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第四章
4-10 地下へ降りていったが
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私が地面に一撃を入れると...垂直に亀裂が入ったと思ったら亀裂の隙間からあの異様な真っ黒な霧が湧き上がってきた。
『やっぱり...。』
嫌な予感が的中して喜んだらいいのか悲しんだらいいのか微妙だが...部下達の安否を確認しつつ状況を確認する。
嫌な気配と黒い霧のようなものは地面の奥から感じ、発生しているようだった。
魔物...の気配は感じないが...異様な生き物?の気配は若干感じた。
ただ、相手はまだ私達の存在には気付いていない感じだったので相手に気付かれる前に行動を起こす事にした。
『お前たちこのままここで待機してな。私行ってくるから合図あるまで動くなよ!』
私はそう部下達に伝えて開けた穴めがけて降りていった。
自分を結界で保護しながら降りて行くと辺りは異様な黒い霧が充満していて、結界を張っていなかったら気が狂っていただろうなぁーと思うぐらい酷い環境。
『いつの間にこんな所ができていたの?...いやもしかしたら前から存在していて分からないようにしていたのだろうねぇー。』
呟きながら嫌な気配がする方向へと向かって降りて行く。
真っ暗すぎてあたりが全く見えないので自分の周りだけ僅かな光を照らしながら降りて行くと...私に向かって飛びかかって来るのでそれを倒しながら降りる。
飛びかかって来た魔物は思っていたより弱かったし、形も歪で魔物というより異形といった方が正しい姿だろうな。
そんな姿の魔物達を倒しながら降りて行くと地上で感じたあの嫌な気配が濃くなって来た。
私は照らしていた光を消して気配だけを感じながら動く。
すると見たこともない不気味な光を放つ宝石?魔石??みたいな姿をした大きな物が土にめり込んでいた。
その石からあの嫌な気配が強く感じたのでしばらく様子を探りながら見つめていると...
『なんの...人??いや...魔物??』
石の中に人なのか魔物なのか訳の分からない生き物の姿が見えたのだ。
もしかして奴か?と思ったが気配からして違う。
だったらいったいこの石の中には何が??
そう思いながら見つめていると私の背後から魔物の気配がしたので背後の魔物を倒して石の方を見ると...さっきまであった石が姿を消してしまったのだ。
私が視線を外したのはほんの数秒の事...その数秒の間に姿がなくなるなんて...。
あの嫌な気配も完全に消えてしまい、黒い霧も徐々に薄れていき辺りが見えるようになったのだ。
『クソ!やられた!!』
私は舌打ちをしながら部下達の待つ地上へと舞い戻って行った。
『やっぱり...。』
嫌な予感が的中して喜んだらいいのか悲しんだらいいのか微妙だが...部下達の安否を確認しつつ状況を確認する。
嫌な気配と黒い霧のようなものは地面の奥から感じ、発生しているようだった。
魔物...の気配は感じないが...異様な生き物?の気配は若干感じた。
ただ、相手はまだ私達の存在には気付いていない感じだったので相手に気付かれる前に行動を起こす事にした。
『お前たちこのままここで待機してな。私行ってくるから合図あるまで動くなよ!』
私はそう部下達に伝えて開けた穴めがけて降りていった。
自分を結界で保護しながら降りて行くと辺りは異様な黒い霧が充満していて、結界を張っていなかったら気が狂っていただろうなぁーと思うぐらい酷い環境。
『いつの間にこんな所ができていたの?...いやもしかしたら前から存在していて分からないようにしていたのだろうねぇー。』
呟きながら嫌な気配がする方向へと向かって降りて行く。
真っ暗すぎてあたりが全く見えないので自分の周りだけ僅かな光を照らしながら降りて行くと...私に向かって飛びかかって来るのでそれを倒しながら降りる。
飛びかかって来た魔物は思っていたより弱かったし、形も歪で魔物というより異形といった方が正しい姿だろうな。
そんな姿の魔物達を倒しながら降りて行くと地上で感じたあの嫌な気配が濃くなって来た。
私は照らしていた光を消して気配だけを感じながら動く。
すると見たこともない不気味な光を放つ宝石?魔石??みたいな姿をした大きな物が土にめり込んでいた。
その石からあの嫌な気配が強く感じたのでしばらく様子を探りながら見つめていると...
『なんの...人??いや...魔物??』
石の中に人なのか魔物なのか訳の分からない生き物の姿が見えたのだ。
もしかして奴か?と思ったが気配からして違う。
だったらいったいこの石の中には何が??
そう思いながら見つめていると私の背後から魔物の気配がしたので背後の魔物を倒して石の方を見ると...さっきまであった石が姿を消してしまったのだ。
私が視線を外したのはほんの数秒の事...その数秒の間に姿がなくなるなんて...。
あの嫌な気配も完全に消えてしまい、黒い霧も徐々に薄れていき辺りが見えるようになったのだ。
『クソ!やられた!!』
私は舌打ちをしながら部下達の待つ地上へと舞い戻って行った。
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