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第三章
3-23 奇妙な魔物と嫌な感じ
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私達を襲って来た魔物は通常の魔物達とかなり違っていた。
それは形状(見た目)もそうなのだけど...何かに指示されて動いている感がはんぱなかった。
空を飛んで移動しようと思ったが里に張ってきた仕掛けが発動してないので地味に走っていく事を選んだのが裏目に出てしまった。
どっからどうみても実力差は私達の方が上なのに躊躇いもなく大量の魔物が襲って来たのだ。
もちろん私達兄弟は売られた喧嘩は買う方なので手加減なく叩きのめしたけどね。
兄達が相手した魔物と私が倒した魔物は形状もそうだが...大きさ、数、レベルも違っていた。
兄達が相手したのは中型の平均レベル百ぐらいに対して私が相手したのは大型の奴で平均レベル二百だ。
それでも私達兄弟にしたら朝飯にもならないんだけど...。
『こいつら変だな。襲撃して来た時は纏まって来てたのに俺たちに近づくにつれて分かれたよな?』
『おや?兄さん気付いてたんですか?』
『ああ。こいつら戦う相手をちゃんと把握してたぞ。』
『そうね。コイツらは完全に私狙いでやって来たからね。』
『うわぁ~グロテスク。姉さんの手にしてるのは手なの?足なの?』
『さぁー、なんなんだろう?』
「こいつらなんか組み合わさってないか?」
『フレアもそう思う?』
私達が感じていた違和感。
それは...明らかに私達が知る魔物なんだけど違う魔物だと言う事なのだ。
兄達が倒した魔物は顔はトロール、体がオーガ、手足はヒヒボ(中型のサルに似た魔物)だった。
そして私が倒したのは...顔はオーガ、身体は見たこともない魔物、手足は鳥系の魔物で蛇の様な尾がついているのだ。
しかし...
『こいつら継ぎ目みたいなのがないな。』
『本当だ...。』
『まるで元々からその姿である様な感じですね。』
「でもこんな魔物はこの世界では見たことない。」
フレアの言う通りで単体の魔物でなら見たことがある。
オーガもトロールもこの世界に存在するからね。
でも...
『なんなのかしら...気味が悪いわ。』
「えっ?」
『えっ?!』
『おや?』
『姉さんでもそんなの感じるの?!』
『はっ?!!なんか文句でもある?!』
とんでもなく失礼な物言いをする兄弟に睨みを効かせると首を横に振り後ずさる。
本当に一言多い兄弟なのだ。
とりあえず倒した魔物達は鞄にしまい先を急いだ。
里をさる時に張ってある仕掛けはまだ発動してなかった。
しかし...さっきから嫌な予感しかしない。
移動速度を上げていくと...里がある方向から黒煙が上がっていた。
『チッ。』
私は思わず舌打ちをして走りながらドラゴンの姿になり兄達を魔法で背中に移動させ飛ばした。
それは形状(見た目)もそうなのだけど...何かに指示されて動いている感がはんぱなかった。
空を飛んで移動しようと思ったが里に張ってきた仕掛けが発動してないので地味に走っていく事を選んだのが裏目に出てしまった。
どっからどうみても実力差は私達の方が上なのに躊躇いもなく大量の魔物が襲って来たのだ。
もちろん私達兄弟は売られた喧嘩は買う方なので手加減なく叩きのめしたけどね。
兄達が相手した魔物と私が倒した魔物は形状もそうだが...大きさ、数、レベルも違っていた。
兄達が相手したのは中型の平均レベル百ぐらいに対して私が相手したのは大型の奴で平均レベル二百だ。
それでも私達兄弟にしたら朝飯にもならないんだけど...。
『こいつら変だな。襲撃して来た時は纏まって来てたのに俺たちに近づくにつれて分かれたよな?』
『おや?兄さん気付いてたんですか?』
『ああ。こいつら戦う相手をちゃんと把握してたぞ。』
『そうね。コイツらは完全に私狙いでやって来たからね。』
『うわぁ~グロテスク。姉さんの手にしてるのは手なの?足なの?』
『さぁー、なんなんだろう?』
「こいつらなんか組み合わさってないか?」
『フレアもそう思う?』
私達が感じていた違和感。
それは...明らかに私達が知る魔物なんだけど違う魔物だと言う事なのだ。
兄達が倒した魔物は顔はトロール、体がオーガ、手足はヒヒボ(中型のサルに似た魔物)だった。
そして私が倒したのは...顔はオーガ、身体は見たこともない魔物、手足は鳥系の魔物で蛇の様な尾がついているのだ。
しかし...
『こいつら継ぎ目みたいなのがないな。』
『本当だ...。』
『まるで元々からその姿である様な感じですね。』
「でもこんな魔物はこの世界では見たことない。」
フレアの言う通りで単体の魔物でなら見たことがある。
オーガもトロールもこの世界に存在するからね。
でも...
『なんなのかしら...気味が悪いわ。』
「えっ?」
『えっ?!』
『おや?』
『姉さんでもそんなの感じるの?!』
『はっ?!!なんか文句でもある?!』
とんでもなく失礼な物言いをする兄弟に睨みを効かせると首を横に振り後ずさる。
本当に一言多い兄弟なのだ。
とりあえず倒した魔物達は鞄にしまい先を急いだ。
里をさる時に張ってある仕掛けはまだ発動してなかった。
しかし...さっきから嫌な予感しかしない。
移動速度を上げていくと...里がある方向から黒煙が上がっていた。
『チッ。』
私は思わず舌打ちをして走りながらドラゴンの姿になり兄達を魔法で背中に移動させ飛ばした。
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