192 / 664
第一章
1-184 王様からの手紙
しおりを挟む
ギルマスが王様の所に行ってから二日後の朝。
家に王様の印が印された手紙が私達宛てに速達で届いたのだ。
内容は...。
"ギルドマスターと検討しました。今回のそなた達の検査結果を見て、各国の王様達と話し合って結果が出た。
明日早朝にギルドの方へ兄弟皆んな揃って来るように。
その時に今回の件をしっかり話し合いたいと思う。"
と簡素に書かれていた。
とりあえず手紙の内容に従って動く事にした。
手紙の内容は保護者にも見せた。
「ほう。どうやら今回も面白くなりそうだな。」
「私達以来の特別な冒険者が誕生するかもね。」
「ああ。そうかもしれんな。俺たちの時もこんな感じだったからな。」
「ふふふっ。懐かしいわね。どんな結果がでるのかしら。私も見に行きたいわね。」
「もしかしたら冒険者の歴史を大きく変えたりしたりして。」
"そうなったらご飯は豪勢にしないといけないわね。"
"じゃー今から材料集めでもしてこうか?"
といたって呑気な会話をしているのだった。
てか、気になる台詞があったので質問してみた。
すると意外な事を知ったのだ。
「本来は冒険者はAランクまでしかなかったんだ。
まぁ~そこまでいくまでに冒険者が死んだり、やめたりする事が多かったからな。」
「でも、私達が冒険者登録した時にとんでもない事があってね...。」
「冒険者登録する時に検査受けたのよ。あんた達みたいにね。当時は、魔力量の検査と戦闘能力の検査のみだったのだけど...。」
「そしたら...それぞれ当時の新人ランクを遥かに超える結果が出たんだよ。」
「でも一応新人だから低ランクから登録したんだけど...たった一週間でAランクまでになってなぁー。」
「で、急遽話し合ってAランクより上のランクを作る事にしたんだよ。」
「あの時もギルマスと王様が一週間ぐらい話し合ってたよなぁー。」
「そうだったかしら?もう昔のことだから忘れちゃったわ。でも、ギルマスが話し合いにいく前よりかなり痩せて帰ってきたのは覚えてるわ。
あの時かなり太ってたのよね。」
「ちなみにその時のギルマスは今のギルマスのじぃーさんだ。」
"確か息子は冒険者していてある依頼中に亡くなったのよね?"
"そうなのか?"
「ああ。そんな事を言ってたな。冒険者最後の依頼を受けて無事に帰ってきたらギルマスを引き継ぐと言ってたけど...叶わなかったよな。」
「そうね。今のギルマスが跡継ぎになれるまで奮闘していたわよね。
歩けなくなっても杖をつきながらギルド内にいたわよね。」
自分達の知らない話を聞いて勉強になった。
この日は保護者達から昔話を聞きながら過ごしたのだった。
家に王様の印が印された手紙が私達宛てに速達で届いたのだ。
内容は...。
"ギルドマスターと検討しました。今回のそなた達の検査結果を見て、各国の王様達と話し合って結果が出た。
明日早朝にギルドの方へ兄弟皆んな揃って来るように。
その時に今回の件をしっかり話し合いたいと思う。"
と簡素に書かれていた。
とりあえず手紙の内容に従って動く事にした。
手紙の内容は保護者にも見せた。
「ほう。どうやら今回も面白くなりそうだな。」
「私達以来の特別な冒険者が誕生するかもね。」
「ああ。そうかもしれんな。俺たちの時もこんな感じだったからな。」
「ふふふっ。懐かしいわね。どんな結果がでるのかしら。私も見に行きたいわね。」
「もしかしたら冒険者の歴史を大きく変えたりしたりして。」
"そうなったらご飯は豪勢にしないといけないわね。"
"じゃー今から材料集めでもしてこうか?"
といたって呑気な会話をしているのだった。
てか、気になる台詞があったので質問してみた。
すると意外な事を知ったのだ。
「本来は冒険者はAランクまでしかなかったんだ。
まぁ~そこまでいくまでに冒険者が死んだり、やめたりする事が多かったからな。」
「でも、私達が冒険者登録した時にとんでもない事があってね...。」
「冒険者登録する時に検査受けたのよ。あんた達みたいにね。当時は、魔力量の検査と戦闘能力の検査のみだったのだけど...。」
「そしたら...それぞれ当時の新人ランクを遥かに超える結果が出たんだよ。」
「でも一応新人だから低ランクから登録したんだけど...たった一週間でAランクまでになってなぁー。」
「で、急遽話し合ってAランクより上のランクを作る事にしたんだよ。」
「あの時もギルマスと王様が一週間ぐらい話し合ってたよなぁー。」
「そうだったかしら?もう昔のことだから忘れちゃったわ。でも、ギルマスが話し合いにいく前よりかなり痩せて帰ってきたのは覚えてるわ。
あの時かなり太ってたのよね。」
「ちなみにその時のギルマスは今のギルマスのじぃーさんだ。」
"確か息子は冒険者していてある依頼中に亡くなったのよね?"
"そうなのか?"
「ああ。そんな事を言ってたな。冒険者最後の依頼を受けて無事に帰ってきたらギルマスを引き継ぐと言ってたけど...叶わなかったよな。」
「そうね。今のギルマスが跡継ぎになれるまで奮闘していたわよね。
歩けなくなっても杖をつきながらギルド内にいたわよね。」
自分達の知らない話を聞いて勉強になった。
この日は保護者達から昔話を聞きながら過ごしたのだった。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
573
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる