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第一章
1-169 四人と一緒に素材探しと食料調達へ 14
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呆れ顔で私に話しかけてくる保護者の後ろの方からからラース兄さん達の声がした気がした。
???姿は見えないが声はする?
保護者達の小言を聞きながら後ろを見つめているとあの四人を引き連れたラース兄さん達が駆け足でこっちに向かってきていたのだった。
"えっ?!ラース兄さん?!"
私が思わず声を上げるとその声に気付いた保護者達も自分の背後をみて驚いていた。
ラース兄さん達はともかくあの四人もそれなりに武装して来ていたからだ。
「コラ!お前たち!家で待ってろって言っただろうが!」
カジマルおじさんがそう言って後からきたラース兄さん達に注意をするのだった。
どうやらラース兄さん達は保護者達を呼びにいった際、家に残るよつに言いつけられていたのにそれに反してここへやってきた様だった。
カジマルおじさんがそうラース兄さんだに注意をすると...。
「わ、私達が行くって無理を言ったんです!」
「そうです!私達だって男です!戦えます!」
「対して役にはたてないかもしれませんが...。」
「それでも、自分達だけ大人しく待ってるなんてできません!」
なんと、あの四人がそう言ってカジマルおじさんに食ってかかったのだった。
言っている台詞はかっこいいことを言っているのだが...手足はガタガタに震えているため少し台無しだった。
しかし...その心意気はあのクソみたいな奴だったとは思えないぐらい素晴らしいものだったから聞いていて嬉しかった。
そんな彼らにカジマルおじさん達は溜息を吐きながらやれやれと言いながらも...。
「いいか。その心意気は素晴らしい。しかし、今のお前達では完全な足手まといだ。」
「それに、待つって言うことも大事なことよ。私達に何かあった時、残っているあなた達があとの対処をしなくてはいけないのよ?」
「皆んながここに来てしまっては意味がないじゃない。待ってろってって言う意味をちゃんと理解して行動しないと...。」
「ラース、ローダン、フレア。お前達ごついていながら...。と言ってもお前達も大人しく待っていられるタチではなかったなぁー。はぁー。」
「まぁ~今回はスノーが一人で全てやってのけたら良かったけどよ。毎回こうとはかぎらねぇー。」
「言われたことを守ると言うのも男しては大事な事だ。それができなんでは、いつになっても一人前にはなれない。」
"まぁ~今はこの残骸を持って帰らないといけないから人では多いにこしたことはないわ。"
"来たからには手伝っていけよ。"
保護者達が何を言っているのかわからないのか、ラース兄さん含めて四人は目をパチクリさせていたので、保護者達が視界の前を退いて...例の魔物の変わり果てた姿を見せたのだった。
それを見てラース兄さん、ローダン、フレアは嘆願の声を上げる一方...四人は白目を向いて倒れたのだった。
???姿は見えないが声はする?
保護者達の小言を聞きながら後ろを見つめているとあの四人を引き連れたラース兄さん達が駆け足でこっちに向かってきていたのだった。
"えっ?!ラース兄さん?!"
私が思わず声を上げるとその声に気付いた保護者達も自分の背後をみて驚いていた。
ラース兄さん達はともかくあの四人もそれなりに武装して来ていたからだ。
「コラ!お前たち!家で待ってろって言っただろうが!」
カジマルおじさんがそう言って後からきたラース兄さん達に注意をするのだった。
どうやらラース兄さん達は保護者達を呼びにいった際、家に残るよつに言いつけられていたのにそれに反してここへやってきた様だった。
カジマルおじさんがそうラース兄さんだに注意をすると...。
「わ、私達が行くって無理を言ったんです!」
「そうです!私達だって男です!戦えます!」
「対して役にはたてないかもしれませんが...。」
「それでも、自分達だけ大人しく待ってるなんてできません!」
なんと、あの四人がそう言ってカジマルおじさんに食ってかかったのだった。
言っている台詞はかっこいいことを言っているのだが...手足はガタガタに震えているため少し台無しだった。
しかし...その心意気はあのクソみたいな奴だったとは思えないぐらい素晴らしいものだったから聞いていて嬉しかった。
そんな彼らにカジマルおじさん達は溜息を吐きながらやれやれと言いながらも...。
「いいか。その心意気は素晴らしい。しかし、今のお前達では完全な足手まといだ。」
「それに、待つって言うことも大事なことよ。私達に何かあった時、残っているあなた達があとの対処をしなくてはいけないのよ?」
「皆んながここに来てしまっては意味がないじゃない。待ってろってって言う意味をちゃんと理解して行動しないと...。」
「ラース、ローダン、フレア。お前達ごついていながら...。と言ってもお前達も大人しく待っていられるタチではなかったなぁー。はぁー。」
「まぁ~今回はスノーが一人で全てやってのけたら良かったけどよ。毎回こうとはかぎらねぇー。」
「言われたことを守ると言うのも男しては大事な事だ。それができなんでは、いつになっても一人前にはなれない。」
"まぁ~今はこの残骸を持って帰らないといけないから人では多いにこしたことはないわ。"
"来たからには手伝っていけよ。"
保護者達が何を言っているのかわからないのか、ラース兄さん含めて四人は目をパチクリさせていたので、保護者達が視界の前を退いて...例の魔物の変わり果てた姿を見せたのだった。
それを見てラース兄さん、ローダン、フレアは嘆願の声を上げる一方...四人は白目を向いて倒れたのだった。
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