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第三章
3-88 色々難題が起きそうな予感
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色々と謎が残る出来事満載だったが無事に依頼を達成できたのでギルドに戻ることにした。
幻のアースタートルも仲間にできたし良かったと言えば良かったのでけど...私もフレアもしこりが残る結果となった気がして仕方がなかった。
ギルドに戻ると心配して来ていた新人冒険者達の家族が駆け寄って来た。
無事な姿を見て涙を流して喜んでおり、私とフレアにも過剰なまでに御礼の言葉をくれたのだ。
詳しい報告は私とフレアからすると言ってこの日は彼らは家族と一緒に家に帰って貰い三日後改めてギルドに来るように伝えて帰ってもらった。
私とフレアは受付で依頼の報告を伝えて改めて会議室へと向かった。
会議室に行くと兄達と王様達も集まっていたので今回のことについて話をする。
『今回彼らはなんとか無事に見つかったけど...場所が問題だったけどね。』
私の言葉に兄達が反応するのを見てフレアも話をする。
「最初は一見普通の断崖絶壁の場所だったんだが...どえやら本来は何もない普通の森だったんだ。それもわかったのが...後になってからなんだ。」
『どう言う事だ?』
『最初から広範囲に綿密な魔法をかけてた...とでも言うべきかな...。』
フレアの言葉に疑問を感じたブルーム兄さんの言葉に私が返答すると黙って側にいたアースタートルが口を開いた。
『アレを仕掛けたのはこの世界のものではなさそうだね。ましてや人でもないかもしれないね。違和感しかなかったからね。
最近突然現れて各地で悪さばかりしておるよ。
なんか分からんが...色んなところで魔物を生捕りにしては何か良からぬことをしているみたいだよ。
私も捕まりそうになってここまで逃げてきたんだがね...そしたらたまたまあの子達が目をつけられてねぇ。助けたまではいいんだが...あそこから動けなくなってね。困ってたんだよ。そしたらあなた達が来てくれたから助かったよ。ありがとうね。』
アースタートルの言葉にその場にいた人達は愕然とした。
もちろん私とフレアもだ。
王様は喋り出した犬の姿をしたアースタートルに近づき声をかける。
「君は...我々の言葉が分かる上に喋れるんだね。君は...なんの魔物なんだい?そして...きみを捕らえようとした者はどれだけいるのか分かるかい?」
王様の言葉にアースタートルは平然とした様子で答える。
『私はかなり長い月日を生きてるからね、どんな種族の言葉も理解して喋る事ができる。ちなみになんの魔物かと聞かれても返答に困るね。私自身が魔物かどうかも分からないからね。』
『えっ?!亀じゃないの?』
『ハッ?!亀?スノーお前馬鹿になったのか?どう見てもそいつ犬だろう?』
『兄さんぶっ飛ばすわよ!この子姿を変えれるのよ!』
私のこの言葉に驚きの声が上がるのだった。
幻のアースタートルも仲間にできたし良かったと言えば良かったのでけど...私もフレアもしこりが残る結果となった気がして仕方がなかった。
ギルドに戻ると心配して来ていた新人冒険者達の家族が駆け寄って来た。
無事な姿を見て涙を流して喜んでおり、私とフレアにも過剰なまでに御礼の言葉をくれたのだ。
詳しい報告は私とフレアからすると言ってこの日は彼らは家族と一緒に家に帰って貰い三日後改めてギルドに来るように伝えて帰ってもらった。
私とフレアは受付で依頼の報告を伝えて改めて会議室へと向かった。
会議室に行くと兄達と王様達も集まっていたので今回のことについて話をする。
『今回彼らはなんとか無事に見つかったけど...場所が問題だったけどね。』
私の言葉に兄達が反応するのを見てフレアも話をする。
「最初は一見普通の断崖絶壁の場所だったんだが...どえやら本来は何もない普通の森だったんだ。それもわかったのが...後になってからなんだ。」
『どう言う事だ?』
『最初から広範囲に綿密な魔法をかけてた...とでも言うべきかな...。』
フレアの言葉に疑問を感じたブルーム兄さんの言葉に私が返答すると黙って側にいたアースタートルが口を開いた。
『アレを仕掛けたのはこの世界のものではなさそうだね。ましてや人でもないかもしれないね。違和感しかなかったからね。
最近突然現れて各地で悪さばかりしておるよ。
なんか分からんが...色んなところで魔物を生捕りにしては何か良からぬことをしているみたいだよ。
私も捕まりそうになってここまで逃げてきたんだがね...そしたらたまたまあの子達が目をつけられてねぇ。助けたまではいいんだが...あそこから動けなくなってね。困ってたんだよ。そしたらあなた達が来てくれたから助かったよ。ありがとうね。』
アースタートルの言葉にその場にいた人達は愕然とした。
もちろん私とフレアもだ。
王様は喋り出した犬の姿をしたアースタートルに近づき声をかける。
「君は...我々の言葉が分かる上に喋れるんだね。君は...なんの魔物なんだい?そして...きみを捕らえようとした者はどれだけいるのか分かるかい?」
王様の言葉にアースタートルは平然とした様子で答える。
『私はかなり長い月日を生きてるからね、どんな種族の言葉も理解して喋る事ができる。ちなみになんの魔物かと聞かれても返答に困るね。私自身が魔物かどうかも分からないからね。』
『えっ?!亀じゃないの?』
『ハッ?!亀?スノーお前馬鹿になったのか?どう見てもそいつ犬だろう?』
『兄さんぶっ飛ばすわよ!この子姿を変えれるのよ!』
私のこの言葉に驚きの声が上がるのだった。
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