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第二章

2-34 建物に侵入

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 フレアの提案に賛同したのでその場で早急に対策会議を行った。

『悪いがスノー。再度詳しく調べてくれ。』

『わかったわ。直ぐにするから数分待って。』

ラース兄さんに言われて私は再度詳しく調べなおす。

フレアの提案にて対策会議を行なって決まったことは、探知が得意な私が隅々まで調べること。

どの建物にどれだけの(敵と思われる)人数がいるか、一般市民がどの建物にいるかを。

私からの情報を聞いて他のメンバーがどう動くか決めるというのだ。

私が再度探知を行うと...やはり似たような服装と武器を持った人間がいるのは五軒のみだった。

地下に囚われていると思われる人がいるのは真ん中の建物のみ。
しかも全て子供ときた。

嫌な予感しかないが...今自分が焦って何かを見落としてしまったら一緒にいる兄弟はもちろんのこと、捕まっている人達や近隣の人達にも危害が加わる。

それだけは避けたかったから...私は調べ残しがないように集中した。

相手の持っている武器や魔道具など全てだ。

『スノー。どうだ?』

ラース兄さんが私の様子を見ながら声をかけて来たので、私は探索の見落としがないのを確認してラース兄さん達の方を見て返答した。

『似たような服装と武器を持った人間がいるのは五軒のみ。それ以外は一般の人のみ。もしかしたら一般人を装っている可能性がないかと言われたら...否定はできないわ。
 地下に囚われていると思われる人がいるのは真ん中の建物のみで全て子供ね。あと、魔法系トラップはないわ。置いてある魔道具は麻痺系と睡眠系のものね。』

私の言葉を聞いてラース兄さんとフレアが中心となって対策を考えて行く。

「武装している連中がいる建物はもちろんのこと近隣の建物も別に結界をはろう。そうすればもしもの時に行動制限をかけれる。」

『そうだな。一般市民がいても保護にもなるしな。で、分担なんだが、結界はローダン。お前に頼む。』

『わかった!』

『建物に潜入するのは...』

『ブルーム兄さんとラース兄さんでお願いできる?』

ラース兄さんの言葉を遮って私は言うと皆んなは驚いた。

『私がずっと外で探知魔法を使ってずっと周囲の気配を探って兄さん達に伝えるわ。
 フレアは外で待機して兄さん達に何かあれば直ぐに対応が取れるようにしてて。』

私がそう言うと皆んな頷いてくれた。

『よし!それでいこうぜ!』

『では、ローダン。しっかりとした結界をお願いしますね。』

『もちろん!任せてよ!』

ローダンは私の指示に従って武装している連中がいる建物を最初に結界内に閉じ込めた。

そのあと、近隣の建物を個別に結界内に閉じ込めていったのだった。

『よし!できたよ!』

ローダンのその言葉を合図にブルーム兄さんとラース兄さんが、地下に人がいる建物へと向かって行ったのだ。
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