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第四章
4-85 汚染された土地を徹底的に調査 ⑧
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サンプル品を渡し終えたので私達はロコリスから貰った調査用紙を持ったまま自分達が使っているテントへと向かった。
テントに戻り装備品を外して一服する。
一服しながら改めて調査用紙の内容を隅々まで確認する。
この用紙には汚染された土地のデータとへんかした土地のデータを比較して載せられていたので見やすかった。
明らかに土地の成分が変化しているのがわかる。
目で見ても変化が分かるから当たり前なのだけど、こうも数字で出されると...ね。
『凄いですね。土の成分がここまで違うと完全に蘇っているとしか思えませんね。』
ラース兄さんはお茶を啜りながら呟く。
ラース兄さんの言葉に私とフレアは頷きつつ溜息を吐く。
『前の土は完全に死んでましたからね。栄養どころか微生物すら望めない状態だったからな。』
フレアはそう言って目を顰める。
そんなフレアの言葉に便乗するように私も呟く。
『そうね。でも、これだと栄養満点ですでに微生物もいるじゃない。
更に驚くことに地下水まで復活してるってなに?!私の落としたのは雷よね?何か違うもの落とした??』
私の言葉にブルーム兄さんが愉快に笑い出す。
『お前の雷は自然に落ちる雷と違ってパワーが上だからな。あと、撃たれたら普通ダメージを受けるものだけど、お前のはもちろんダメージもあるんだけどよ、それを上回る回復作用が強いからよ、撃たれる前より元気になるんだぜ!知ってたか?』
とても愉快そうに話すブルーム兄さんの言葉に私達兄弟は目を見張る。
(その言葉は初めて聞くぞ?!!)
驚きの表情を浮かべながらブルーム兄さんを見つめているとブルーム兄さんは不思議そうな表情をして首を傾げる。
『なんだ?お前ら??えっ?!もしかして知らなかったのか?!!』
ブルーム兄さんの言葉に私達は素直に頷く。
特に私は自分が放った魔法の副作用についてなんか知らない。
知らないが...。...。....??...?!!そう言えば、昔から私が魔法攻撃をブルーム兄さんに放つとダメージは受けていたが...攻撃を受ける前より受けた後の方がめちゃくちゃ元気になってたような...気が...する...かなぁ???
昔の記憶を引き起こして考えていくと、それらしい情景が次々と浮かび上がってきた。
『兄さん。"それ"に気付いたのはいつ頃ですか?』
ラース兄さんが呆れ顔でブルーム兄さんに質問するとブルーム兄さんはあっけらかんとした表情で素直に答える。
『えっ?そんなの昔からだぞ?えっ!お前らは違うのか?!俺だけなのか?!』
『兄さんほど私達はスノーの魔法攻撃を受ける経験はないですからね。』
ラース兄さんの言葉にフレアとローダンが頷き、それを見てブルーム兄さんは硬直した。
テントに戻り装備品を外して一服する。
一服しながら改めて調査用紙の内容を隅々まで確認する。
この用紙には汚染された土地のデータとへんかした土地のデータを比較して載せられていたので見やすかった。
明らかに土地の成分が変化しているのがわかる。
目で見ても変化が分かるから当たり前なのだけど、こうも数字で出されると...ね。
『凄いですね。土の成分がここまで違うと完全に蘇っているとしか思えませんね。』
ラース兄さんはお茶を啜りながら呟く。
ラース兄さんの言葉に私とフレアは頷きつつ溜息を吐く。
『前の土は完全に死んでましたからね。栄養どころか微生物すら望めない状態だったからな。』
フレアはそう言って目を顰める。
そんなフレアの言葉に便乗するように私も呟く。
『そうね。でも、これだと栄養満点ですでに微生物もいるじゃない。
更に驚くことに地下水まで復活してるってなに?!私の落としたのは雷よね?何か違うもの落とした??』
私の言葉にブルーム兄さんが愉快に笑い出す。
『お前の雷は自然に落ちる雷と違ってパワーが上だからな。あと、撃たれたら普通ダメージを受けるものだけど、お前のはもちろんダメージもあるんだけどよ、それを上回る回復作用が強いからよ、撃たれる前より元気になるんだぜ!知ってたか?』
とても愉快そうに話すブルーム兄さんの言葉に私達兄弟は目を見張る。
(その言葉は初めて聞くぞ?!!)
驚きの表情を浮かべながらブルーム兄さんを見つめているとブルーム兄さんは不思議そうな表情をして首を傾げる。
『なんだ?お前ら??えっ?!もしかして知らなかったのか?!!』
ブルーム兄さんの言葉に私達は素直に頷く。
特に私は自分が放った魔法の副作用についてなんか知らない。
知らないが...。...。....??...?!!そう言えば、昔から私が魔法攻撃をブルーム兄さんに放つとダメージは受けていたが...攻撃を受ける前より受けた後の方がめちゃくちゃ元気になってたような...気が...する...かなぁ???
昔の記憶を引き起こして考えていくと、それらしい情景が次々と浮かび上がってきた。
『兄さん。"それ"に気付いたのはいつ頃ですか?』
ラース兄さんが呆れ顔でブルーム兄さんに質問するとブルーム兄さんはあっけらかんとした表情で素直に答える。
『えっ?そんなの昔からだぞ?えっ!お前らは違うのか?!俺だけなのか?!』
『兄さんほど私達はスノーの魔法攻撃を受ける経験はないですからね。』
ラース兄さんの言葉にフレアとローダンが頷き、それを見てブルーム兄さんは硬直した。
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