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第三章
3-26 里は...
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あんなに里を攻めていた魔物の集団は完全に消え失せていた。
兄弟で手分けしてめちゃくちゃになった人里の中を探索し魔物の残党がいないか確認したが...見つけることはできなかった。
いや正しくは....気配も亡骸も存在すらしなかったのだ。
まるで...最初っからいなかったかのように...。
めちゃくちゃになった人里の町の中にあったのは...里の人達の亡骸ばかりだった。
そんな中でも生き残りは数名ほどいた。
無傷...とはいかなかったけど、それでもある程度生き残りがいてホッとした。
生き残りの殆どが、身重の女性とその伴侶。
そして子供達ばかりだった。
彼らは里にある地下の避難所へ優先的に避難されていたこともあり助かったのだという。
焼け爛れた町の中で一番大きなあの屋敷の地下で彼らを発見できたのだ。
地下への行く入り口付近には沢山の人の亡骸が。
どうやら魔物からこの場所を護るために...かなわない相手だと分かっていても果敢に立ち向かったのだろう。
その心意気は...褒め称えれるものだと思った。
生き残っていた人達にここで何があったのかを確認するのと同時に遺体の処理を行って行った。
本来なら里の代表の人の許可がいるのだが...。
生き残っている人達の中には里の代表の人がいなかったので勝手にさせてもらった。
焼け残った家屋を解体して祭壇を作った。
その上に亡骸を置いて祭壇に火を放ち燃やしていく。
私達はそれを生き残った里の人達を眺めつつも、里の家屋の解体と修繕を行っていこうとしたのだが...なぜか生き残った里の人達にそれを拒否された。
「助けて頂けたのはありがたい事ですが、里の代表を失ったのでこのままここで暮らす気はいっさいありません。」
「ある程度の事をしたら我々はこのまま里を去ります。」
「また魔物が襲撃してくるかもしれないので貴方も早めにここから去る方がいいですよ。」
「元々ここは呪われた地なんですから...長居は不要です。」
などと皆口々に私達に忠告めいた言葉を載せて話してくれた、
生き残った彼らは火葬の後始末をすることなく、里も解体も修繕もすることなく去って行ったのだった。
あまりの行動に私達は唖然とするしかなかったし、去っていく彼らを引き止めようともしなかった。
とりあえず彼らが里を去った後、私達は最後まで里に残り遺体の処理と里の処理をひたすら行い、日が暮れる前に街に戻ることに。
その頃には里は綺麗さっぱり跡形もなくなってしまったし、遺体も綺麗に片付けちゃんと埋葬までしてきた。
ちなみに私が真っ黒焦げにしてしまった者に関してはちゃんと街まで運びギルマスにことの経緯を全て話をして引き取ってもらった。
「と、とりあえず...お前たちの話は分かった。この黒いのはこちらで預かり調べておく。今日はお疲れ様だったな。」
と言う温かい言葉と共に結果が分かるまでしばらくのお休みを頂けることになったのだった。
ギルマスには里の生き残りの人達の事についても話をしていたので、そにらについてもしっかり調査をすると約束をしてくれたのだった。
兄弟で手分けしてめちゃくちゃになった人里の中を探索し魔物の残党がいないか確認したが...見つけることはできなかった。
いや正しくは....気配も亡骸も存在すらしなかったのだ。
まるで...最初っからいなかったかのように...。
めちゃくちゃになった人里の町の中にあったのは...里の人達の亡骸ばかりだった。
そんな中でも生き残りは数名ほどいた。
無傷...とはいかなかったけど、それでもある程度生き残りがいてホッとした。
生き残りの殆どが、身重の女性とその伴侶。
そして子供達ばかりだった。
彼らは里にある地下の避難所へ優先的に避難されていたこともあり助かったのだという。
焼け爛れた町の中で一番大きなあの屋敷の地下で彼らを発見できたのだ。
地下への行く入り口付近には沢山の人の亡骸が。
どうやら魔物からこの場所を護るために...かなわない相手だと分かっていても果敢に立ち向かったのだろう。
その心意気は...褒め称えれるものだと思った。
生き残っていた人達にここで何があったのかを確認するのと同時に遺体の処理を行って行った。
本来なら里の代表の人の許可がいるのだが...。
生き残っている人達の中には里の代表の人がいなかったので勝手にさせてもらった。
焼け残った家屋を解体して祭壇を作った。
その上に亡骸を置いて祭壇に火を放ち燃やしていく。
私達はそれを生き残った里の人達を眺めつつも、里の家屋の解体と修繕を行っていこうとしたのだが...なぜか生き残った里の人達にそれを拒否された。
「助けて頂けたのはありがたい事ですが、里の代表を失ったのでこのままここで暮らす気はいっさいありません。」
「ある程度の事をしたら我々はこのまま里を去ります。」
「また魔物が襲撃してくるかもしれないので貴方も早めにここから去る方がいいですよ。」
「元々ここは呪われた地なんですから...長居は不要です。」
などと皆口々に私達に忠告めいた言葉を載せて話してくれた、
生き残った彼らは火葬の後始末をすることなく、里も解体も修繕もすることなく去って行ったのだった。
あまりの行動に私達は唖然とするしかなかったし、去っていく彼らを引き止めようともしなかった。
とりあえず彼らが里を去った後、私達は最後まで里に残り遺体の処理と里の処理をひたすら行い、日が暮れる前に街に戻ることに。
その頃には里は綺麗さっぱり跡形もなくなってしまったし、遺体も綺麗に片付けちゃんと埋葬までしてきた。
ちなみに私が真っ黒焦げにしてしまった者に関してはちゃんと街まで運びギルマスにことの経緯を全て話をして引き取ってもらった。
「と、とりあえず...お前たちの話は分かった。この黒いのはこちらで預かり調べておく。今日はお疲れ様だったな。」
と言う温かい言葉と共に結果が分かるまでしばらくのお休みを頂けることになったのだった。
ギルマスには里の生き残りの人達の事についても話をしていたので、そにらについてもしっかり調査をすると約束をしてくれたのだった。
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