112 / 664
第一章
1-104 世界単位で子分が?!
しおりを挟む
恐怖のお説教後の日々はちゃんと義務付けられた事を守りながら過ごしていた。
私達の生活で変わってきた事はそれだけではなかった。
一番変わったのは、次から次へと他の国や街から来る新人冒険者を含めた新人冒険者連合の人達だ。
この街の新人冒険者達はともかく、他の国や街から来た新人冒険者達の私達兄弟に対する態度が(クソ)変わったのだ。
最初は汚いものを見る目で見ていたのが、今や気持ち悪いぐらいの目を輝かせて見つめてくる。
それだけならまだしも、私達兄弟が街を歩くだけで道端に整列して敬礼したり、自ら荷物持ちに名乗り出たりと行動が奇怪になってきたのだ。
なにより凄いのが、私達兄弟の(クソ)熱い信者になりドラゴン兄弟愛好会(ファンクラブ)まで結成していたのだ。
このファングラフの会長はツルピカさんで、大きくドラゴン兄弟愛好会(ファングラブ)と言うものがあるなか、各兄弟ごとの小さな愛好会(ファンクラブ)が存在した。
そしてその愛好会(ファングラブ)の人達は私達兄弟を模した木彫り人形を各自持参して参加するしきたりのようなものが存在していた。
なにより週に一回はその集まりに私達兄弟もお呼ばれするのだ。
そんな状況に保護者達は生暖かい眼差しを向けながら黙認してくれているのだ。
基本私達に害がなければいいらしい。
なにより彼らが私達に友好的になってくれた事により依頼がスムーズにこなせる様になったのと、他国や他の街との交流が友好的になっていた。
今回のこの新人冒険者達との交流?面倒見ることによって今まで得られなかった利益を国単位んで得られた事がなにより大きかったようで、私達の存在は世界単位で友好的なドラゴンとして認可されたのだ。
その褒賞として私達兄弟とその保護者は世界的な国賓としての位を貰った。
これってなに?って聞くと、どうやら私達兄弟とその保護者は顔パスで自由に国を行き来できる上に、住みたい所に自由に住めて生活の全てを世界のお偉いさんが全て見てくれると言うのだ。
その代わり私達は人間の友好的なドラゴンとして過ごす事と、冒険者ギルドから依頼された事はある程度協力する事がお願いされた。
別に義務付けられた訳でないので了承した。
何より私達は世界単位で子分が出来た気持ちで嬉しくて仕方がなかった。
保護者達は私達が図に乗らないように見張るのが大変だが、私達が楽しそうに生き生きと生活している事が何よりだと言って本当はかなり喜んでいるのだった。
そしてこの事はドラゴン族にとって大きな革命となっているとはこの時私達兄弟もその保護者達も思いもよらなかったのだ。
私達の生活で変わってきた事はそれだけではなかった。
一番変わったのは、次から次へと他の国や街から来る新人冒険者を含めた新人冒険者連合の人達だ。
この街の新人冒険者達はともかく、他の国や街から来た新人冒険者達の私達兄弟に対する態度が(クソ)変わったのだ。
最初は汚いものを見る目で見ていたのが、今や気持ち悪いぐらいの目を輝かせて見つめてくる。
それだけならまだしも、私達兄弟が街を歩くだけで道端に整列して敬礼したり、自ら荷物持ちに名乗り出たりと行動が奇怪になってきたのだ。
なにより凄いのが、私達兄弟の(クソ)熱い信者になりドラゴン兄弟愛好会(ファンクラブ)まで結成していたのだ。
このファングラフの会長はツルピカさんで、大きくドラゴン兄弟愛好会(ファングラブ)と言うものがあるなか、各兄弟ごとの小さな愛好会(ファンクラブ)が存在した。
そしてその愛好会(ファングラブ)の人達は私達兄弟を模した木彫り人形を各自持参して参加するしきたりのようなものが存在していた。
なにより週に一回はその集まりに私達兄弟もお呼ばれするのだ。
そんな状況に保護者達は生暖かい眼差しを向けながら黙認してくれているのだ。
基本私達に害がなければいいらしい。
なにより彼らが私達に友好的になってくれた事により依頼がスムーズにこなせる様になったのと、他国や他の街との交流が友好的になっていた。
今回のこの新人冒険者達との交流?面倒見ることによって今まで得られなかった利益を国単位んで得られた事がなにより大きかったようで、私達の存在は世界単位で友好的なドラゴンとして認可されたのだ。
その褒賞として私達兄弟とその保護者は世界的な国賓としての位を貰った。
これってなに?って聞くと、どうやら私達兄弟とその保護者は顔パスで自由に国を行き来できる上に、住みたい所に自由に住めて生活の全てを世界のお偉いさんが全て見てくれると言うのだ。
その代わり私達は人間の友好的なドラゴンとして過ごす事と、冒険者ギルドから依頼された事はある程度協力する事がお願いされた。
別に義務付けられた訳でないので了承した。
何より私達は世界単位で子分が出来た気持ちで嬉しくて仕方がなかった。
保護者達は私達が図に乗らないように見張るのが大変だが、私達が楽しそうに生き生きと生活している事が何よりだと言って本当はかなり喜んでいるのだった。
そしてこの事はドラゴン族にとって大きな革命となっているとはこの時私達兄弟もその保護者達も思いもよらなかったのだ。
10
お気に入りに追加
578
あなたにおすすめの小説
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
悪役令嬢に転生したので、剣を執って戦い抜く
秋鷺 照
ファンタジー
断罪イベント(?)のあった夜、シャルロッテは前世の記憶を取り戻し、自分が乙女ゲームの悪役令嬢だと知った。
ゲームシナリオは絶賛進行中。自分の死まで残り約1か月。
シャルロッテは1つの結論を出す。それすなわち、「私が強くなれば良い」。
目指すのは、誰も死なないハッピーエンド。そのために、剣を執って戦い抜く。
※なろうにも投稿しています
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
冷酷皇子に嫁いだお飾り妃、話に聞いていたのと何か違う~デフォルトで溺愛ルートに入ってるんですけど~
凜
恋愛
ある日、美少女令嬢に転生したことにアリア・ラケウスは気が付いた。しかも、数日後には評判の悪い第一皇子ライン・サーナイトに嫁ぐことになっていた。
とにかく冷酷だという第一皇子、しかも外見も褒められたものではないらしく、転生早々大ピンチに。
しかし、嫁いでみたらあら不思議。とりあえず世間体を保つための結婚だと言われていたのに、冷酷皇子はアリアを溺愛し始めたではないか。至れり尽くせり贅沢三昧を与えてくる皇子に、アリアも皇子の評判を良くするため一念発起することにした。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる