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第一章
1-138 国王の息子全員集合?!!
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子猫...ならぬ王子二人が突然来てから数日後の事。
建設現場にいつもの姿の国王と...???
見知らぬ男性が三人と以前の子猫二匹が居た。
しかもかなりラフな姿で。
驚きながらも私達はいつもの様に国王に挨拶をした。
"おっ!おっさん。やっと来たな!おはようさん。"
"おはようございます。"
"おはようございます。もう仕事大丈夫なんですね!"
"あっ!おはようございます!"
「おはようございます。もう仕事大丈夫なんですか?」
私達それぞれの挨拶に国王は苦笑いを浮かべながら返事をくれた。
「おはよう!イヤー実はね...。」
国王が何かを言いかけた時だった。
「あなた方が、この国で過ごされているドラゴンの御兄弟ですか?父が、国王がお世話になってます。皇太子のアルフリッドです。どうぞお見知り置きを。」
「どうも第二王子のアルフです。どうぞよろしいお願いします。」
「第三王子のアレフです。先日は弟達が失礼をしました。ほらお前達ちゃんと挨拶とこの間の非礼をお詫びしないか!」
「...第四王子のクリスです。」
「...第五王子のクレフです。」
「「先日はどうも悪かったです!」」
そう言うとそそくさと国王の後ろに逃げる子猫二匹。
私達は目をパチクリしせながらも状況を飲み込んでいき挨拶を返した。
"ご丁寧にありがとうございます。
私達は見た目は人間ですが、ドラゴン族のものです。
私は四兄弟の三番目にして調舒のスノーです。"
"私は次男のラースです。どうぞよしなに。"
"僕は三男で末っ子のローダンです。よろしくです。"
「俺はこいつらの幼馴染兼兄弟のフレアだ。」
"俺がこのドラゴン兄弟の長男のブルームだ。チビ共ちゃんと剣を抜いたらどう言う事かまなんだか?"
ブルーム兄さんは意地悪な笑みを浮かべて国王の後ろに隠れた二匹...もとい二人の王子に声をかけた。
二人はビクッとなりながらも頷いていた。
そんなブルーム兄さんに皇太子は頭を下げた。
「先日は弟達がとんだ無礼をしたにも関わらず温情をかけて頂き誠にありがとうございます。幼い弟に代わり礼を申します。」
皇太子の対応にブルーム兄さんは困惑して私の元へとやってきた。
"おい!スノーあれはどうしたらいいんだ??"
兄のそんな姿をみて皇太子とその他の王子達は驚いていた。
私は呆れながらも兄さんに代わって皇太子に礼を返した。
"すみません。馬鹿な兄でして。こんな丁寧な対応をされた事がないものでして。
先日の件に関してはこちらとしてはなんとも思ってませんので大丈夫です。
父親思いの可愛い姿を見せて貰っただけですので。"
私がそう笑顔で返事をすると皇太子と第二、第三王子の顔が真っ赤に...。
それを見て兄達とフレアの何かのセンサーが反応したらしく不機嫌オーラが?!
えっ?!なんで?!と感じながらも私は兄達を宥めていると国王が私達に声をかけてきた。
「実は...しばらく息子達も建築に参加する事になったんだ。
国政があるので毎日とはいかないけど...頼むね?」
国王の言葉に私達が驚きの声を上げたのは言うまでもない。
建設現場にいつもの姿の国王と...???
見知らぬ男性が三人と以前の子猫二匹が居た。
しかもかなりラフな姿で。
驚きながらも私達はいつもの様に国王に挨拶をした。
"おっ!おっさん。やっと来たな!おはようさん。"
"おはようございます。"
"おはようございます。もう仕事大丈夫なんですね!"
"あっ!おはようございます!"
「おはようございます。もう仕事大丈夫なんですか?」
私達それぞれの挨拶に国王は苦笑いを浮かべながら返事をくれた。
「おはよう!イヤー実はね...。」
国王が何かを言いかけた時だった。
「あなた方が、この国で過ごされているドラゴンの御兄弟ですか?父が、国王がお世話になってます。皇太子のアルフリッドです。どうぞお見知り置きを。」
「どうも第二王子のアルフです。どうぞよろしいお願いします。」
「第三王子のアレフです。先日は弟達が失礼をしました。ほらお前達ちゃんと挨拶とこの間の非礼をお詫びしないか!」
「...第四王子のクリスです。」
「...第五王子のクレフです。」
「「先日はどうも悪かったです!」」
そう言うとそそくさと国王の後ろに逃げる子猫二匹。
私達は目をパチクリしせながらも状況を飲み込んでいき挨拶を返した。
"ご丁寧にありがとうございます。
私達は見た目は人間ですが、ドラゴン族のものです。
私は四兄弟の三番目にして調舒のスノーです。"
"私は次男のラースです。どうぞよしなに。"
"僕は三男で末っ子のローダンです。よろしくです。"
「俺はこいつらの幼馴染兼兄弟のフレアだ。」
"俺がこのドラゴン兄弟の長男のブルームだ。チビ共ちゃんと剣を抜いたらどう言う事かまなんだか?"
ブルーム兄さんは意地悪な笑みを浮かべて国王の後ろに隠れた二匹...もとい二人の王子に声をかけた。
二人はビクッとなりながらも頷いていた。
そんなブルーム兄さんに皇太子は頭を下げた。
「先日は弟達がとんだ無礼をしたにも関わらず温情をかけて頂き誠にありがとうございます。幼い弟に代わり礼を申します。」
皇太子の対応にブルーム兄さんは困惑して私の元へとやってきた。
"おい!スノーあれはどうしたらいいんだ??"
兄のそんな姿をみて皇太子とその他の王子達は驚いていた。
私は呆れながらも兄さんに代わって皇太子に礼を返した。
"すみません。馬鹿な兄でして。こんな丁寧な対応をされた事がないものでして。
先日の件に関してはこちらとしてはなんとも思ってませんので大丈夫です。
父親思いの可愛い姿を見せて貰っただけですので。"
私がそう笑顔で返事をすると皇太子と第二、第三王子の顔が真っ赤に...。
それを見て兄達とフレアの何かのセンサーが反応したらしく不機嫌オーラが?!
えっ?!なんで?!と感じながらも私は兄達を宥めていると国王が私達に声をかけてきた。
「実は...しばらく息子達も建築に参加する事になったんだ。
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国王の言葉に私達が驚きの声を上げたのは言うまでもない。
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