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第四章
4-1 絶望感から希望へ そして新たな試練を
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遠くの方から神様達の声を聞いたのが最後に私は意識を手放していた。
次に目を覚ました時は両親達に身体を揺すられて目を覚ましたのだ。
自分の記憶がある限りでは辺り一面焼け野原みたいになっていて建物も何もかもなくなっていたはず。
生き残っていたのは自分を含めて兄弟達だけだった...はずなのに...そう思ったら自然と涙が溢れてきて自分の身体を揺らす両親に思わず抱きついてしまった。
涙目ではっきりとは見えないが間違いはなかった。
あれだけ荒れ果ていた所が何もなかったように綺麗になっているのだ。
建物も人も森も山も...何もかもが...。
倒れていた兄達も怪我一つなく元気な姿で両親の後ろから私の顔を覗いている。
もう何がなんだかわからずに居ると...兄達の後ろに一人とても辛そうな表情でわたしを見つめている人の姿が...。
その人物と目があった瞬間...私と兄達以外の人の時間が急に止まった。
本当に音もなく...急に止まったのだ。
すると...時を止めたのであろう人物である【神様】が本当に辛そうな表情で私達に声をかけて来た。
《この度は君達にとても無理を強いて申し訳ない...。本来なら私達がしなくてはいけないことだったんだ...。
君達も感じているだろうが...彼奴は間違いなく【邪神】です。しかし...以前の彼奴よりかなり力をましていた。
これは我々の見当違いだった。それにて君達の命を危険に晒せてしまった...。
本当に申し訳ない。》
そう言って神様はゆっくりと深く頭を下げる。
そしてそのまま話を続ける。
《君達が自分の命を犠牲にして戦ってくれたお陰で彼奴に深傷を負わすことができた。
だが...その代償として君達以外の全ての生き物がこの世界から消えてしまうという大きな代償を払ってしまった。
これは我々としては由々しき事態だと判断して深傷を負った彼奴を強制的に封印する事ができた。
そして...お詫びとしてあの戦いで犠牲となったものを再び甦らそうと思ったのだが...そこまではできなかった。
彼奴の封印でかなりの神力を消費してしまったからね。
だからといってこのままというのもあれなので、彼奴に殺される前の時間まで時を巻き戻しをさせてもらった。
彼奴を封印してから時を戻したので彼奴は現れない。
だだ...その分時空の歪みを生じてしまったのでその穴埋めを行うためしばらく得体の知れない魔物がこの世界に現れてしまう。
それは君達で対応しなくてはいけなくなる。
今この世界を支えていた神達は私を除いた全ての神が力を使い切って眠りについてしまっているからね...。》
その神様の言葉を聞いて兄達はあの戦いのあお気を失っていたから意味がわからない様子だった。
しかし...私はちゃんと意識があったので神様の話す言葉の意味が分かるので新たな涙を流しながら神様に御礼の言葉を伝える。
『ありがとう...無力でごめんなさい!!私に最も力があったら...神様達に...迷惑がかからなかったのに...。あ、ありがとうございます。』
私の言葉を聞いてようやく下げていた頭を上げて神様も涙を流しながら微笑むのだった。
次に目を覚ました時は両親達に身体を揺すられて目を覚ましたのだ。
自分の記憶がある限りでは辺り一面焼け野原みたいになっていて建物も何もかもなくなっていたはず。
生き残っていたのは自分を含めて兄弟達だけだった...はずなのに...そう思ったら自然と涙が溢れてきて自分の身体を揺らす両親に思わず抱きついてしまった。
涙目ではっきりとは見えないが間違いはなかった。
あれだけ荒れ果ていた所が何もなかったように綺麗になっているのだ。
建物も人も森も山も...何もかもが...。
倒れていた兄達も怪我一つなく元気な姿で両親の後ろから私の顔を覗いている。
もう何がなんだかわからずに居ると...兄達の後ろに一人とても辛そうな表情でわたしを見つめている人の姿が...。
その人物と目があった瞬間...私と兄達以外の人の時間が急に止まった。
本当に音もなく...急に止まったのだ。
すると...時を止めたのであろう人物である【神様】が本当に辛そうな表情で私達に声をかけて来た。
《この度は君達にとても無理を強いて申し訳ない...。本来なら私達がしなくてはいけないことだったんだ...。
君達も感じているだろうが...彼奴は間違いなく【邪神】です。しかし...以前の彼奴よりかなり力をましていた。
これは我々の見当違いだった。それにて君達の命を危険に晒せてしまった...。
本当に申し訳ない。》
そう言って神様はゆっくりと深く頭を下げる。
そしてそのまま話を続ける。
《君達が自分の命を犠牲にして戦ってくれたお陰で彼奴に深傷を負わすことができた。
だが...その代償として君達以外の全ての生き物がこの世界から消えてしまうという大きな代償を払ってしまった。
これは我々としては由々しき事態だと判断して深傷を負った彼奴を強制的に封印する事ができた。
そして...お詫びとしてあの戦いで犠牲となったものを再び甦らそうと思ったのだが...そこまではできなかった。
彼奴の封印でかなりの神力を消費してしまったからね。
だからといってこのままというのもあれなので、彼奴に殺される前の時間まで時を巻き戻しをさせてもらった。
彼奴を封印してから時を戻したので彼奴は現れない。
だだ...その分時空の歪みを生じてしまったのでその穴埋めを行うためしばらく得体の知れない魔物がこの世界に現れてしまう。
それは君達で対応しなくてはいけなくなる。
今この世界を支えていた神達は私を除いた全ての神が力を使い切って眠りについてしまっているからね...。》
その神様の言葉を聞いて兄達はあの戦いのあお気を失っていたから意味がわからない様子だった。
しかし...私はちゃんと意識があったので神様の話す言葉の意味が分かるので新たな涙を流しながら神様に御礼の言葉を伝える。
『ありがとう...無力でごめんなさい!!私に最も力があったら...神様達に...迷惑がかからなかったのに...。あ、ありがとうございます。』
私の言葉を聞いてようやく下げていた頭を上げて神様も涙を流しながら微笑むのだった。
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