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第三章
3-61 フレアにとって
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フレアはまだドラゴンの血の覚醒を果たせてないが気絶するまでの時間が微々たるものだが延び出した。
最初こそは一分も持たなかったのが、今では最長十分は保つようになっている。
それにはドラしゃんも感心していた。
人間のみでここまで耐えれるのも珍しいと。
基本神様の住む世界で生身の人間はまともに過ごせない。
私達が過ごせるのも神様が許可しているのもあるがドラゴンという神に近い存在であるかだと後で知ったんだけどね...。
で、なんでフレアは?と思ったらそれは私達が無意識に張っている保護結界の中にいたからこそ神様の空間の影響を受けずにいたんだとか。
それが私達から離れたらその効果も薄れてしまったんだって。
それ一番最初に気付いたのは神様だった。
これでは私達に何かあった時フレア一人で対応しないといけなくなった時困ると判断した神様はドラしゃんにお願いして特別に別枠の修行をつけさせる事を思い付いたんだって。
それをドラしゃんはフレアの介抱をしながら伝えると...
「じゃー俺はいつもあの兄弟に助けられぱなしだったのだな...。」
『そういう事になるな。』
「はぁー...俺は幼い頃からあの兄弟には助けられぱなしだったから...。さすがに大きくなった今ではそうはないだろうと思っていたんだが...恥ずかしいなぁ...。」
『まぁー向こうはそうは思っていないと思うぞ。』
「えっ?」
『ドラゴン族は家族と認めた相手にはとことん尽くす生き物だ。それ以外の者には無慈悲な生き物だからな。特に保護結界なんてものはそうそう血のつながった相手にすら張らない。赤子の頃ならまだしも大きくなってなら尚更だ。自分の力だけで生き抜けぬ者には容赦ない生き物だからな。
その分生き抜いた仲間や身内には力を貸す生き物でもある。』
自然の中で生きる生き物だからこその生き方なんだろう。
フレアはドラしゃんの話を聞きながら私達の事を思い出していた。
出会った時から今までの私達の暮らしを。
取り繕うこともなくありのままの自分で遠慮なく会話ができ、遊ぶ事ができ、喧嘩する事ができた。
フレアは生まれた時から少し変わっており実の親にすら遠慮している子だった。
その事に彼の親は気付き彼自身が子供らしく生活できるようにと努めて来たのだが...それが返って裏目に出た。
ますます子供らしさを失っていく我が子の姿を懸念して彼の両親は一人でのんびり生活している祖父を頼ったらその時私達とであったのだ。
フレアがフレアらしく生きる事ができるきっかけとなったのが私との出会いだった。
それからのフレアは大きく変わった。
今のフレアにとって私達無くしては生きていけないまでにね。
それに気付いてから彼の中で何かが目覚めようとしていた。
最初こそは一分も持たなかったのが、今では最長十分は保つようになっている。
それにはドラしゃんも感心していた。
人間のみでここまで耐えれるのも珍しいと。
基本神様の住む世界で生身の人間はまともに過ごせない。
私達が過ごせるのも神様が許可しているのもあるがドラゴンという神に近い存在であるかだと後で知ったんだけどね...。
で、なんでフレアは?と思ったらそれは私達が無意識に張っている保護結界の中にいたからこそ神様の空間の影響を受けずにいたんだとか。
それが私達から離れたらその効果も薄れてしまったんだって。
それ一番最初に気付いたのは神様だった。
これでは私達に何かあった時フレア一人で対応しないといけなくなった時困ると判断した神様はドラしゃんにお願いして特別に別枠の修行をつけさせる事を思い付いたんだって。
それをドラしゃんはフレアの介抱をしながら伝えると...
「じゃー俺はいつもあの兄弟に助けられぱなしだったのだな...。」
『そういう事になるな。』
「はぁー...俺は幼い頃からあの兄弟には助けられぱなしだったから...。さすがに大きくなった今ではそうはないだろうと思っていたんだが...恥ずかしいなぁ...。」
『まぁー向こうはそうは思っていないと思うぞ。』
「えっ?」
『ドラゴン族は家族と認めた相手にはとことん尽くす生き物だ。それ以外の者には無慈悲な生き物だからな。特に保護結界なんてものはそうそう血のつながった相手にすら張らない。赤子の頃ならまだしも大きくなってなら尚更だ。自分の力だけで生き抜けぬ者には容赦ない生き物だからな。
その分生き抜いた仲間や身内には力を貸す生き物でもある。』
自然の中で生きる生き物だからこその生き方なんだろう。
フレアはドラしゃんの話を聞きながら私達の事を思い出していた。
出会った時から今までの私達の暮らしを。
取り繕うこともなくありのままの自分で遠慮なく会話ができ、遊ぶ事ができ、喧嘩する事ができた。
フレアは生まれた時から少し変わっており実の親にすら遠慮している子だった。
その事に彼の親は気付き彼自身が子供らしく生活できるようにと努めて来たのだが...それが返って裏目に出た。
ますます子供らしさを失っていく我が子の姿を懸念して彼の両親は一人でのんびり生活している祖父を頼ったらその時私達とであったのだ。
フレアがフレアらしく生きる事ができるきっかけとなったのが私との出会いだった。
それからのフレアは大きく変わった。
今のフレアにとって私達無くしては生きていけないまでにね。
それに気付いてから彼の中で何かが目覚めようとしていた。
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