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第四章

4-3 次の戦いに向けて

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 神様達が命をかけて救ってくれたお陰で、私達兄弟以外の人達は《新たな人生》を歩むことができることなった。

これは今回被害を受けて生き返った(?)人達に私達の国の国王陛下からそれぞれの国に話を広めてもらった。

信じ難いことだけど...それは【真実】であるし、私達の魔法でその時の情景の一部を復元できるので異議を申し出る人達にはそれを見せながら説明して納得してもらうことに。

映像まで見せられたらそれを疑う人はいなかった。
だってそれは作ったにしてはかなりリアルで生々しい映像だったからね。

私達兄弟の...主に私の記憶に残っている映像を再現しているからね....リアルだよ。

『今回は神様達が自分達の命を犠牲にして奴(邪神)を"封印"してくれたからなんとかなりました。...奴は倒されたわけではなく"封印"されただけなのでいつかまた現れます。それがいつなの?と聞かれても私達は答えられないです。でも...奴が現れるのが今日や明日ではないことは間違いないです。
 ただ...次奴が現れたとき...神様達は協力できない可能性があります。
だから今から私達は全員で今より強くならなくてはいけません。皆で生き延びるために。これは本当に重要なことです。
 私達兄弟も今より更に修行を積んで強くなります。もう二度奴に負けないために...。』

私のこの言葉に国中の人達が賛同してくれた。

賛同してくれて...それぞれ無理のない範囲で体を...力を鍛え出した。
鍛えるのは人だけでなく建物とかも壊れないように...破壊されないようにするために色々と工夫されていった。

全ての国同士が同盟を結んでそれぞれの国にいる専門家達を寄せ集めてチームを作り、奴の対応策を話し合ってもらうことに。

相手は邪神。
弱点がないか...今までにない魔法を開発してもらったりと世界全体で邪神との闘いに備えて行動をとっていく。

今回の戦いで地下の避難所も攻撃で抉られていたことも考慮して地下避難所の強度を上げる研究もされていった。

町の人が頑張ってくれる姿を見て私達も負けていられない気持ちになった。

私達兄弟は私達ができることから...師匠達から教わったことを復習しながら自分達の身体を鍛え直しつつドラゴン族や冒険者達、他の種族で希望してきた者達を鍛え出した。

手加減なしで。
本当に個人の命もそうだが...国...いや、世界全ての命と未来がかかっているからね。

師匠達が託してくれた思い...時間...命を無駄にしない。

今度は絶対自分達で奴を倒すつもりで私達は踏ん張る。


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