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第一章
1-52 うちの両親って...てか、お母さん!?
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「まず、あの凶悪そうな顔の奴だか、見た目はアレだが...根はクソ良いぞ!
この中で、1番子供好きだしな。名前は、【カジマル】だ。
で、あの胸だけがバカデカイのが、あー見えて1番身のこなしは軽やかで、素早い。名前は、【ティファナ】だ。
その横にいる、筒みたいな武器を持っている奴な。この中で1番目が良いんだ。名前は、【ライティ】だ。
あと、魔女ぽい服を着ている奴な。見た目通り、魔女だ。魔法が得意で、使えない魔法はないんじゃないか?ってな感じだ。名前は、【キリル】だ。
最後が、糸目のエセ臭い奴な。その認識で間違いないぞ。俺もそう思っているから。でも、弓の腕は世界一だ。名前は、【コスモ】だ。
あっ、俺の名前もまだ教えてなかったな。俺の名前は、【ライデン】で、息子は、【ライフェル】。息子の嫁は、【ティティ】で、孫は【フレア】だ。
因みに、この5人は俺と同じでSSS級の冒険者だ。」
と、初めて聞く名前と素性。
両親の友達は、とんでもない人ばかりだった。
以前聞いた話では、SSS級の冒険者って数が少なかったはず...。
それなのに、この家に6人も...。
何より、ずっと過ごしていた年配の男性とその家族の名前を今日初めて知ったのだった。
"えっ?おじさんにも名前があったんだ。"
私はその言葉を言うので、精一杯だった。
何せ頭の中の整理が追いつかなかった。
兄達なんか、固まったままだった。
"やっぱり驚いたか....。だからお前達が一気に集まるのはいやだったんだ。"
"一気に集まろうが、バラで集まろうが、このメンバーならこの子達は驚くわよ。"
そう話す両親。
「ひでぇ~!まるで俺達悪者みたいじゃん!」
ツンツン頭の...ライティと呼ばれた人が、お父さん達に文句を言っていた。
「ちょっと、それより何よ!あの紹介の仕方!おかしくない?!」
ツンツン頭のライティさんの頭を両手で押しのけつつ身を乗り出して、大きな声で文句を言うティファナと呼ばれた人。
「確かに。あの紹介の仕方は、品がないわね。」
そう言って、ティファナさんと同調して文句を言ってきたキリルと呼ばれた人。
ガジマルと呼ばれた人とコスモと呼ばれた人は、なぜか落ち込んでいた。
なんか...
"カオスだね"
なんとかこの状況に慣れてきて、思わずそう呟く私。
私の言葉に、おじさんことライデンが頭を撫でてくれた。
「面白い連中だろう?いいか、この連中を覚えておけ。もし、お前達が親元を離れて、人間の世界にかかわる感じで冒険をする事になる時が来たら、コイツらを頼れ。どんな人間よりコイツらの方が誰よりも安全で、頼りになる。
何より、コイツらより強いのはお前の両親ぐらいだからな。」
その言葉に、その場にいる人達は複雑そうな表情をしつつも頷いた。
「実はな...ここにいる連中だが、俺も含めて一度はお前さんの両親に喧嘩を吹っ掛けた事があるだが...一度も勝てた試しがないんだよなぁー。
これは、本当だぜ?ガチでかかっていってもかすり傷一つつけれなかったんだぜ?凹むったらありゃしない。
一対一もだけどもよ、六対一でも勝てなかったんだぜ?!」
その言葉に私は目を見開いて驚いた。
すると、お母さんは照れ隠しの様にライデンさんの脇腹に右ストレートを入れた。
すると、鈍いボキって音が聞こえた様な...聞こえなかった様な...。
SSS級冒険者より強いって...お母さん達っていったい...。
そんな疑問を感じつつも、お母さんの右手ストレートをくらって、地味に悶えるライデンさんを気遣うのだった。
この中で、1番子供好きだしな。名前は、【カジマル】だ。
で、あの胸だけがバカデカイのが、あー見えて1番身のこなしは軽やかで、素早い。名前は、【ティファナ】だ。
その横にいる、筒みたいな武器を持っている奴な。この中で1番目が良いんだ。名前は、【ライティ】だ。
あと、魔女ぽい服を着ている奴な。見た目通り、魔女だ。魔法が得意で、使えない魔法はないんじゃないか?ってな感じだ。名前は、【キリル】だ。
最後が、糸目のエセ臭い奴な。その認識で間違いないぞ。俺もそう思っているから。でも、弓の腕は世界一だ。名前は、【コスモ】だ。
あっ、俺の名前もまだ教えてなかったな。俺の名前は、【ライデン】で、息子は、【ライフェル】。息子の嫁は、【ティティ】で、孫は【フレア】だ。
因みに、この5人は俺と同じでSSS級の冒険者だ。」
と、初めて聞く名前と素性。
両親の友達は、とんでもない人ばかりだった。
以前聞いた話では、SSS級の冒険者って数が少なかったはず...。
それなのに、この家に6人も...。
何より、ずっと過ごしていた年配の男性とその家族の名前を今日初めて知ったのだった。
"えっ?おじさんにも名前があったんだ。"
私はその言葉を言うので、精一杯だった。
何せ頭の中の整理が追いつかなかった。
兄達なんか、固まったままだった。
"やっぱり驚いたか....。だからお前達が一気に集まるのはいやだったんだ。"
"一気に集まろうが、バラで集まろうが、このメンバーならこの子達は驚くわよ。"
そう話す両親。
「ひでぇ~!まるで俺達悪者みたいじゃん!」
ツンツン頭の...ライティと呼ばれた人が、お父さん達に文句を言っていた。
「ちょっと、それより何よ!あの紹介の仕方!おかしくない?!」
ツンツン頭のライティさんの頭を両手で押しのけつつ身を乗り出して、大きな声で文句を言うティファナと呼ばれた人。
「確かに。あの紹介の仕方は、品がないわね。」
そう言って、ティファナさんと同調して文句を言ってきたキリルと呼ばれた人。
ガジマルと呼ばれた人とコスモと呼ばれた人は、なぜか落ち込んでいた。
なんか...
"カオスだね"
なんとかこの状況に慣れてきて、思わずそう呟く私。
私の言葉に、おじさんことライデンが頭を撫でてくれた。
「面白い連中だろう?いいか、この連中を覚えておけ。もし、お前達が親元を離れて、人間の世界にかかわる感じで冒険をする事になる時が来たら、コイツらを頼れ。どんな人間よりコイツらの方が誰よりも安全で、頼りになる。
何より、コイツらより強いのはお前の両親ぐらいだからな。」
その言葉に、その場にいる人達は複雑そうな表情をしつつも頷いた。
「実はな...ここにいる連中だが、俺も含めて一度はお前さんの両親に喧嘩を吹っ掛けた事があるだが...一度も勝てた試しがないんだよなぁー。
これは、本当だぜ?ガチでかかっていってもかすり傷一つつけれなかったんだぜ?凹むったらありゃしない。
一対一もだけどもよ、六対一でも勝てなかったんだぜ?!」
その言葉に私は目を見開いて驚いた。
すると、お母さんは照れ隠しの様にライデンさんの脇腹に右ストレートを入れた。
すると、鈍いボキって音が聞こえた様な...聞こえなかった様な...。
SSS級冒険者より強いって...お母さん達っていったい...。
そんな疑問を感じつつも、お母さんの右手ストレートをくらって、地味に悶えるライデンさんを気遣うのだった。
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