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第二章
2-14 まだ見ぬ仲間の幻影?!
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新規職員にドワーフのハーフでA級ソロ冒険者のタイトスさんが加わった。
もちろんその事はすぐ様兄弟達に伝える事にした。
面接を早々に切り上げてタナトスさんを兄弟達の元へと連れて行った。
『ちょっと!皆んな聞いて!新しい仲間だよ!』
私がそう言うと作業の手を止めて兄弟達は集まってくれた。
集まってくれた人達の中には王子達やギルマス達もいた。
『はい!新しい仲間、タナトスさんだよ!』
私がそう言って紹介すると...。
タナトスさんはデカい体格をこれでもかというほど縮めて私を盾にして皆んなの視線をやり過ごそうとしていた。
そんな彼にブルーム兄さんは満面の笑みを浮かべて、
『ヘェ~変わった奴だな。いい奴選んだなぁー!俺はブルームだ。で、こっちのがラース、ローダン、フレアだ。俺の弟達だ。ソイツとは兄弟なんだ。
よろしくなぁー!』
そう言って私の後ろで縮こまっているタナトスさんに近寄り肩にポンと手をやるブルーム兄さん。
そんな兄さんに対してタナトスさんは驚いた表情を浮かべながらも直ぐにホッとした表情に変わり小声で"よろしく"と返事をした。
ブルーム兄さんとタナトスさんのやりとりを見て他の兄弟達も彼の事をどうやら気に入ったらしく私越しに質問攻めをしだした。
兄弟達の質問攻めにタナトスさんはタジタジになっていたが、その行動が功をそうしたのか直ぐに打ち解けれた様で最終的には私と言う盾なしでも他の人と会話ができる様になっていた。
なんとか一名仲間が増えたけど...それでもまだまだ足りない。
だからといって妥協して変なのを入れると後々トラブルになるのは目に見えてるので慎重にならざるおえなかった。
楽しそうに兄弟達と話をしているタナトスさんの姿を見ながらまだ見ぬ職員達の事を考えてみた。
今の光景がずっと続く様な仲間の存在を想像してみた。
するとふと兄達の背後にまだ見ぬ仲間の影の様なものが見えた気がした。
エルフ、ハーフエルフ、ドワーフに人間など様々な人達の姿が見えたような。
それはもしかしたら自分の願望なのかもしれない。
いや...願望だと思う。
しかしその光景が願望で終わらない様にしたいとも思った。
この世界初の取り組みをしていくんだから、全てにおいて初めてずくしで良いではないかと...。
『よし!頑張って仲間探しをしないとね...。』
私はそう呟き楽しそうに話をしている兄達の姿を見つめた。
彼らの姿を見てタナトスさんを仲間に加える事ができて本当に良かったと思うのだった。
もちろんその事はすぐ様兄弟達に伝える事にした。
面接を早々に切り上げてタナトスさんを兄弟達の元へと連れて行った。
『ちょっと!皆んな聞いて!新しい仲間だよ!』
私がそう言うと作業の手を止めて兄弟達は集まってくれた。
集まってくれた人達の中には王子達やギルマス達もいた。
『はい!新しい仲間、タナトスさんだよ!』
私がそう言って紹介すると...。
タナトスさんはデカい体格をこれでもかというほど縮めて私を盾にして皆んなの視線をやり過ごそうとしていた。
そんな彼にブルーム兄さんは満面の笑みを浮かべて、
『ヘェ~変わった奴だな。いい奴選んだなぁー!俺はブルームだ。で、こっちのがラース、ローダン、フレアだ。俺の弟達だ。ソイツとは兄弟なんだ。
よろしくなぁー!』
そう言って私の後ろで縮こまっているタナトスさんに近寄り肩にポンと手をやるブルーム兄さん。
そんな兄さんに対してタナトスさんは驚いた表情を浮かべながらも直ぐにホッとした表情に変わり小声で"よろしく"と返事をした。
ブルーム兄さんとタナトスさんのやりとりを見て他の兄弟達も彼の事をどうやら気に入ったらしく私越しに質問攻めをしだした。
兄弟達の質問攻めにタナトスさんはタジタジになっていたが、その行動が功をそうしたのか直ぐに打ち解けれた様で最終的には私と言う盾なしでも他の人と会話ができる様になっていた。
なんとか一名仲間が増えたけど...それでもまだまだ足りない。
だからといって妥協して変なのを入れると後々トラブルになるのは目に見えてるので慎重にならざるおえなかった。
楽しそうに兄弟達と話をしているタナトスさんの姿を見ながらまだ見ぬ職員達の事を考えてみた。
今の光景がずっと続く様な仲間の存在を想像してみた。
するとふと兄達の背後にまだ見ぬ仲間の影の様なものが見えた気がした。
エルフ、ハーフエルフ、ドワーフに人間など様々な人達の姿が見えたような。
それはもしかしたら自分の願望なのかもしれない。
いや...願望だと思う。
しかしその光景が願望で終わらない様にしたいとも思った。
この世界初の取り組みをしていくんだから、全てにおいて初めてずくしで良いではないかと...。
『よし!頑張って仲間探しをしないとね...。』
私はそう呟き楽しそうに話をしている兄達の姿を見つめた。
彼らの姿を見てタナトスさんを仲間に加える事ができて本当に良かったと思うのだった。
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