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第二章

2-88 人材確保とオマケも獲得!

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 とりあえずお灸を据えている彼らをそのままにして私はフレアと一緒に壊した建物の修復をする事にした。

前の建物よりもっとしっかりした作りにやりかえて、内装もより綺麗なものにした。

二階建ての建物を三階建てにして、三階部分は屋上にして天気が良い日はそこでランチなんかを楽しめるようにしてみた。

地下もあり、地下も私のせいでヒビが入ってたみたいだから地下もやり直した。

目の前で私達が立て直していく建物を見てギルマスは感激の涙を流していた。

他の人達は結界の中から目の前の出来事を呆然と眺めているしかなかった。

「スノー他はどうするんだ?」

フレアは作業をしながら私に確認の声をかけるので、私は悩みながらも返事を返す。

『こんなものんでいいんじゃない?あっ?!いっそうの事ここを支部にするのもありよね?!マスターをギルマスにお願いしてあの老害どもの再教育してもらうって言うのどう?』

私の言葉にフレアは良いですねと納得してくれたが、一人だけ...ギルマスだけは首を横に振っていた。

『なんでよ。ギルマスの知り合いばかりでしょ?こんなに根性腐ってたら今後困るのはギルマスも同じでしょ?
ちゃんと命はとなかったんだから感謝して欲しいぐらいだわ!』

私の言葉を聞いてギルマスはこれ以上抵抗するのは無理だと悟ったのだろう。
かなり渋々だったが引き受けてくれた。

「一応国王には報告するからな。」

精一杯の悪あがきをするギルマスに私は良いよと気軽に返事をしてまだ伸びている老害どもを結界で包みギルマスに託した。

そして私はドワーフ族、エルフ族、人間族の若手と愚痴を言わなかった年寄りの一部を結界から出して話しかけた。

『見ての通りだけど、採用は貴方達全員ね。色々と課題はあるかと思うけどこれからよろしくね。
明日からこのギルマスのいる冒険者ギルドに来てもらえる?
そこに私の兄達も居るから会ってもらってから私達が働く建物に移動して仕事の説明するね。』

私が笑顔で言うと彼らは目をパチクリさせていた。

どうやら私が言った言葉の意味が理解できていない様子?だったのでフレアが再度彼らに伝える。

「ハァー。事実上今日面接に来た方々は全員採用です。
ただ、性格に難があると判断した者は特別指導者付きの別施設での業務となります。
それ以外の方は私達と同じギルド本社で働いて貰います。
ご理解できましたか?」

フレアの言葉に皆んな壊れた人形の様に首を縦に振っていたのが面白かった。

細かいことは全てギルマスに押しつけて私とフレアは帰宅したのだった。


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