがエリア内の地形を弄っていったのだった。
それは...エリアボスと一部のスライム達を残して全てのスライムを消滅させること。
食料となるものの再生と敵となる魔物を生み出すことだ。
弱体化してしまっているスライムを全て消滅させて、弱体化してないスライムのみ残し再生を図ることにしたのだ。
スライム達を消滅させつつ、食料となるものを再生と増殖させ、ある程度の環境を整えることもする。
また、同じことが起きないようにある程度のスライム達が揃ったら敵となる魔物を生み出すというラース兄さんの提案を実行することにしたのだ。
そのためにもまず弱体化したスライム達を全て消滅させて、このエリアの環境を整え、変化させることが優先となる。
そうと決まれば私達の行動は早かった。
キュリッチと私とで、このエリア内にいるスライム全てを瞬時に鑑定して、問題がないスライム達に協力な保護結界をはる。
もちろんスライムの木とエリアボスは無条件で結果を張り、保護する。
それが完了したら兄弟全員でエリア全体に衝撃波を放つ。
弱体化しているスライム達は微弱な衝撃波を喰らったら簡単に消滅するので、一気に殲滅するにはそれが手っ取り早い方法だったのだ。
『よし!問題ないスライム達に保護結界張ったわ!』
私がそう言うと兄弟達は陣形を整える。
ギルマスは今回今の所は役に立たないので、私達兄弟の邪魔にならないように円の中心に控えてもらう。
ギルマスを囲うようにして私達兄弟は円陣を組み、ギルマスに背中を預ける形で立つ。
陣形が整うと一斉に魔力を練りだす。
そして...ラース兄さんが私達の周りに張っていた保護結界を解くのと同時に私達はエリア全体に向けて衝撃波を放った。
私達が放った衝撃波は思ったより強め??だったようで、周囲の木々や草花も綺麗に消滅して、辺り一面地面しか残らなかった。
『ありゃ??こりゃーやりすぎた??』
ローダンがそう呟く。
私とキュリッチは慌てて結界を張っているスライム達の生存を確認する。
すると...
『よかった!無事よ!スライムの木も、ボスも残っているスライム達も無事!』
私がそう言うと兄弟達、ギルマスはホッとした表情を浮かべる。
『じゃー、今から環境を例えますか?綺麗になりすぎたので、しやすいでしょう。』
苦笑いを浮かべながらラース兄さんが呟く。
確かに、今視界に入るのは...地面と...石と...岩...ぐらいかなぁ??
『まぁー、やりやすくていいんじゃないですか?今回はどんな風にします?今なら地形もいじり放題ですよ?』
キュリッチの言葉にラース兄さんがいち早く反応する。
『では、敵とスライム達の生活区域を分ける事は可能ですか?基本異なる場所で生活してもらい、狩りに出向く形の方がいいのかなぁ??
それとも...一緒の方が...どうなんだろう??』
ラース兄さんの言葉にギルマスがアドバイスを送る。
「敵も安息の地がある方が繁殖しやすいだろうから、ある程度の環境を作ってやる方がいいだろうよ。だけど、そこまではっきりと区切らなくても本能で近寄らないように互いが動くから明確にはしなくてもいいんじゃないか?」
ギルマスはそう言いながら地面にナイフを使って絵を描きながら説明する。
それを元にキュリッチがエリア内の地形を弄っていったのだった。
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