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第二章
2-24 ギルドに向かうと
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身綺麗になったエルフ達の側に行き私は笑顔を向けて
『良かった。どう?少しは落ち着いた?大丈夫だったでしょ?
ここにいる人は皆んな優しかったでしょう?
今貴方達が過ごせる家を作ってるからもう少しだけここでいてね。』
そう言うとエルフ達は不安げな表情を浮かべながらも頷いてくれたのを確認して、母さん達にもう暫く彼らの事をお願いと伝えて父さんと一緒に街へと向かった。
家具もつくっても良かったんだが...ギルマスに預けてきた男の事も気になるので街へと買いにいくことにしたのだ。
『ギルドに寄るんだろう?』
父さんはそう私に声をかけて来たので私は素直に頷いた。
『ギルマスに押し付けて来たものがあるからね。』
『じゃー父さんが家具を見繕っておこうか?』
『いいの?』
『ああ。お前の好みぐらいわかるし、エルフの事についてはお前より詳しいと思ってるからな。』
『ありがとう。じゃーお願いするわ。』
『買い物が終わったら父さんもギルドに向かう。それでいいかい?』
『ええ。大丈夫。ありがとう父さん。大好きよ。』
私はそう言って父さんの頬にキスをして一人ギルドの方へ向かい飛んでいった。
そんな私を父さんは優しく微笑みながら見送ってくれていた。
父さんと分かれて一人ギルドへ向かい入り口前に降り立つと中から騒がしい声が聞こえてきたと思ったら扉がこちらに向かって吹っ飛んできた。
思わず私は炎の壁を作り飛んできた扉から身を守ったら、扉は燃えてしまった。
そして...足元には私がギルマスに預けたモノが転がっていたのだ。
私は自分の周りを覆っていた炎を消して転がってきたモノを見ながら目の前の状況を確認すると、破壊された入り口より兄さんが...ブルーム兄さんが怒りの表情をして出てきた。
『兄さん?!どうしたの?』
思わずそう言う私の質問に対してブルーム兄さんは怒りのまま答える。
『スノー!なんでこんな奴を生かした!なんで始末しておかなかったんだ!
こんな奴生きている価値がない!』
そう言って男に対してトドメを刺そうとするブルーム兄さんを後ろからラース兄さんとローダン、フレアにギルマスが止めに入るが...簡単に振り払われていた。
私は溜息をつきながら転がっている男を自分の結界魔法で包み込み兄さんの方を見つめながら話しかけた。
『兄さん。落ち着いて。腹を立てているのは兄さんだけでないんだから...。』
私がそう真剣な表情をしてブルーム兄さんに言うと兄さんは私の気持ちを感じ取って怒りを抑え込んでくれた。
『とりあえず兄さんは壊したドアをなおしてね。
ギルマス。話を聞かせてもらえる?』
私はそう言って男を運びながらギルドの中へと入っていった。
『良かった。どう?少しは落ち着いた?大丈夫だったでしょ?
ここにいる人は皆んな優しかったでしょう?
今貴方達が過ごせる家を作ってるからもう少しだけここでいてね。』
そう言うとエルフ達は不安げな表情を浮かべながらも頷いてくれたのを確認して、母さん達にもう暫く彼らの事をお願いと伝えて父さんと一緒に街へと向かった。
家具もつくっても良かったんだが...ギルマスに預けてきた男の事も気になるので街へと買いにいくことにしたのだ。
『ギルドに寄るんだろう?』
父さんはそう私に声をかけて来たので私は素直に頷いた。
『ギルマスに押し付けて来たものがあるからね。』
『じゃー父さんが家具を見繕っておこうか?』
『いいの?』
『ああ。お前の好みぐらいわかるし、エルフの事についてはお前より詳しいと思ってるからな。』
『ありがとう。じゃーお願いするわ。』
『買い物が終わったら父さんもギルドに向かう。それでいいかい?』
『ええ。大丈夫。ありがとう父さん。大好きよ。』
私はそう言って父さんの頬にキスをして一人ギルドの方へ向かい飛んでいった。
そんな私を父さんは優しく微笑みながら見送ってくれていた。
父さんと分かれて一人ギルドへ向かい入り口前に降り立つと中から騒がしい声が聞こえてきたと思ったら扉がこちらに向かって吹っ飛んできた。
思わず私は炎の壁を作り飛んできた扉から身を守ったら、扉は燃えてしまった。
そして...足元には私がギルマスに預けたモノが転がっていたのだ。
私は自分の周りを覆っていた炎を消して転がってきたモノを見ながら目の前の状況を確認すると、破壊された入り口より兄さんが...ブルーム兄さんが怒りの表情をして出てきた。
『兄さん?!どうしたの?』
思わずそう言う私の質問に対してブルーム兄さんは怒りのまま答える。
『スノー!なんでこんな奴を生かした!なんで始末しておかなかったんだ!
こんな奴生きている価値がない!』
そう言って男に対してトドメを刺そうとするブルーム兄さんを後ろからラース兄さんとローダン、フレアにギルマスが止めに入るが...簡単に振り払われていた。
私は溜息をつきながら転がっている男を自分の結界魔法で包み込み兄さんの方を見つめながら話しかけた。
『兄さん。落ち着いて。腹を立てているのは兄さんだけでないんだから...。』
私がそう真剣な表情をしてブルーム兄さんに言うと兄さんは私の気持ちを感じ取って怒りを抑え込んでくれた。
『とりあえず兄さんは壊したドアをなおしてね。
ギルマス。話を聞かせてもらえる?』
私はそう言って男を運びながらギルドの中へと入っていった。
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