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第二章

2-77 彼らが希望する家は?

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 とりあえず地面に造りたい、住みたい家がどんなものかを聞きなが絵にしていく。

彼らの話を聞いてフレアが地面に絵を描いていく。

彼らからは人間の家がどんなものかわからないからそれも教えて欲しいと言われて人間の家についても教えていった。

『素材は...それぞれ好みがあるから、木製だったり、石造りだったり、両方を組み合わせてみたりと色々ね。
家の大きさも一緒に住む人の数などによっても異なるね。
一人ならこんな感じで、二人以上ならこんな感じね。』

私は説明しながら地面に絵を描いていくと彼らは素直に頷きながらも自分達の意見も話してくれる。

『地下とかは作れるのか?』

『天井からも出入りできるようにして欲しいのだが...できるか?』

『石と木...両方組み合わせて作って欲しいのだが...大きな風呂も作って欲しい。』

『あと、全体的に大きくできるか?
大きくと言っても空間を大きくして欲しいんだ。』

『あと、丈夫な造りにできるか?』

『棚とかはいらないぞ。なんで人間はいるんだ?』

『キッチンってなんだ?飯は外で作るもんだろう?』

など...色々と意見を言ってくれるので考えが纏めやすかったし、彼らの知識がどの程度かを知ることができた。

珍しく兄達もこの家造りには協力的で話をしていている間、材料が足りないと感じると私が言わなくてもすぐに材料を取りにいってくれた。

約三十分ほど話し合って彼らの望む家の構図が完成した。

彼らの希望に添い地下込みで四階建てにすることに。
そして、天井が折り畳み式で開閉ができる仕掛けにする事にした。

土台と壁には石や鉱石を使い、他は色んな種類の木を使って作る事にした。

それ以外の家具とかは建てた家を見て作るか購入するかを決めるそうだ。

基本的に家具がなくても問題ないと言われたけどね...。

彼らと話し合って地下から作る事に。

家を建てる場所に地下室の広さの穴を掘っていく。
魔法を使ってもよかったのだが...一から自分達の手で作らせる方がありがたみや楽しみが分かって良いだろうとブルーム兄さんが言うので兄さんの言う通りにすることに。

彼らに穴を掘る道具を渡して穴を掘るように話をしたら彼らは驚きながらも素直に道具を手にする。

そして...道具の使い方を説明して私達は見守りつつ簡単な手伝いを行う。

穴を掘る場所をラース兄さんが線を引き、線の内側を掘るように伝える。

彼らはやるなす事がすべて初めてなので手際が悪いが、頑張って作業に取り組んでくれた。











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