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第三章

3-55 フレアの特別講師?!

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 私もブルーム兄さんもラース兄さんもそれぞれ神様の試練を割り切った。

やり切ったのだが...ありゃ?皆お忘れではなくて?
もう一人試練を受けていた人物がいたはず...。

そう、最初は私とブルーム兄さんと一緒にフレアも筋肉ダルマとアテナでやっていたのだが、途中から筋肉ダルマが何かに気付いたというか...感じとった?と言うべきなのだろう。

修行中にフレアだけ呼んで何かを説明して別の場所に連れて行っだのだ。

それから私達は分かれて修行していたので、フレアがどこで何をしているのか全く知らないのだ。

それはラース兄さんも同じ。

ラース兄さんもずっと私達といるのだと思っていたらしく、一緒に行動してない事に気付いて驚いていたのだ。

そんなフレアなのだが...どこで何をしていたのかと言うと...彼は彼で特別講師を付けてもらってしっかりと修行をしていたのだった。

しかもその講師というのが...。

『ハァー、貴方が急に来て私に大事な用があると言うから渋々来たのに一体なんですか?本来なら私は今頃お嬢様とアキラ様とお風呂タイムだったのですよ!貴重な時間を奪って...いくら貴方が神だと言っても許しませんからね。』

そう...別の世界で最強を誇るドラゴンのドラしゃんなのだ。

「あ、あのう...。」

ニコニコ微笑みながらドラしゃんに嫌味を言われて歩いてくる神様とドラしゃんに勇気を出して声をかけたフレア。

筋肉ダルマに呼ばれて、

《あなた...ちょっと特殊だわね...。私達が相手するより適任者がいるわ。この門を特別に開けてあげるからちょっと中庭で待ってなさい。》

と言われてポツンと一人で中庭で待っていたらニコニコと笑いながら嫌味を言われながら歩いてくる神様と以前別の世界で会ったことのある人が神様に対してかなり文句を言いながら歩いてくる姿を目撃してしまったのだった。

どうしたらいいのか分からず声をかけたら嫌味を言っていた人がフレアに気付いて声をかけて来た。

『うん?貴方は...。』

フレアは椅子から立ち上がり軽く会釈をするとずっと黙っていた神様が話出した。

《やぁー、待たせたね。君の特別講師を連れて来たよ。彼も色々予定があるみたいだからずっとは付きっきりでは相手ができないが、君の潜在能力を引き出せるのは彼しかいないからね。短期間だけど頑張って。》

それだけ言うとドラしゃんに後はよろしく!とにこやかにいうと姿を消したのだった。

神様の中庭でドラしゃんと二人きりにされたフレア。

どうしたらいいのか分からずに困惑しているとドラしゃんの方から声をかけてくれた。

『いいですか。私はあまり時間がありません。あなた方の事についてはくる道中あのクソ野郎から話は聞いてます。
私はお嬢様とアキラ様以外には優しくありません。スパルタでいきます。それでもついて来れるなら面倒を見ましょう。』

ドラしゃんがそう言うとフレアはお願いしますと言い頭を下げると付いて来なさいと言われたのでドラしゃんの後をおった。
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