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第四章

4-95 変化した土地の調査と今後の展開予想は?! ②

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 とりあえず、ロコリスを休息地へ連れて行き、残っている人達に報告することにした。

休息地に向かうと、私達が慌てて出て行ったのを全員が目撃していたものだからソワソワした感じで待っていてくれていたみたい。

私達が休息地へ戻ると、待機していた皆は不安そうな表情を浮かべて私達の所へ向かって来る。

駆け寄って来る彼らにロコリスから落ち着くように声をかけてくれたので、落ち着いたのを見計らって今自分達が見てきた事をラース兄さんが説明をしていく。

『今日、我々であの場所を調査してきました。サンプルもとってきて、皆さんに調査してもらっているかと思います。
 帰って来る前にスノーが"調査目的"で雷を落としてきたことはお伝えしたと思います。』

ラース兄さんの言葉に全員無言で頷く。
彼らの反応を確認してからラース兄さんは言葉を続ける。

『本当なら明日現場の確認をしに行く予定にしてましたが、気になることがあるから先ほど見てきたのです。
すると...なんと草花を通り越して、樹々が生えて森とかしてました。
ぱっと見なのでどんな事になっているかははっきりとは分かりませんが、昆虫と小動物の姿は確認できてます。』

ここまで話をすると騒めきがおきる。
それを無視して今度は私が話をする。

『手前だけでなく、奥の方なんかは一気に変化してたわ。
川も流れていて、場所によっては滝が流れてたしね。
 完全に空気も澄み切ってて、装具なしで全然息ができるようになってるのよ。
だからと言って、その場所が本当に安全なのかは分からないから、私達兄弟で隅々まで調査してから皆にも一緒に調査に参加してもらおうと思ってるわ。』

私達の説明が終わると彼らのざわめきが大きくなる。

無理もないからあえて私達は口を挟まないようにして、彼らの言いたいことを聞くことにした。

すると...

「えっ?!なんでそんなことが?!」

「今日の今日の話ですよね?!」

「はい??森?!!!まさかぁー...。」

「土地だけでなく、空気汚染も改善されたんですか??」

「装備なしで本当に問題ないんですか??」

「な、なんで??何か変わったことがあったっけ??」

「えっ!奇跡がおきたんですか?!」

「今後の調査は続けるんですか?」

「危険はないんですか??」

「えっ!なんで、私達もいけないんですか?!森なんですよね??なら安全なのでは??」

などなど次から次へと声が上がる。

ひと通り彼らが言いたいことを言わせてから私とラース兄さんで、彼らの質問に答えれることだけ答えることにした。
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