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第三章
3-98 長達の反応は...
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本来の姿に戻り長達の前に出て声をかける私の姿を見て長達はひたすら驚きの表情をしている。
そんな事はあえて無視して私は話し出す。
『お忙しい中お呼びだてして申し訳ないです。しかし、今回は人間だけでなくドラゴン族の未来も左右しかけない出来事が起きようとしています。
それを最小限に収めるためには長である皆さんの御協力が必要であるがためこの度、長老と父に頼み皆さんを集めて貰いました。』
私が話出しても長達は誰一人として言葉を発する人がいなかったので私はそのまま話を続けた。
『今回私達が相手にしているのはこの世のものではありません。
ましてやこの世界のものでもないのです。
未知の生き物で、未知の力を使ってこの世界を乗っ取ろうとしているようです。』
私のこの言葉にようやく彼らは覚醒したらしく真剣な面持ちで話を聞き出した。
『今から私が言う話は嘘偽りありません。それを前提に聞いていただけたらと思います。』
そう言って私はこの世界の神様に呼ばれて兄弟全員で神様の元で修行してきた事、今回の騒動に邪神と言われるものが関わっている事を洗いざらい話していったのだ。
もちろんのことは父さんも長老も先に知っているので平然としている。
それどころは父さんはまだ彼らに対して怒りを露わにしているのである意味鬱陶しかったが...娘を思う父親の姿なのだと思って私は我慢しながら話を続ける。
一通り話し終えると長達はなんとも言えない表情になっていてそんな長達の姿を見ていつの間にか父さんの機嫌は治っていた。
誰も何も話さないのでどうしようと困惑していた私に助け舟をたずかのように長老が話出した。
『我々は他の種族より長く生きている分強いと自負しておる。
それはあながち間違いではないが...我々より強い相手が存在することを忘れておったのではないか?
スノーが本気で戦いを挑んできた時ここにいる者なかで誰か一人でも勝てる自信のある者はいるか?
よいか、目に見えることだけが真実とは限らない。かと言って嘘であると証明をすることもまた難しい。
だが...実際にここにいるスノーは間違いなく以前のスノーより格段と能力が上がっている。こんな事をワシが言うのもなんだが...里の者が力を合わせて戦いを挑んでも勝てはしない。そんな者がこうして話をしてくれておる。その古臭い頭を一度リフレッシュして考えをあらためて見るのもよいぞ。』
長老の言葉に父さんはますます嬉しそうな表情をしだす反面...長達は項垂れていくのだった。
そんな事はあえて無視して私は話し出す。
『お忙しい中お呼びだてして申し訳ないです。しかし、今回は人間だけでなくドラゴン族の未来も左右しかけない出来事が起きようとしています。
それを最小限に収めるためには長である皆さんの御協力が必要であるがためこの度、長老と父に頼み皆さんを集めて貰いました。』
私が話出しても長達は誰一人として言葉を発する人がいなかったので私はそのまま話を続けた。
『今回私達が相手にしているのはこの世のものではありません。
ましてやこの世界のものでもないのです。
未知の生き物で、未知の力を使ってこの世界を乗っ取ろうとしているようです。』
私のこの言葉にようやく彼らは覚醒したらしく真剣な面持ちで話を聞き出した。
『今から私が言う話は嘘偽りありません。それを前提に聞いていただけたらと思います。』
そう言って私はこの世界の神様に呼ばれて兄弟全員で神様の元で修行してきた事、今回の騒動に邪神と言われるものが関わっている事を洗いざらい話していったのだ。
もちろんのことは父さんも長老も先に知っているので平然としている。
それどころは父さんはまだ彼らに対して怒りを露わにしているのである意味鬱陶しかったが...娘を思う父親の姿なのだと思って私は我慢しながら話を続ける。
一通り話し終えると長達はなんとも言えない表情になっていてそんな長達の姿を見ていつの間にか父さんの機嫌は治っていた。
誰も何も話さないのでどうしようと困惑していた私に助け舟をたずかのように長老が話出した。
『我々は他の種族より長く生きている分強いと自負しておる。
それはあながち間違いではないが...我々より強い相手が存在することを忘れておったのではないか?
スノーが本気で戦いを挑んできた時ここにいる者なかで誰か一人でも勝てる自信のある者はいるか?
よいか、目に見えることだけが真実とは限らない。かと言って嘘であると証明をすることもまた難しい。
だが...実際にここにいるスノーは間違いなく以前のスノーより格段と能力が上がっている。こんな事をワシが言うのもなんだが...里の者が力を合わせて戦いを挑んでも勝てはしない。そんな者がこうして話をしてくれておる。その古臭い頭を一度リフレッシュして考えをあらためて見るのもよいぞ。』
長老の言葉に父さんはますます嬉しそうな表情をしだす反面...長達は項垂れていくのだった。
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