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第一章 

1-175 ギルドカードをつくるのだが...

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 ブルームにいさんが終わり次はラース兄さんが球体に手をかざす事になった。

皆んなで見守る中ラース兄さんが手をかざすと...。

これまた個性的な内容が。

浮かび上がった文字の内容で名前、年齢、性別、種族までは、ブルーム兄さんと対して変わらない内容だったので気にもならなかったのだが...問題はそのあとだった。

特技:
策略を練ること。←確かに...。
胡散臭い笑顔。←ああ...。
相手の思考を先読み。←らしいなぁ~。
無駄なゴマスリ。←必要?

スキル:
悪魔顔負けの腹黒戦略。←何それ!
思考操作。←ヤバくない?
戦略の知恵。←兄さんらしい。
調教師。←なんの?!!

犯罪歴:
特になし。
しかし、今後の出方によっては危ない。
↑それって...。

てな感じの内容だったのだ。

突っ込みどころが多くて...。
ギルマスも目が点になってたよ。
しかし浮かび上がった内容はそのままギルドカードに記録されていったのだった。

順番的に次は私なのだが、ギルマスの意向にて私は一番最後に回されたのだ。

(一度心を休ませたいとかなんとか言ってたよ。)

だから次はローダンが球体に手をかざした。

すると...。

浮かび上がった文字の名前、年齢、性別、種族までは問題なし。
その次の特技からが問題なんだが...ローダンはと言うと...。

特技:
クリーンヒット百パーセントの上目遣い。
絶対防御。
毒・麻痺無効化。
兄弟探知機。←??ローダン機会なの?

スキル:
天使の微笑み。
愛され未子(弟)の絶対攻撃力。←どんなの?!
癒しの波動。
癒しの吐息。
絶対魅了。

てな内容だった。

えっ??!ウチの弟かなり無敵ぽいんですけど...。

浮かび上がった文字を何回も目を擦りなが見るが...人とも形容し難い内容だった。

次にフレアが球体に触れた。

浮かび上がった文字には、名前、年齢、性別まではそこまで違和感なく表記されており、種族が《特殊ドラゴン》となっていたのだ。

ドラゴンと人間のハーフの父親とドラゴンの母親との間に産まれた子供だからね...。
それにしても本当に皆んな個性豊かだった。

特技、スキルに至っては、そこまでギョッとなるような内容はなかったので、ホッとひと安心。

さぁー。
大トリの出番です。
最後に私の番が...。
まだ、検査と言っても初期の初期段階なのにこんなに濃くていいのって言うぐらいの前菜(内容)ばかりだったので、それを抑えて(いや超えるだろうなぁー)表示されてくれることを祈り、恐る恐る手をかざす。

すると...。

浮かび上がった文字の内容は...。
名前、年齢、性別、種族までは特に問題なし。

問題はその先だ。
じっくり浮かび上がった文字を目で追って見ていくと...。

特技:
尻尾の一撃(これから逃れられるものはこの世にいない。)←ハッ!なんですと!!
死へ誘う一撃の拳(これを喰らうと確実に死亡)←だからなんでやねん!
探知・探索眼(世界を見渡せる目。この目で見られるとどこに隠れていても見つかってしまう。万能の目)←...。
覇王の威嚇(手加減なく本気で威嚇すると威嚇だけで心の臓を止めることは可能。)

他にも色々書かれているがカオス過ぎて見るのを諦めた。

スキルも内容がカオス過ぎて見るのが辛くなった。

内容的にありえない物ばかりだった。

これを見ている人達全員顔色をなくしているのは...言わなくてもわかるだろう。

兄弟達ですら目を見開いてずっと浮かび上がっている文字を凝視しているのだから...。



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