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第一章 

1-85 久しぶりの長老との再会

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 お姉さんから衝撃の言葉を聞いて、意識を手放した私。

私が目を覚ました時には、何故か長老や叔父さん達の姿があった。

私が目を覚まして周りを見渡すと皆んななぜか涙を流していた。

両親と兄弟が抱きついて離れなかった。

よくよく話を聞くと私はあの後二週間程寝込んでいた様だ。

意識も戻らずひたすら眠り続ける私。

なかなか起きない私のために父さんは里に飛んでいって長老を連れて来たのだった。

その際話を盗み聞きしていた叔父さん達も来たとの事。

そんなにドラゴンが集まっても大丈夫なの?と思いもしたが、よくよく見たら皆んな人形(ヒトガタ)をとっていた。

そして二週間ぶりに目覚めた私は元の姿に戻っていたのだった。

二週間寝込んでいる間私は熱を出したり、魔力が暴走しかけたりと大変だったとのこと。

私の魔力とあの食べた蜂蜜の成分がどうも合わなかった様で、拒否反応が出たのだった。

そなために高熱が出たり、意識を失ったりしたのだったようだ。

今回の件に関して、キリル姐さんがかなり責任を感じていた。

あの問題の蜂蜜に関しては、私が寝込んでいる間に処分されたみたいだ。

代わりに普通の蜂蜜が保管されているとの事だが、私はしばらく蜂蜜はいいかなぁ...と思った。

 しかし、久しぶりにあった長老と叔父さん達は元気そうで良かった。

特に長老はますます貫禄が出たようだ。

纏っているオーラが以前と少し違っていた。

"お前さんに若返らせてもらったからな。せっかくだから、もう一度身体を鍛え直したんだ。
そしたら、ついついやり過ぎてなぁー。"

と苦笑いを浮かべながら話す長老。

人形(ヒトガタ)だからか、筋肉隆々で引き締まった印象を受ける。

体格のいい、イケメンおじ様っていう雰囲気をかもしだしているのだった。

叔父さん達もドラゴン姿の時から思っていたが、イメケン揃いだった。

まぁ~父さんがイケメンだからそうなのだろう。

私の周りは顔面偏差値がかなり高い状態だった。

私が目覚めるきっかけは長老が調合してくれた薬のおかげだった。

と言うか...お母さんが子供の頃に似たような症状を起こしたことがあったらしい。

その時に作った薬が効果があったため、長老はそれを作って飲ませてくれたようだ。

いちかばちがの賭けだったが、試して正解だったようだ。

お母さんの場合は、特製のお酒を飲んで私みたいになったようだ。

お母さん本人はすっかり忘れていたようだけどね。

「無事で何よりだ。親子だからと言って、変な所まで似なくていいのにのう。」

長老は苦笑いをしていた。

お母さんは少し不貞腐れたような感じをしていた。

私は元に戻れたし、体も以前よりスッキリした感じがしたから嬉しかった。

 
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